シラバス情報

科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
経済政策入門 (水3)
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Introduction to Economic Policy
授業コード Class code
9960401
科目番号 Course number
L2HSSSCb24

教員名
大久保 和宣
Instructor
Kazunobu Okubo

開講年度学期
2026年度後期
Year
2026年度
Semester
②Second semester
曜日時限
水曜3限
Class hours
Wednesday/3rd

開講学科・専攻 Department
創域理工学部(一般教養科目)

A course of liberal arts, the Faculty of Science and Technology
単位数 Course credit
2.00単位
授業の方法 Teaching method
講義

Lecture
外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
-
授業の主な実施形態 Main class format
① [対面]対面授業/ [On-site] On-site class

概要 Description
経済学を初めて学ぶ者のために、マクロ経済学の基礎概念と理論について解説する。また、それらを応用して、「政府が行う財政政策や中央銀行が行う金融政策が一国のGDPの水準にどのようなメカニズムでどのような影響を及ぼすのか」を体系的に学ぶ。さらに、経済成長を促すための各種の政策手段と、それらが生産性やGDPの水準に及ぼす効果についても学ぶ。
目的 Objectives
総消費、総投資、物価水準、利子率、賃金率、失業率などの様々なマクロ経済変数が、どのように関連し合い、統合されたひとつのシステムを形成しているのかを理解する。そして、財政政策や金融政策がそのシステムのどの部分にどのように作用するのかを、巨視的な視点から理解することを直接的な目的としている。

さらに、本学のディプロマ・ポリシーに掲げられている様々な方針のうち、「自然・人間・社会に係る幅広い教養を修得し、専門分野の枠を超えて横断的にものごとを俯瞰できる能力」を涵養することが、この科目のより深いレベルの目的である。また、「修得した専門知識や教養をもとに、論理的・批判的に思考し、積極的な姿勢で判断し、行動する能力」の涵養も目指している。後者の能力は、投票等をつうじて政治的市民として行動する際の基礎となる。


到達目標 Outcomes
・マクロ経済学の基礎的な概念と理論を理解し、それらを応用して現実の経済現象と経済政策の期待される効果について解説できる。
 ①国民総生産(GDP)は、どのように定義され測定されるのか。
 ②物価水準は、どのように定義され測定されるのか。
 ③マクロ経済の「三面」とは何か。それらが「等価」であるとはどのようなことを意味するのか。
 ④一国のGDPの規模はどのようにして決まるのか。
 ⑤総需要の構成要素の増加は、GDPの水準にどのような規模のどのような影響を及ぼすのか。
 ⑥政府や中央銀行は、景気の安定化や経済成長のために何ができるのか。




卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます(学部対象)。
履修登録の際に参照ください。
​You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments).
https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/​​​
履修上の注意 Course notes prerequisites
授業期間中における継続的かつ習慣的な学習と体調の管理ができる自信がある者のみ、この科目を履修登録してほしい。この科目では、毎回復習のための宿題が課される。それぞれに提出期限が設けられており、基本的に、提出しなかった場合の代替措置はない。ただし、身体的・精神的な障がいや持病・虚弱体質など、「合理的配慮」を必要とする者については、本人からの配慮の要請があった場合に必要な措置を講じる。






アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
小テストの実施 Quiz type test
授業期間中に、いくつかのアンケートを実施する。例えば、給付金や定額減税で増えた可処分所得の使途、株式や債券等の金融商品の購入意向、教育の無償化に関する賛否等について尋ねるものである。アンケートの回答データを整理したものを、授業の教材として用いる。なお、アンケートに協力した者には、成績評価において適当な加点をする。

準備学習・復習 Preparation and review
予習(90分):毎回、教科書の指定された部分を読む。

復習(90分):教科書や講義資料を読み返したり、授業中に取ったメモを整理する。毎回、復習の成果を確認するための小テスト(「復習テスト」と呼ぶ)を課す。



成績評価方法 Performance grading policy
[成績評価方法]
・毎回課す宿題である「復習テスト」の合計得点:60%
・到達度評価試験の得点:40%
・「復習テスト」の合計得点と、後述する加点事由のみで、
 単位を取得することはできない。到達度評価試験の得点が、
 合否を分ける閾値を超えていなければならない。

・加点事由:授業期間中に実施するアンケートへの回答
・減点事由:4回以上の欠席

・「復習テスト」は、LETUSを用いてオンラインで行う。用語の定義、問題の性質・原因・帰結、政策手法の論理的根拠と期待される効果等について問う。
・到達度評価試験は、学期末に実施するペーパーテストである。

