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教員名 : 汪 義翔
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科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
科学技術と社会 (火1)
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Science,Technology and Society
授業コード Class code
9960200
科目番号 Course number
L2IDSTSb01
教員名
汪 義翔
Instructor
Ou Gisho
開講年度学期
2026年度後期
Year
2026年度
Semester
②Second semester
曜日時限
火曜1限
Class hours
Tuesday 8:50〜10:20
開講学科・専攻 Department
創域理工学部(一般教養科目)
A course of liberal arts, the Faculty of Science and Technology 単位数 Course credit
2.00単位
授業の方法 Teaching method
講義
Lecture 外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
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授業の主な実施形態 Main class format
① [対面]対面授業/ [On-site] On-site class
概要 Description
本授業は、科学を単なる知識体系や技術の集積としてではなく、人類文明の歴史的産物として捉え、その成立と展開を社会的・思想的文脈の中で考察することを目的とする。
理論的枠組みとして伊東俊太郎氏の「人類文明の段階区分(画期)」論を参照しつつ、文明の転換が知の形態や社会構造にいかなる変化をもたらしてきたのかを文明史的視座から検討する。とりわけ、「文明と自然」「文明と科学」「現代文明と環境問題」の関係を総合的に捉え直し、科学が歴史的条件のもとで形成され、制度化されてきた過程を明らかにする。 前期「科学技術と文化」では、文明の転換と自然観の変貌を中心に、人間と自然の関係の思想史的構造を分析した。本授業ではその視点をさらに発展させ、科学という知の体系がいかに成立し、社会制度(国家・教育・学術制度など)と結びつきながら近代以降の社会を構成する力となっていったのかを考察する。 まず、人類革命・農耕革命・都市革命・精神革命といった文明史上の画期を通じて、宗教・神話・哲学といった知の形態がどのように体系化され、合理的説明原理へと展開していったのかを検討する。ついで、ギリシア自然哲学をはじめとする古代科学的思索を取り上げ、世界を統一的原理によって理解しようとする試みの成立過程を考察する。 さらに、17世紀の科学革命を中心に、近代科学が独自の方法論(実験・数学化・合理主義)を確立し、国家や教育制度、学術共同体と結びつきながら社会的制度として確立していった歴史的過程を分析する。また、インド・中国など非西欧文明における科学的知のあり方にも目を向け、文明ごとの科学概念の特徴とその社会的背景を比較する。 最終的に、近代科学を基盤とする現代科学技術社会の構造とその課題——とりわけ環境問題や文明の持続可能性——を再考し、科学と社会の相互作用を歴史的に理解したうえで、現代文明の行方について批判的かつ主体的に思索する力を養うことを目指す。 目的 Objectives
教養教育の編成方針に定める「自然・人間・社会を幅広く俯瞰できる能力」と「論理的・批判的思考力」を涵養するための科目である。具体的には、伊東俊太郎氏の「人類文明の段階区分(画期)」論を手がかりに、文明の転換と科学の成立・制度化の関係を文明史的視点から理解する。近代科学技術を基盤とする現代文明の特質と課題を歴史的に捉え、批判的に考察する力を養うことを目的とする。
到達目標 Outcomes
・文明の転換と科学の成立・制度化の関係を理解できる。
・伊東俊太郎氏の文明論を踏まえ、文明と自然・科学・環境問題の関係を体系的に捉えることができる。 ・現代科学技術社会の課題について批判的に思考し、自らの立場を論理的に表明できる。 卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます(学部対象)。
履修登録の際に参照ください。 You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments). https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/ 履修上の注意 Course notes prerequisites
・授業内容について
本授業は、科学技術そのものの知識や仕組みを直接学ぶ科目ではない。歴史・思想・文化などの人文科学的視点から、文明と自然、人間と環境、科学と社会の関係を多角的に考察する。履修にあたっては、この授業の趣旨を十分に理解すること。 ・履修開始とグループ編成 初回授業では、授業内容、成績評価およびグループ発表について説明し、グループ編成を行う。初回授業を欠席する者や、第2回以降から新たに履修する者については、受講者数や各グループの人数を確認したうえで、適切なグループに編成する。該当者は、氏名・学籍番号・所属学科を担当教員へメールで連絡すること。 ・LETUSの利用 授業に関する連絡、授業資料の配付、事前学習および課題の提出などにはLETUSを利用する。履修後は、最初の授業に参加する前に本授業のLETUSページを必ず確認し、履修期間中も定期的に確認すること。 ・出席・遅刻・欠席について 遅刻や無断欠席は、成績評価に影響する場合がある。やむを得ない事情により欠席する場合は、できる限り事前に担当教員へ連絡すること。 ・グループ活動・発表への参加 本授業では、グループ単位での発表やディスカッションを行う。グループ編成後は、各自が準備、発表および討論に積極的に参加し、グループ内で連携しながら責任をもって取り組むこと。 ・授業中の情報機器の使用 パソコン、タブレットおよびスマートフォンは、授業に必要な用途に限って使用すること。授業に関係のない動画の視聴やSNSの利用は認めない。 アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
課題に対する作文 Essay/ディベート・ディスカッション Debate/Discussion/グループワーク Group work/プレゼンテーション Presentation/反転授業 Flipped classroom
