シラバス情報

科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
コミュニケーション技術
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Fundamentals of Communication
授業コード Class code
9989G12
科目番号 Course number
L1IDSEMn22

教員名
佐藤 喜一郎
Instructor
Ki-ichiro Sato

開講年度学期
2026年度前期
Year
2026年度
Semester
①First semester
曜日時限
月曜5限
Class hours
Monday 5th Period

開講学科・専攻 Department
経営学部 国際デザイン経営学科(一般教養科目)

A course of liberal arts, the Department of International Design Management, School of Management
単位数 Course credit
2.00単位
授業の方法 Teaching method
講義

Lecture
外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
-
授業の主な実施形態 Main class format
① [対面]対面授業/ [On-site] On-site class

概要 Description
インターネットの情報通信技術を、電子メールを送信して受信する例やWebへのアクセスの例などでの解析を行う演習を通して学ぶ。
ネットワークではプロトコルが重要である。OSI参照モデルに照らし合わせて無線LANを含むEthernet上に構築するTCP/IPネットワークとしてのインターネットを理解する。また、クライアント・サーバーシステムとして実装されているネットワークサービスに使用されているDNS、SMTP、POP、IMAP、HTTPなどのプロトコルを理解する。メールアドレスの一意性が、DNSのような分散型ディレクトリサービスとの併用で実現されていることを学ぶ。World-Wide-Webの発達の歴史を振り返り、インターネットにおけるHTTPの位置づけを理解する。
目的 Objectives
国際デザイン経営学科のカリキュラム・ポリシーの4 に規定される「⾃然・⼈間・社会を幅広く俯瞰できる能⼒、論理的・批判的思考⼒、コミュニケーション能⼒、国際性、⾃⼰管理能⼒を養う」ための科⽬の⼀つである。

情報コミュニケーションをICTが支える国際社会においては、インターネット(the Internet)の果たす役割は極めて大きい。その技術の根底には業界標準によるハードウェアの高い拡張性・接続性の維持と、すべてのネットワーク・階層において分散管理ができるようなプロトコル群の利用があげられる。現実社会の郵便に似せた電子メール(e-mail)や、最近主流のWebなどを例にとり、普段ユーザが意識していないインターネットの仕組みを演習を交えて学び、インターネットを中心とした高度情報化社会におけるネットワーク構築・活用のさらなる可能性を学ぶ。
到達目標 Outcomes
・インターネット(the Internet)が局的なネットワークの相互接語句によってできるネットワークのネットワークであることを理解する
・インターネットを特徴づけるプロトコルがIP(internet protocol)であることを理解する
・IP接続されたネットワーク同士を接続する機器がルータであることを理解する(ここでroutingが行われる)
・IPでの通信もつまるところパケット通信である。パケット通信の通信路を維持・確保するためにその上位にTCPやUDPなどのプロトコルが設定される。(TCP/IPと呼ぶ)
・双方向通信の同時性確保はTCP/IPで行われることを理解する。
・電子メールやWebなどのアプリケーションはTCP/IPレベルの通信の上に別のプロトコル(SMTP,IMAP,HTTP)を用意して,クライアント・サーバシステムとして構築されて構築されていることを理解する
・情報交換される際に使用されるデータの符号化などはアプリケーションごとに標準が決められていることを理解する。(ISOやRFC)
・ドメイン名はネットワーク分散ディレクトリサービスであるDNSを使ってIPアドレスに対応させることを理解する。ドメイン名で通信するのは、仮想的にはTCP/IPとは別の枠組みのネットワークサービスであることを理解する。(ちなみに、DNSはメールアドレスからメールサーバを参照するためにもつかわれる。DNS(Domain Name System))
・IPでの通信を支えるハードウェアにも業界標準のプロトコルが利用される。現在のスタンダードはEthernetでありIEEE802で規定され、有線LANもwi-fiと通称される無線LANもこの技術を使って構築されていることを理解する。
・ネットワーク通信には、光通信や他の有線・無線・赤外線通信などがあるが、Ethernetと接続変換をすることで使用できることを理解する。(例えば、MAC(Media Access Controll)アドレスとは何か、等)
・以上の情報コミュニケーションの全体像をISOのOSI参照モデルを使って理解する。
・SNSとそうでないアプリケーションはOSIの最上位で判断できることを理解する。
・携帯の5G,6Gなどの技術は上位の階層に影響を与えず技術革新が図れることを理解する
卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます(学部対象)。
履修登録の際に参照ください。
​You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments).
https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/​​​
履修上の注意 Course notes prerequisites
演習にはBYOD機を使用するので、学科の推奨機種などを参照し、BYOD機を準備して授業に臨むこと。

