|
教員名 : 鞆 達也
|
科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
環境学 (環境1)(後・水5)
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Ecology
授業コード Class code
99K1575
科目番号 Course number
L1IDIFEc21
教員名
門脇 仁、鞆 達也
Instructor
Hitoshi Kadowaki, Tatsuya Tomo,
開講年度学期
2026年度後期
Year
2026年度
Semester
②Second semester
曜日時限
水曜5限
Class hours
Wednesday 5th Period
開講学科・専攻 Department
理学部第一部(一般教養科目)、経営学部(一般教養科目)
A course of liberal arts, the Faculty of Science Division Ⅰ A course of liberal arts, the School of Management 単位数 Course credit
2.00単位
授業の方法 Teaching method
講義
Lecture 外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
-
授業の主な実施形態 Main class format
① [対面]対面授業/ [On-site] On-site class
概要 Description
「環境」は人文系、社会系、自然系にまたがる総合的な学問として設定された授業科目である。このような授業科目 には、本学部ではこの他に「防災」がある。
「環境」は、複雑な現代社会の中でも多様な側面をもつことにおいては最たるものであろう。講師はそれぞれの分野 に詳しい専門家であり、「環境」問題の全貌がその講義によって明らかにされるだろう。 この講義を手がかりに、さらに地球環境の問題など人類が抱える大きな課題についての関心を深く、自分で学習を続けることが望ましい。 <門脇 仁> 気候変動、生物多様性の減少、天然資源の枯渇、途上国の環境問題といった地球規模の問題への対応にともない、私たちの消費生活、生産技術、価値観などは「生態系との共存」を不可欠とする方向へ変化している。本講では、生態系の中の人間に求められる環境倫理を踏まえ、大量生産社会から循環型で持続可能な社会への移行を反映した社会システム、経済活動、国際協力、ライフスタイルなどの具体的な事例を考察する。それによって環境と社会発展の間に横たわるさまざまな思考の体系を身につける。 目的 Objectives
本講義は、以下の2つを大きな目的として掲げる。
1:「環境」に関する多様な問題について、その問題の原因・影響や社会における対策・取り組みを総合的に把握すること。 2:多面的な視点から「環境」を読み解くことを通して、「環境」に関わる学問諸分野の思考の方法・体系を理解すること。 <門脇 仁> 環境問題と人間社会の関わりについての多方面からの考察を通じ、受講者一人ひとりが生態系を発想の原点とした技術革新、経済システム、法制度、創造・教育活動などに取り組むための思考基盤を養う。 到達目標 Outcomes
・「環境」に関する様々な問題についてその特質を把握し、適切な解決手段について主体的に構想する力や、多様な価値観を尊重しつつ議論する力を身につける。
<門脇 仁> 前半では、講義概要で述べた環境保全型の社会システムやライフスタイルなどを広義における「文化」ととらえ、人間の環境文化行動と結びついた科学技術の発展と、持続可能な社会形成に役立つ思考基盤を身に着ける。後半では、環境科学のいくつかの分野で生態系の問題を検討し、対策や技術についても考察する。 卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます(学部対象)。
履修登録の際に参照ください。 You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments). https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/ 履修上の注意 Course notes prerequisites
<門脇 仁>
後期全15回の講義。講義は、事例研究(ケーススタディ)も含む。授業には毎回出席が必要。穴埋め形式の設問を含めたパワーポイント資料を配布し、受講者自身の考察を深めながら講義を進める。必要に応じて参考文献も紹介するので、目を通すことが望ましい。なお、各回の授業後にはリアクションペーパーを記入いてもらい、レポート内容と同等に評価する。 アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
小テストの実施 Quiz type test/-
-
準備学習・復習 Preparation and review
<門脇 仁>
授業レジュメを講義前にアップしてある場合は、事前に目を通すこと。授業で指定する回の講義には、テキストを前もって読んでおくのが望ましい。 成績評価方法 Performance grading policy
<門脇 仁>
