シラバス情報

科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
生化学2
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Biochemistry 2
授業コード Class code
991341E
科目番号 Course number
13CHBCH202

教員名
塚越 かおり
Instructor
Kaori Tsukakoshi

開講年度学期
2026年度後期
Year
2026年度
Semester
②Second semester
曜日時限
木曜3限
Class hours
Thursday Third Period

開講学科・専攻 Department
理学部第一部 化学科

Department of Chemistry, Faculty of Science Division Ⅰ
単位数 Course credit
2.00単位
授業の方法 Teaching method
講義

Lecture
外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
-
授業の主な実施形態 Main class format
① [対面]対面授業/ [On-site] On-site class

概要 Description
生命体のアイデンティティである核酸の構成要素・性質についての基礎的概念を解説した後、遺伝情報の変換機構について、複製・転写・翻訳の各過程を中心に説明する。あわせて組換えDNA技術についても解説する。
目的 Objectives
生命体の本質を化学的に理解するため、生命の設計図といわれる核酸(DNAおよびRNA)の性質と機能についての知識を習得する。
本学科のディプロマポリシーに定める「化学および関連する分野の基礎学力と幅広い専門知識を有し、その知識を実践する能力をもつこと」を実現するための科目である。
到達目標 Outcomes
1. 核酸の物理化学的性質を理解し、ゲノムや遺伝子が生命体にとってどのような意義をもっているかを説明できるようになる。
2. DNAの複製機構・損傷修復機構・組換え機構・転写機構・翻訳機構について学習し、原核生物と真核生物におけるそれらの機構の相違点について理解し説明できるようになる。
3. 核酸の研究を行う上で必要不可欠な様々な組換えDNA技術の原理と利用法を習得し、実践することができるようになる。
卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます(学部対象)。
履修登録の際に参照ください。
​You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments).
https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/​​​
履修上の注意 Course notes prerequisites
「生化学1」の講義内容を理解していることを前提として講義を行なうので、同科目を履修(・合格)していることが望ましい。

毎回授業内容に関する復習問題をLETUSに掲載するので、締め切りまでに必ず解答すること。遅れたものは受理しないので注意すること。

講義はパワーポイントのスライドを用いて行う。
公開不可能な資料を除き、講義前までにLETUSにスライドのPDFをアップロードする。
各自スライドPDFや教科書を閲覧しながら講義を受講すること。

アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
小テストの実施 Quiz type test
-

準備学習・復習 Preparation and review
各回の授業前に講義内容に該当する教科書の項をよく読んで予習しておくこと。
また、各回の講義内容を復習問題に回答することで振り返り、習得した内容について説明や記述できるようにすること。
成績評価方法 Performance grading policy
中間試験(50点満点)と期末試験(50点満点)を実施し、その合計点(100点満点)を用いて成績の評価を行う。
中間試験のタイミングは授業の進度や大学の行事に応じて毎年日程調整を行い、講義内でアナウンスする。
(例:2025年度に介護等体験参加に伴う講義の公欠が認められたため、学生全員が参加できるよう日程を調整した。)

毎回出席していることを前提とし、授業終了後に課す復習問題を含め全て回答することを前提としている。
復習問題の回答の有無や内容によって、最大10%の加点・減点がある。

なお、中間試験と期末試験は(1)講義中の設問およびその応用問題、(2)授業終了後に課す復習問題およびその応用問題から出題するので、
毎回の講義後の復習問題に必ず取り組むことが成績評価のいずれの面でも望ましい。
学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している
・B:到達目標を達成している
・C:到達目標を最低限達成している
・D:到達目標を達成していない
・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S:Achieved outcomes, excellent result
・A:Achieved outcomes, good result
・B:Achieved outcomes
・C:Minimally achieved outcomes
・D:Did not achieve outcomes
・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
Y
書誌情報 Bibliographic information
マッキー 生化学[第6版]T. McKee & JR McKee 著(化学同人)
MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
​https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
​​https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/

参考書・その他資料 Reference and other materials
ストライヤー著 基礎生化学(東京化学同人)、ヴォート著 基礎生化学(東京化学同人)、ハーパー著 生化学(丸善)、教養化学編集委員会編 教養化学(丸善出版)

授業計画 Class plan
すべての授業を対面で受講することを求める。

 1. はじめに:
 遺伝に関する研究の歴史的背景について理解するとともに、現在の分子生物学発展の基礎となる研究成果について説明できるようにする。

 2. DNAと染色体の構造:
 ゲノムと遺伝子の違いについて説明できるようにし、ヌクレオチドの重合体としてのDNAの構造やワトソン・クリックの二重らせんモデルの構造的特徴についての知識を習得する。さらに、染色体の構造を階層的に学習する。

 3. RNAの種類と構造・ウイルスとは:
 RNAの基本構造と分類について理解し、mRNA、tRNA、rRNAなどの機能的な違いを説明できるようにする。さらに、動く遺伝物質とよばれるウイルスの分類と構造的特徴について理解するとともに、ウイルスのライフスタイルについての知識を習得する。

 4. DNAの複製(1):
 原核生物のDNA複製機構の概略を理解するとともに、合成反応に関与するタンパク質の働きについての知識を習得する。

 5. DNAの複製(2):
 原核生物の複製機構の主要な酵素の構造的特徴と反応的特異性を理解し、反応の詳細な全体像を説明できるようにする。

 6. DNAの複製(3)と組換え:
 真核生物における複製機構の特徴を理解するとともに、相同組換えの機構についての知識を習得する。

 7. DNAの変異・損傷と修復機構:
 DNAに変異が生じる理由を理解するとともにDNAに生じた損傷のタイプとそれらに対する修復機構についての知識を習得する。

 8. 転写機構:
 原核生物の転写機構を、開始・伸長・終止の段階に分けて理解し、それぞれの詳細な過程について説明できるようにする。

 9. RNAのプロセシング:
 真核生物の転写機構の特徴について理解し、mRNAに見られる様々な修飾とプロセシングの仕組みについて理解し説明できるようにする。

 10. 翻訳機構(1):
 タンパク質合成に必要な様々な因子の働きについて理解するとともに、それらによる遺伝暗号の変換法についての知識を習得する。

11. 翻訳機構(2):
 リボソーム上で起こるタンパク質合成の詳細な機構について理解するとともに、原核生物と真核生物の間の相違点を理解し説明できるようにする。

12. 遺伝子の発現制御:
 オペロンによって制御される原核生物の遺伝子発現の仕組みを理解するとともに、真核生物の遺伝子発現制御機構についての知識を習得する。

13. 組換えDNA技術(1):
 様々な組換えDNA技術の中で、基礎的な操作の原理と利用法を習得し、実践する能力を身につける。

14. 組換えDNA技術(2):
 様々な組換えDNA技術の中で、最新の発展的技術の原理と利用法を習得し、実践する能力を身につける。

15. 達成度の確認と解説:
 講義内容についての習得度の確認を行い、内容に関する解説を行って全体の理解を深める。

担当教員の実務経験とそれを活かした教育内容 Work experience of the instructor
国立研究機関の研究員(生物系)における勤務経験を活かし、生物化学に関する講義を行う。
教育用ソフトウェア Educational software
-
-

備考 Remarks

授業でのBYOD PCの利用有無 Whether or not students may use BYOD PCs in class
N
授業での仮想PCの利用有無 Whether or not students may use a virtual PC in class
N