[フィードバックの方法]
・「復習テスト」は自動採点され、各人に毎回結果が通知される。
・「復習テスト」の平均点・得点分布・正答などをまとめて、次の回の授業までに公開する。

学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している
・B:到達目標を達成している
・C:到達目標を最低限達成している
・D:到達目標を達成していない
・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S:Achieved outcomes, excellent result
・A:Achieved outcomes, good result
・B:Achieved outcomes
・C:Minimally achieved outcomes
・D:Did not achieve outcomes
・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
Y
書誌情報 Bibliographic information
『経済学入門(日評ベーシック・シリーズ)』, 奥野正寛, 日本評論社, 2017年, ISBN 9784535806092
MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
​https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
​​https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/

参考書・その他資料 Reference and other materials
[参考書]
・特に指定しない。

[その他資料]
・各回の授業の前日までに、講義資料のファイルをLETUSにアップロードする。
・印刷したものは配らないので、メモ等のために必要だと考える者は自分で印刷してきてほしい。



授業計画 Class plan


テーマ
内容
目標
第1回オリエンテーション成績評価方法の解説、マクロ経済政策の目標この科目の成績評価方法について説明できる。
マクロ経済学の特徴とマクロ経済学が誕生した経緯について説明できる。
第2回国民経済計算(1)フロー変数とストック変数、国内総生産(GDP)の概念国内総生産(GDP)の概念について説明できる。
第3回国民経済計算(2)名目値と実質値、物価水準の指標(GDPデフレータ、消費者物価指数)GDPデフレータや消費者物価指数がどのようにして計算されるのかを説明できる。
第4回国民経済計算(3)付加価値の合計としてのGDP、最終財の価値の合計としてのGDPGDP統計の作成方法について説明できる。
第5回三面等価の原則(1)経済の諸活動、マクロ経済の三面(生産・分配・支出)マクロ経済の三面(生産・分配・支出)について説明できる。
第6回三面等価の原則(2)総生産と総所得、総生産と総支出、在庫投資、数量調整「超短期」において財市場の不均衡がどのように調整されるのかを説明できる。
第7回45度線モデルケインズ型消費関数、総需要曲線、均衡GDPと完全雇用GDP45度線モデルを用いて、一国のGDPの水準がどのように決まるのかを説明できる。
第8回財政政策の手法と効果乗数過程と乗数効果、限界消費性向と乗数の大きさ、投資・財政支出・減税の乗数、
永続的な需要創出と単発の需要創出の効果
乗数の概念について説明できる。総需要の構成要素の永続的あるいは単発の増加が、どのようなメカニズムをつうじて総生産(総所得)を増加させるのかを説明できる。
第9回投資の決定要因投資の限界効率表、利子率、総投資個々の企業がどのように投資額の水準を決めるのかを説明できる。
経済全体としての投資額の水準(総投資)がどのようにして決まるのかを説明できる。
第10回金融政策の手法と効果債券価格と利子率、公開市場操作中央銀行が行う公開市場操作が働くメカニズムとその効果について説明できる。
第11回AD−ASモデルによるマクロ経済政策の分析(1)実質資産効果、利子率効果、総需要曲線総需要曲線が右下がりに描かれる理由を説明できる。
第12回AD−ASモデルによるマクロ経済政策の分析(2)マクロ生産関数、長期の労働市場の均衡と長期の総供給曲線「長期」の総供給曲線が垂直に描かれる理由を説明できる。
第13回AD−ASモデルによるマクロ経済政策の分析(3)短期の労働市場の均衡と短期の総供給曲線「短期」の総供給曲線が右上がりに描かれる理由を説明できる。
第14回AD−ASモデルによるマクロ経済政策の分析(4)総需要曲線と総供給曲線のシフト、ゼロ金利制約を考慮した場合の総需要曲線総需要曲線と総供給曲線をシフトさせる要因とシフトの方向を説明できる。
財政政策や金融政策が働くメカニズムとそれらがGDPに及ぼす効果について説明できる。
ゼロ金利制約を考慮した場合の総需要曲線の形状とその場合の財政政策や金融政策の効果について説明できる。
第15回AD−ASモデルによるマクロ経済政策の分析(5)時間的視野とマクロ経済政策(景気安定化政策と成長促進政策)時間的視野によってマクロ経済政策の重点が異なり、それぞれに適切な手法があることを説明できる。


担当教員の実務経験とそれを活かした教育内容 Work experience of the instructor
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教育用ソフトウェア Educational software
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備考 Remarks
・必須ではないが、「経済学」を履修済みであるか、同時並行的に履修することが望ましい。


授業でのBYOD PCの利用有無 Whether or not students may use BYOD PCs in class
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授業での仮想PCの利用有無 Whether or not students may use a virtual PC in class
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