本授業では、学生が主体的に考え、議論し、発信する機会を最大限に取り入れる。具体的には、講義内容をもとにしたグループワーク、ディスカッション、プレゼンテーションなどを通じて、学習者同士の相互作用を促進する。教員は講義の解説に加え、ファシリテーターとして問いかけやフィードバックを行い、学生が問題を発見し、課題に取り組むことを支援する。さらに、事前学習で身につけた知識を踏まえ、学生が問題意識を深め、新たな視点や疑問点を見つけるプロセスを重視する。
準備学習・復習 Preparation and review
事前学習(準備学習)
各回の授業で扱うトピックやテキスト、参考文献が事前に示される場合があるので、必ず目を通しておくことが望ましい。特にディスカッションやグループ発表がある回においては、関連する資料やデータを調べ、グループ内で打ち合わせを行うなどの準備を十分に行う必要がある。 事後学習(復習) 授業終了後は、講義内容や議論の要点を整理し、疑問点や自分の意見をノートにまとめておくことが重要である。次回の授業や討論に備え、理解が不十分な点は参考文献を再確認するか、教員や他の受講者と情報共有を図るなどして補っていくことが望ましい。 成績評価方法 Performance grading policy
レポートおよび小テスト(40%)、課題・授業中の学習メモ(30%)、グループワーク(30%:発表への取り組みおよび討論への参加状況)を基に、授業内容の理解度に加え、授業への主体的な参加および学習への取り組み姿勢を含めて総合的に評価する。
学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している ・B:到達目標を達成している ・C:到達目標を最低限達成している ・D:到達目標を達成していない ・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している ・S:Achieved outcomes, excellent result ・A:Achieved outcomes, good result ・B:Achieved outcomes ・C:Minimally achieved outcomes ・D:Did not achieve outcomes ・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation 教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
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書誌情報 Bibliographic information
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MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/ It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store). https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/ 参考書・その他資料 Reference and other materials
テキスト用のプリントを配付する。テキスト以外の参考書は、授業にて詳しく紹介する。
『伊東俊太郎著作集』第4巻、第5巻、第7巻、第9巻、麗澤大学出版会。 伊東俊太郎・広重徹・村上洋一郎『思想のなかの科学』平凡社ライブラリー、2015(改訂新版)。 授業計画 Class plan
第1回 ガイダンス:科学と社会をどのように考えるか
本授業の目的・構成・評価方法を説明する。あわせて、「科学」とは何か、「社会」とは何かという基本的問いを確認し、科学を文明史的視点から捉える方法を提示する。 第2回 人類革命と知の萌芽 狩猟採集社会における宗教的世界観(トーテミズム・プレアニミズム)を検討し、自然理解と社会構造の関係を考察する。科学以前の知の形態について考える。 第3回 農耕革命と社会構造の変化 農耕社会の成立による余剰・定住・階層化の進展を踏まえ、アニミズムや大地母神信仰を通じて、自然理解と社会制度の変化を分析する。 第4回 都市革命と知の体系化 都市国家の成立、文字の発明、神話体系の形成を取り上げ、知がどのように権力と結びつき制度化されていったのかを検討する。 第5回 精神革命と哲学的思索の成立 前8世紀以降のギリシア・インド・中国などにおける精神革命を概観し、神話的思惟から合理的思索への転換を分析する。 第6回 古代ギリシア自然哲学と原理探究 タレス以降の自然哲学者を中心に、万物の根源(アルケー)探究の試みを検討し、科学的思考の萌芽を理解する。 第7回 古代文明における科学的知 インド・中国などの古代文明における科学的知の特徴を取り上げ、西欧とは異なる知の形成過程を比較する。 第8回 科学革命の思想的背景 17世紀ヨーロッパにおける科学革命の思想的・社会的背景を検討し、近代科学成立の条件を考察する。 第9回 近代科学の方法と制度化 実験・数学化・合理主義など近代科学の方法的特徴を整理し、大学・学会・国家制度との結びつきを考察する。 第10回 近代科学と社会構造 近代科学が社会に与えた影響を分析し、産業化・軍事技術・教育制度との関連を検討する。 第11回 非西欧文明における科学の展開 インドおよび中国の科学思想を中心に取り上げ、文明ごとの科学概念の違いを比較する。 第12回 科学概念の歴史的変容 古代から近代に至る科学概念の変化を総括し、「科学」という概念そのものの歴史性を考察する。 第13回 グループ発表① 各グループによる発表と質疑応答を行う。 第14回 グループ発表② 各グループによる発表と質疑応答を行う。 第15回 総括・到達度確認 授業全体のまとめを行い、科学と社会の相互作用について総合的に整理する。到達度確認を実施する。 担当教員の実務経験とそれを活かした教育内容 Work experience of the instructor
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教育用ソフトウェア Educational software
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備考 Remarks
・課題の詳細、連絡事項等は大学の学習管理システム(LETUS など)を利用して周知するため、定期的に確認すること。
・授業内容や進度は、受講者数・進捗状況などに応じて変更する場合がある。 授業でのBYOD PCの利用有無 Whether or not students may use BYOD PCs in class
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授業での仮想PCの利用有無 Whether or not students may use a virtual PC in class
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