演習の都合上、25名の定員を設ける。
アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
課題に対する作文 Essay/ディベート・ディスカッション Debate/Discussion/グループワーク Group work/実習 Practical learning
-

準備学習・復習 Preparation and review
大学の授業は、時間割上の授業時間に加え、その2倍にあたる授業時間外の学習(予習・復習)をもって構成される。
本授業は2単位なので、以下のように、予習・準備学習と復習であわせて4時間の学習を行う必要がある。

教科書は、データサイエンスの基礎を与えるものを指定してある。
授業で直接扱うのは、第1章、第2章、第5章、第6章であるが、演習を行うためにはBYOD機のハードウェア・ソフトウェアの知識が必要になるので、第3章も予習を行って欲しい。

また、教科書は各種標準についての具体的な記述がないので、必要なリファレンスはLETUSのこの授業のコースに置く。授業開始前に、必ず、LETUS(https://letus.ed.tus.ac.jp/course/view.php?id=187231)にアクセスすること。

これらの確認で各回90分の予習が必要である。
(英字3文字4文字略語が多数登場するので、予習していないと授業内容が定着しない。くれぐれも注意していただきたい。)

授業終了後、演習内容をまとめて課題提出を行う。
LETUSのフォーラムには、授業中の質問などが整理され、また直接質疑応答ができるので活用して欲しい。

課題は授業後ではなく、予習課題として授業前に貸されることもある。提出期限には注意して欲しい。
成績評価方法 Performance grading policy
課題提出50%
到達度評価試験50%
で評価を行う。

授業回が進むごとに行われる課題を軽視せずに取り組むこと。
評点を与える課題については6回提出を予定している。
学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している
・B:到達目標を達成している
・C:到達目標を最低限達成している
・D:到達目標を達成していない
・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S:Achieved outcomes, excellent result
・A:Achieved outcomes, good result
・B:Achieved outcomes
・C:Minimally achieved outcomes
・D:Did not achieve outcomes
・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
Y
書誌情報 Bibliographic information
情報科学概論 第2版、田中琢磨著、学術図書出版社、ISBN978-4-7806-0728-4、2500円
MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
​https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
​​https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/

参考書・その他資料 Reference and other materials
1. ネットワークはなぜつながるのか −知っておきたいTCP/IP、LAN, 光ファイバーの基礎知識- 第2版、戸根勤著/日経NETWORK監修、日経BP、ISBN978-4-8222-8311-7
2. コンピュータはなぜ動くのか - 知っておきたいハードウェア&ソフトウェアの基礎知識 -, 矢沢久雄著/日経ソフトウェア監修、日経BP社、ISBN4-8222-8165-6、2400円
3. マスタリングTCP/IP-入門編-第6版、井上直也ら著、オーム社、ISBN978-4-2742-2447-8
4. 標準LAN教科書 -ポイント図解式- 上、上原政二監修マルチメディア通信研究会編、アスキー出版局、ISBN4-7561-0243-3
5. 標準LAN教科書-ポイント図解式-下,上原政二監修マルチメディア通信研究会編、アスキー出版局、ISBN4-7561-0244-1
6. 電子メールプロトコル詳説、ケビン・ジョンソン著、ピアソン・エディユケーション、ISBN4-89471-290-3, 5200円
7. DNS&BIND 第5版、Crircket Liu, Paul Albitz著、オライリー・ジャパン、ISBN978-4-87311-390-6, 5280円
8.Real World HTTP 歴史とコードに学ぶインターネットとウェブ技術、渋川よしき著、オライリー・ジャパン、ISBN978-4-87311-903-8
 

授業計画 Class plan
1.インターネット概観
インターネットの歴史、e-mailやWorld-Wide-Webの発達の歴史を学び、インターネットの根幹技術がIPプロトコルにあることを学ぶ.
[教科書第1章、第6章]

2.情報の表現
3.情報の表現(続き)
デジタル情報を表現するためのbit列などの基本概念を学ぶ。一般的に、アナログデータのデジタル化がどのようにして行われるのかを学ぶ。Byte単位で扱われるデータの保存方法として存在するファイルという形式を学ぶ。ファイル名の命名規則がOSに依存することを知り、データの内容だけではなくインターネットでの情報交換でファイル名そのものの情報を正しく伝えることが重要であることを学ぶ。
日本語の表現を行うためには英数字でけではなく漢字・平仮名・片仮名なども扱える必要がある。中国や韓国、ロシア、中東でも使用文字が英数字だけではない。文字コードについても学ぶ。
[教科書第2章、第5章]

