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教員名 : 秋山 好嗣
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科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
教養フォーラム(文化と思想) (前期木3・秋山他)
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Liberal Arts Forum for Freshmen(Cultureand Thought)
授業コード Class code
99KT5F2
科目番号 Course number
L3IDSEM124
教員名
田尻 歩、村上 学、秋山 好嗣
Instructor
Yoshitsugu Akiyama,
Ayumu Tajiri, Manabu Murakami 開講年度学期
2026年度前期
Year
2026年度
Semester
①First semester
曜日時限
木曜3限
Class hours
Thursday, 3rd period
開講学科・専攻 Department
理学部第一部 応用物理学科(一般教養科目)、工学部(一般教養科目)、先進工学部(一般教養科目)、薬学部(一般教養科目)A course of liberal arts, the Department of Applied Physics, Faculty of Science Division ⅠA course of liberal arts, the Faculty of Engineering A course of liberal arts, the Faculty of Advanced Engineering course of liberal arts, the Faculty of Pharmaceutical Sciences
単位数 Course credit
2.00単位
授業の方法 Teaching method
講義 Lecture
履修形態 Course form
薬学科:選択 生命創薬科学科:選択
外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
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授業の主な実施形態 Main class format
① [対面]対面授業/ [On-site] On-site class
概要 Description
本授業の具体的テーマは「ものをみる」とし、科学(ナノテクノロジー)、表象文化論、哲学、の3人の専門家によるオムニバスとする。
私たちは日常的に多くのものを見ているが、そこで経験しているのは、常に一定の条件のもとで成立した「見え方」である。視覚は単なる感覚入力ではなく、身体的特性、知識、技術、環境あるいは社会・文化といった要素が関与する複合的な営みである。また「観察」は科学、そして技術の基本である。この広く見ることの一種としての観察という営みの反省を通じて、科学・技術について批判的な検討を行うとともに、今後の一般教養の学びに向けての指針や目標をそれぞれの受講生が得られることを期待する。本授業では、「見え方」を共通の手がかりとして、私たちが対象をどのように捉えているのかを、異なる専門分野の立場から考える。 【ナノ材料学】 ナノ材料学の授業回では、肉眼では把握できないスケールの対象が、どのような方法によって「見えるもの」として扱われているのかを学ぶ。モノづくりの発展には、材料の構造や性質を的確に捉える評価技術の進歩が欠かせない。ここでは、ナノスケールの材料を対象とした「見える化」技術に着目し、見えないものを見えるようにする評価手法を紹介する。さらに、専用の観察装置を用いないで可視化を実現するアプローチにも触れ、これらの技術がナノ材料設計や医療への応用に果たす役割について議論したい。 【表象文化論】 あまり聞き慣れないと思うが、ここでの「表象」という言葉は、映像や写真、芸術作品など、特定の表現のことを指す。表象文化論の授業回では、特定の社会・歴史的文脈を考慮しつつ、その状況でつくられた写真や映像、芸術作品を具体的に取り上げ、私たちが日々何気なく行なっている「見る」行為の複雑さを掘り下げて考えていく。 【哲学】 哲学の授業回では、人の感覚・知覚の最も基本的でありかつ「最大の機能」(この表現の意味は授業中に説明する)である視覚にかかわる議論を概観し、そこから生じる「懐疑論」「認識的正義」そして「科学的知識の基礎づけ」の問題を受講生と一緒に考えていきたい。 本授業では、見え方を固定的なものとしてではなく、条件に応じて変化するものとして捉える視点を身につけることを目標とする。分野の異なる三つの講義を通して、私たちが向き合う対象の捉え方が、どのように形づくられているのかを考える機会としたい。 担当教員: 秋山(有機機能材料工学) 田尻(表象文化論) 村上(哲学・倫理学) <!--[if !supportLineBreakNewLine]--> <!--[endif]--> 目的 Objectives
本学の教養教育の理念に基づき「教養と科学と技術を一体と捉え、複雑化・多様化する社会で活躍できる人材の育成に寄与することを目指す」。そのための教育システム「東京理科大学型くさび型教養教育」の出発点(カテゴリーA)に本授業は位置している。それは教養教育の到達点(目標地点)を様々な分野で見せる「オムニバス科目」または、各分野の広さや面白さ、意義等を学生に気づかせる「ガイダンス的科目」として展開されるが、本授業では後者を基本とする。
本授業を通じて、一つには初習語の学びの意義や楽しさ・面白さを知ること。また、次のカテゴリーB及びC、Dでの履修選択を「自由に」かつ主体的に行えるように、言語や文化についての話題を通じて、受講者に様々な知識、情報、示唆を与え、教養そのものの面白さを表現することを目指す。 到達目標 Outcomes
