シラバス情報

科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
経済学 (水3)
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Economics
授業コード Class code
9960105
科目番号 Course number
L2HSSSCb02

教員名
大久保 和宣
Instructor
Kazunobu Okubo

開講年度学期
2026年度前期
Year
2026年度
Semester
①First semester
曜日時限
水曜3限
Class hours
Wednesday/3rd

開講学科・専攻 Department
創域理工学部(一般教養科目)

A course of liberal arts, the Faculty of Science and Technology
単位数 Course credit
2.00単位
授業の方法 Teaching method
講義

Lecture
外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
-
授業の主な実施形態 Main class format
① [対面]対面授業/ [On-site] On-site class

概要 Description
経済学を初めて学ぶ者のために、「ミクロ経済学」の領域に含まれる
様々な話題について解説する。

例えば、市場機構がうまく機能する理想的な状況の下では、
自己の利益の最大化を目指す諸個人による自発的な取引の結果として、
市場均衡において社会的な観点から見て望ましい
「効率的な」資源配分が実現する。それはなぜなのか。

また、そもそも、資源配分が「効率的」であるとは、
どのようなことを意味するのか。

さらに、市場機構は効率的な資源配分に失敗することがあるが
(むしろそれが常態とも言えるのだが)、その失敗の原因は何であり、
失敗に対処する方法として有効な政策はどのようなものか。

この科目では、これらの話題について、理論モデルを用いて体系的に学ぶ。

目的 Objectives
この講義では、部分均衡論と呼ばれるアプローチを用いて、「市場機構がどのように機能しているのか」、「その過程で価格がどのような役割を果たしているのか」を理解することを直接的な目的としている。

また、本学のディプロマ・ポリシーに掲げられている様々な方針のうち、「自然・人間・社会に係る幅広い教養を修得し、専門分野の枠を超えて横断的にものごとを俯瞰できる能力」を涵養することを、より深いレベルの目的とする。

到達目標 Outcomes
(1) ミクロ経済学の基礎的な概念と理論について理解する。
 ①諸個人は、商品に関する彼らの需要量や供給量をどのように決めているのか。
 ②市場において、商品の取引価格はどのように決まっているのか。
 ③「資源配分」とは何か。それが「効率的」であるとはどのようなことを意味するのか。
 ④市場機構が効率的な資源配分に失敗してしまう原因は何か。
 ⑤政府は、「市場の失敗」を緩和・解消するために何ができるのか。

(2) ミクロ経済学の基礎的な概念と理論を応用して、現実の経済現象について考えることができる。
 



卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます(学部対象)。
履修登録の際に参照ください。
​You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments).
https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/​​​
履修上の注意 Course notes prerequisites
授業期間中における継続的かつ習慣的な学習と体調の管理ができる自信がある者のみ、この科目を履修登録してほしい。この科目では、毎回復習のための宿題が課される。それぞれに提出期限が設けられており、基本的に、提出しなかった場合の代替措置はない。ただし、身体的・精神的な障がいや持病・虚弱体質など、「合理的配慮」を必要とする者については、本人からの要請があった場合に必要な措置を講じる。





アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
小テストの実施 Quiz type test
授業期間中に、いくつかのアンケートを実施する。例えば、運動習慣の有無、中古衣料品の購入、音楽サブスクリプションサービスの利用等について尋ねるものである。アンケートの回答データを整理したものを、授業の教材として用いる。なお、アンケートに協力した者には、成績評価において適当な加点をする。

準備学習・復習 Preparation and review
予習(90分):毎回、教科書の指定された部分を読む。

復習(90分):教科書や講義資料を読み返したり、授業中に取ったメモを整理する。復習の成果を確認する小テスト(「復習テスト」と呼ぶ)を毎回課すので、期限までに忘れずに提出してほしい。


成績評価方法 Performance grading policy
[成績評価方法]
・毎回課す宿題の「復習テスト」の合計得点:60%
・到達度評価試験の得点:40%
・加点事由:授業期間中に実施するアンケートへの回答
・減点事由:4回以上の欠席

・「復習テスト」や「レポート」は、LETUSを用いてオンラインで行う。用語の定義、問題の性質・原因・帰結、政策手法の論理的根拠と期待される効果等について理解できているかを確認する。
・到達度評価試験は、論述式の問題(2問)で構成されるペーパーテストである。