出席数、レポート、リアクションペーパー、授業参加度を総合して評価する。 学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している ・B:到達目標を達成している ・C:到達目標を最低限達成している ・D:到達目標を達成していない ・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している ・S:Achieved outcomes, excellent result ・A:Achieved outcomes, good result ・B:Achieved outcomes ・C:Minimally achieved outcomes ・D:Did not achieve outcomes ・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation 教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
Y
書誌情報 Bibliographic information
『広葉樹の国フランスーー「適地適木」から自然林業へ』(門脇仁著、築地書館)
MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/ It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store). https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/ 参考書・その他資料 Reference and other materials
<門脇 仁>
『エコカルチャーから見た世界ーー思考・伝統・アートで読み解く』(門脇仁著、ミネルヴァ書房) 『エコロジーの歴史』(パトリック・マターニュ著、門脇仁訳、緑風出版) 『最新環境問題の基本がわかる本』(門脇仁著、秀和システム) 『マスが語る、川の記憶ーー水辺の生き物と森と人類のつながり』(ビル・フランソワ著、門脇仁訳、築地書館) 『香りの起源を求めてーー香水を支える植物18の物語』(ドミニーク・ローク著、門脇仁訳、築地書館) 『樹盗ーー森は誰のものか』(リンジー・ブルゴン著、門脇仁訳、築地書館) 授業計画 Class plan
全ての授業回を対面で受講することを求める
門脇 仁 「環境と文化」(1〜8回)「環境と科学」(9〜15回) 1 生態系の中の人間:農耕文明以来、自然を改変して来た人間の歴史をたどり、環境問題の根本にあるエコシステムと社会システムの相関性について講義。 2 共生の思想と文化:地球規模・地域規模での環境問題に対する反省から生まれた各種の環境思想や、バイオコンシャスな文化潮流、さらに一人ひとりの環境意識に根ざした「環境文化行動」の実例を見る。 3 資源循環型のライフスタイル:気候変動、天然資源の枯渇といった地球規模の環境問題への取り組みのひとつとして、資源循環型のライフスタイルを考察。 4 持続可能性とグローバル社会:国連持続可能な開発目標(SDGs)を例に、企業とステイクホルダーの取り組みを通じて地球規模での持続可能性を達成しようとする経済・流通・消費などのメカニズムを考察。 5 世代間倫理と自然保護:将来世代の発展を損なわない現在世代の発展とは何か。21世紀の科学技術が経済成長だけでなく、社会の健全な発展も可能にしていくうえで、産・官・学・民が共通に認識すべきテーマを検証。 6 ケーススタディ① ヨーロッパの森林再生史:歴史上、開墾や度重なる戦乱などで原生林の大部分を失ったヨーロッパの国々が、どのようにして森林を再生し、持続可能な林業を実践してきたかを、森林保全政策や育林技術などの変遷を通じて考察する。 7 ケーススタディ② 北米大陸西海岸の自然保護:現代の米国カリフォルニア州オリックを例に、セコイア原生林などの自然保護政策が地域住民の生活にどのような影響を及ぼしているかを解説する。 8 ケーススタディ③ 環境問題の克服と地域の再生:熊本県水俣市の「もやい直し」を例に、公害にともなう生活基盤の危機が、地域社会のどのような取り組みによって克服され、環境再生が実現されてきたかを検証する。 9 エネルギー問題と環境:再生可能エネルギー、特に太陽光発電とバイオマス発電について、開発の現状と問題点を考察する。 10 海洋と環境:地球規模の気候に海洋が与える影響を知り、現在起こっている海流の変化が異常気象などにどう関連するかを考察する。 11 淡水生物の環境:川や湖や湿地といった、両生類・魚類などの生息する環境が人間活動によって変化している現状を考察。 12 野生動物と人間社会の共生:外来の野生動物による食害の問題を例に、野生動物と人間社会が共生していくための原則や、具体的な対策を知る。 13 微生物と環境:微生物を階層的に分類し、エネルギー問題や環境汚染防止に役立てることのできる微生物について考察する。 14 科学技術と環境:地球環境問題や公害を防止する科学技術の傾向と、持続可能な社会に向けた技術開発のありかたを検討する。 15 総括(第1回から第14回までのまとめ) 担当教員の実務経験とそれを活かした教育内容 Work experience of the instructor
<門脇仁>
「国連持続可能な開発委員会」の理念にもとづく国際援助専門誌を経て渡仏し、フランス国立ヴァンセンヌ・サン=ドニ大学上級研究課程人間環境学研究科を修了。在仏中、「フランス環境ジャーナリスト連盟」に加盟。帰国後、トロントに本部を置く国際環境保護団体ICLEIに勤務した後独立し、地球環境・生態学分野の著述・翻訳(英・仏)・講義・調査研究をおこなっている。 教育用ソフトウェア Educational software
-
-
備考 Remarks
授業でのBYOD PCの利用有無 Whether or not students may use BYOD PCs in class
Y
授業での仮想PCの利用有無 Whether or not students may use a virtual PC in class
N
|