本授業の目的は、上記目標に向けて次のようになる。
・教養科目・分野の幅広さとそれらの有機的つながりを俯瞰的に理解できる。 ・テーマについて科学(材料学)、表象文化論、哲学3つの各分野の問題群やそれらにかかわる現在の到達点について一定の理解を持つ。 ・テーマについて科学、表象文化論、哲学の3つの各分野の謎(問題)がどのようなものかを理解し説明することができる。 ・教養科目について自由に選択するための情報を持ち、実際に主体的に選ぶことができる。 卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます(学部対象)。
履修登録の際に参照ください。 You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments). https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/ 関連する卒業認定・学位授与の⽅針(薬学部のみ)
薬学科:DP1 生命創薬科学科:DP1
履修上の注意 Course notes prerequisites
本授業は、各教員、各回によって、対面、遠隔同期、遠隔非同期の各方法を採用する。 アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
小テストの実施 Quiz type test/ディベート・ディスカッション Debate/Discussion/グループワーク Group work
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準備学習・復習 Preparation and review
各回に授業準備・復習については別にこれを指示する。
詳細はLETUSコース上の該当回を参照すること。 成績評価方法 Performance grading policy
各回で実施される小テスト(または小レポート)(70点)と到達度評価(試験)(30点)によって評価する(合計100点)。
具体的点数配分は授業中(第1回)で説明する。 小テスト、レポートの詳細はLETUSコース上に掲載する。 学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している ・B:到達目標を達成している ・C:到達目標を最低限達成している ・D:到達目標を達成していない ・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している ・S:Achieved outcomes, excellent result ・A:Achieved outcomes, good result ・B:Achieved outcomes ・C:Minimally achieved outcomes ・D:Did not achieve outcomes ・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation 教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
N
書誌情報 Bibliographic information
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MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/ It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store). https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/ 参考書・その他資料 Reference and other materials
必要な場合は授業内で配布または指示する。
授業計画 Class plan
第1回 ガイダンス[講義]
担当教員:秋山 好嗣、田尻 歩、村上 学 授業内容:本授業の構成と受講上の注意点を説明するとともに、授業の進め方について概説する。 第2回 物質の構造解析概論[講義] 担当教員:秋山 好嗣 授業内容:本講義では、物質の分子構造の同定や解析するための代表的な手法について学ぶ。具体的には、分光光度計、核磁気共鳴(NMR)法、高感度質量分析装置などを取り上げる。これらの手法では、分子そのものを直接観察するのではなく、得られたスペクトルや信号といった間接的なデータをもとに構造を推定する。講義では、それらのデータがどのように分子構造の情報へと結びつくのか、その原理や解析の考え方について理解を深めることを目的とする。 第3回 物質の直接観察[講義] 担当教員:秋山 好嗣 授業内容:本講義では、肉眼では観察できない物質を直接観察する技術について、体系的に理解することを目指す。特に電子顕微鏡に着目し、その基本原理や観察可能な対象、さらには分解能の限界について解説する。また、電子顕微鏡の活用によって初めて明らかになる材料の構造や特性に触れ、材料科学分野における重要性を学ぶ。これにより、電子顕微鏡が現代の材料研究において不可欠な技術であることを理解する。 <!--[if !supportLineBreakNewLine]--> 第4回 写真・映像を通しての知覚の拡張と身体的経験 [講義] 担当教員:田尻 歩 授業内容:高速で走る動物の動きであれ、胃カメラであれ、写真や映像は肉眼では捉えることのできない世界を提示してきた。そうした写真や映像から得られる知識や情報をもとに現代社会は成り立っているが、この回ではカメラによってどのような認識が可能になっているか、それによって何が可能となり、反対に何が問題となっているのかを、具体例を通して考える。 