[フィードバックの方法]
・「復習テスト」は自動採点され、各人に毎回結果が通知される。
・「復習テスト」の平均点・得点分布・正答などを毎回まとめて、次の回の授業までに公開する。









学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している
・B:到達目標を達成している
・C:到達目標を最低限達成している
・D:到達目標を達成していない
・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S:Achieved outcomes, excellent result
・A:Achieved outcomes, good result
・B:Achieved outcomes
・C:Minimally achieved outcomes
・D:Did not achieve outcomes
・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
Y
書誌情報 Bibliographic information
『経済学入門(日評ベーシック・シリーズ)』, 奥野正寛, 日本評論社, 2017年, ISBN 9784535806092
MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
​https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
​​https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/

参考書・その他資料 Reference and other materials
[参考書]
・特に指定しない。

[その他資料]
・各回の授業の前日までに、講義資料をLETUSで公開する。
・印刷したものは配らないので、メモ等のために必要だと考える者は自分で印刷してきてほしい。



授業計画 Class plan

テーマ
内容
目標
第1回ガイダンス全体の概要と進め方、成績評価方法についての解説この科目の到達目標と成績評価方法について理解する。
第2回経済学とはどんな学問か(1)経済学の定義、2つの経済学(ミクロとマクロ)、分業と交易の便益(比較優位)、市場メカニズムと価格市場の機能と価格の役割について説明できる。
第3回経済学とはどんな学問か(2)用語の解説(財、資源、配分と分配(効率と衡平)、需要と供給、市場均衡、部分均衡と一般均衡)ミクロ経済学の基本的な用語の意味について説明できる。
第4回消費者の意思決定(1)消費者の目的、限界効用(限界支払意思額)、効用と価値、経済学における費用の概念(機会費用)消費者の意思決定モデルについて説明できる。
第5回消費者の意思決定(2)所与の価格の下における個人の需要量の決定、需要の集計:個人の限界効用曲線から市場の限界効用曲線へ市場の需要曲線がどのようにして導出されるのかを説明できる。
第6回生産者の意思決定(1)生産者の目的、限界費用生産者の意思決定モデルについて説明できる。
第7回生産者の意思決定(2)所与の価格の下における個人の供給量の決定、供給の集計:個人の限界費用曲線から市場の限界費用曲線へ市場の供給曲線がどのようにして導出されるのかを説明できる。
第8回市場均衡と厚生の指標(1)均衡における価格と取引量の決定、価格を決めるものは何か(マーシャルの鋏の両刃の例え)市場均衡における財の価格と取引量の決定について説明できる。
第9回市場均衡と厚生の指標(2)功利主義、厚生の指標としての余剰市場取引や政策変更によって実現する様々な資源配分の相対的な良し悪しを余剰の大きさによって判定できる。
第10回市場の失敗(1)外部性の概念、私的限界費用と社会的限界費用外部性の意味を理解し、いくつかのカテゴリーに分類できる。
第11回市場の失敗(2)外部性の存在が引き起こす問題、ピグー税外部性が引き起こす問題とピグー税が働く仕組みについて説明できる。
第12回市場の失敗(3)公共財の概念、非競合性と排除不可能性、私的供給における問題(フリーライダー)非競合性と排除不可能性によって財を分類できる。
フリーライダーの発生とその帰結について説明できる。
第13回市場の失敗(4)最適供給条件(サミュエルソン条件)、リンダール税、公的供給における問題(虚偽の選好の表明)最適供給量を特徴づける条件を示すことができる。
リンダール税が働く仕組みについて説明できる。
第14回弾力性の概念と財の分類(1)需要の所得弾力性:上級財と下級財、需要の価格弾力性:通常財とギッフェン財弾力性の値によって、財をいくつかのカテゴリーに分類できる。
第15回弾力性の概念と財の分類(2)需要の価格弾力性:税の転嫁、需要の交差弾力性:代替財と補完財需要の価格弾力性の値が消費者あるいは生産者が最終的に負担する税の割合に及ぼす影響について説明できる。


担当教員の実務経験とそれを活かした教育内容 Work experience of the instructor
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教育用ソフトウェア Educational software
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備考 Remarks
・必須ではないが、「倫理学」や「哲学」を履修済みであるか、同時並行的に履修することが望ましい。


授業でのBYOD PCの利用有無 Whether or not students may use BYOD PCs in class
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授業での仮想PCの利用有無 Whether or not students may use a virtual PC in class
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