第5回 「知覚(視覚)」を考え直す [講義] 担当教員:村上 学 授業内容:人間の「認識」の力としての感覚・知覚、特に「視覚」についての基本的な事項を改めて確認する。それは一方ではいわゆる「科学的知見」であり、我々の経験によってよく説明できることも確認できるはずだ。その上で、では科学における「観察」の意味を問い直すことにする。「観察」という出来事を改めて「観察する」と、それは我々の「経験」の範囲を簡単に超えていることがわかってくる。たとえば、我々は「原子を見る」ことができる(できている)のか?「見えている(観察できる)」と主張するためには我々は何を共通に理解し、何を「信じて(知って)」いるか。順番に考えていきたい。 第6回 「見える」から世界を疑う [講義] 担当教員:村上 学 授業内容:我々は世界を眺めるときに「見誤る」。観察はしばしば間違う。知識の基礎としての観察・視覚(知覚)の危うさと、そこから生じる「懐疑論」について概観することで、「観察」への信頼をどのように我々は保つことができるか(できないか)について改めて考え直してみる。 第7回 振り返りとまとめ[講義] 担当教員:秋山 好嗣、田尻 歩、村上 学 授業内容:第2〜6回の講義内容の振り返りを行う。各回で扱ったトピックスを復習し、それらの関連性を整理することで、多角的な視点の理解につなげる。 第8回 「そのように『それ』を見てはいけない」? [講義] 担当教員:村上 学 授業内容:次の田尻先生の回で扱う予定の具体的な問題の前に、より一般的な問題として文化と見ることとの関係を考える。「見る」という行為が生じているときには、必ず「何かを」見ている。その「何か」は、多くが言葉で「記述」「表現」されることで特定される。あるいは「特定」とは、言葉で表現されることによって完成する。「同じモノ」を見ても、人によって「違って見えている」という場合の違いの一つは、この「何か」についての「記述」「表現」の違いであろう。ここに現代、正義・不正義の問題が生じるのだという主張が出てきた。現代倫理学(哲学)のトピックである「認識的不正義」の議論を紹介し、我々が「見る」ということに否が応でも社会的、文化的、地域的、あるいは歴史的、そして道徳的問題が生じることを確認する。 第9回 ステレオタイプを問う芸術実践 [講義] 担当教員:田尻 歩 授業内容:見た目をはじめとする特定の属性をもとに、その集団に抱く固定的・単純化されたイメージのことを「ステレオタイプ」と言う。この回では、ステレオタイプによって生じる具体的な問題を紹介したあと、人びとが無意識に抱きがちな偏見を問いに付す芸術実践を一緒に見ていく。 第10回 振り返りとまとめ[講義] 担当教員:田尻 歩、村上 学 授業内容:「見る」ことと文化や伝統、そして道徳との関係について、2回の講義を振り返り、受講者の経験や疑問をもとに考えを深めていく。 第11回 核酸のケミストリー[講義] 担当教員:秋山 好嗣 授業内容:生命の遺伝情報を担う核酸を物質として捉え、その化学構造と機能の関係について理解する。最初に、核酸の化学構造を概観し、塩基対形成などの分子間相互作用に基づいた高度な分子認識能について学ぶ。次に、核酸がどのような化学的な仕組みによって遺伝情報を保存し、その情報を正確に伝達しているのかを分子構造の観点から理解する。 第12回 優生学と表象の政治 [講義] 担当教員:田尻 歩 授業内容:本講義では、現代では差別的とされる「優生学」の内容を確認したのち、それを提唱した19世紀の学者フランシス・ゴルトンによる写真の使用を考える。ゴルトンは、特定の集団から得られた複数の顔写真を重ね焼きして一枚の合成写真を作り、たとえば犯罪を犯した者たちの顔のなかに一定の特徴を見出せるのではないかという仮説を立てていた。この回では、当時の優生学を支えていた社会・歴史的文脈を確認した後、ゴルトンの考えを検討し、現代にも根深く残る優生学的思考の問題を考える。 第13回 振り返りとまとめ[講義] 担当教員:秋山 好嗣 授業内容:第11回と12回の授業のポイントを復習し、それらの関連性を整理することで、多角的な視点の理解につなげる。 第14回 振り返りとまとめ[講義] 担当教員:田尻 歩 授業内容:授業全体を通じて改めて「見ること」を振り返り、受講者とともに残った問題、これからの展望などをディスカッションする。 第15回 到達度評価と解説 [講義] 担当教員:秋山 好嗣、田尻 歩、村上 学 授業内容:これまでの講義内容の理解度を確認するため、全問記述式の課題による到達度評価を実施する。 SBOsコード(薬学部薬学科のみ 2023年度以前カリキュラム適用者対象)
学修事項(薬学部薬学科のみ 2024年度以降カリキュラム適用者対象)
担当教員の実務経験とそれを活かした教育内容 Work experience of the instructor
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教育用ソフトウェア Educational software
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備考 Remarks
本授業は2022年度以降はくさび型教養教育「カテゴリーA」科目として実施されるものである。
授業方法については変更になることがある。必ず事前にLETUSで確認をすること。 一部授業回ではパソコン、タブレット、スマートフォンなどの電子デバイスの授業内での使用を不可とすることがある。 授業でのBYOD PCの利用有無 Whether or not students may use BYOD PCs in class
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授業での仮想PCの利用有無 Whether or not students may use a virtual PC in class
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