4. OSI参照モデルとTCP/IP
物理的な通信手段を意識することなく高度なネットワークを構築するためのOSI参照モデルについて学び、インターネットの根幹技術であるTCP/IPプロトコルの存在を学ぶ。また、ネットワークサービスにおけるクライアント・サーバシステムについて学ぶ
[教科書第6章6.2]


5.EthernetとIP (Internet Protocol)その1
Wi-Fiの通信プロトコルでもあるEthtnetの実際を学ぶ(1000BASE-TやIEEE802.11など)。また、インターネットの根幹技術であるIPプロトコルについて学ぶ。(ブリッジ・ルーター)
[教科書第6章6.5]

6.EthernetとIP (Internet Protocol)その2
EthernetやIPを模したプロトコルによるデータ通信を体験する
[教科書第6章6.5]


7.DNS
インターネットの名前空間であるDNS (Domain Name System)について学ぶ。
また、名前解決手段として構築されているDNS(Domain Name Service)について学ぶ
[教科書第6章6.4]


8.DNSとメールアドレス
名前解決手段として構築されているDNS(Domain Name Service)について、実際の構築例を学び、名前解決を体験する。電子メールアドレスの命名規則について学び、電子メールの差出人・受取人の一意性がどのように保証されているのかを学ぶ。
[教科書第6章6.4]

9.インターネットにおけるメールサービス1
電子メールの送受信について学ぶ。メールソフトとメールサーバの通信プロトコルであるSMTP、IMAPを理解し、メールのアカウントがネットワーク上にどのように実装されているのかを学ぶ。サードパーティリレーとよばれるメールサーバ間通信が存在することを学ぶ。
[教科書第6章6.4]

10.インターネットにおけるメールサービス2
SMTPやIMAPなどで実際に送受信されるメールの内容について学ぶ。RFC38xxや文字コードについて学ぶ。送受信のメールアドレスはSMTPやIMAPのプロトコルで使用されるEnvelope To:やEnvelope From:であり、メールの内容記述とは関係ないことを理解する。(自分から自分あての迷惑メールがなぜ来るのかが、これではっきりと分かる)。添付メールやHTMLメールなどの付加価値のあるメールの実現方法を学ぶ。
[教科書第6章6.4]

11.インターネットにおけるメールサービス3
引き続き、SMTPやIMAPなどで実際に送受信されるメールの内容について学ぶ。RFC38xxや文字コードについて学ぶ。練習用メールサーバでSMTPやPOPの体験を行う。
[教科書第6章6.3,6.4]

12.様々なネットワークサービス
TELNET, FTP, などの古典的なプロトコルについて学ぶ
[教科書第6章6.3,6.4]

13.様々なネットワークサービス(WWW登場以降)
HTTP+HTML+Browserの組み合わせでCERNで生まれたWWW(World-Wide-Web)がインターネットの基本技術になっていくまでの過程を学ぶ。Webサーバにアクセスしてその実現方法を体験する。
[教科書第6章6.3]


14.WWW=Internet
単なるHomePageからGoogle, Twitter, facebookなどのインターネットサービスに進化した。動的コンテンツのためajaxなどが使われるがそれでも基本はHTTP+HTML+Browserであることを学ぶ。コンテンツの動的な生成がどのように展開されるのかを学ぶ。
[教科書第6章6.3,6.6,6.7,6.10]


15.まとめ
これまでの授業でのまとめを行い、到達度を測定する。

ちなみに、各回の細かな情報は、LETUSのコースに提示するので、そちらを参照すること。

担当教員の実務経験とそれを活かした教育内容 Work experience of the instructor
1995年日本ではじめてWinidws NT Server 3.5(現Windiws10)によるWebサーバを使ったホームページを立ち上げて以来、サーバ管理者としてインターネットの各種サーバ(Webサーバ、mailサーバ、DNSサーバ、など)の管理・運用を行っている。
教育用ソフトウェア Educational software
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コマンドシェル、テキストエディタ—、telnet、arp、netstat、nslookup、nkfなどのコマンドを使用する。
メールソフトも使用する。
BYOD機がWinodwsにおいては「コマンドプロンプト」、MacOSにおいては「ターミナル」が使用できる状態にする必要がある。
各種出力を編集するためにはワープロではなくテキストエディターの使用が望ましい。(ただし課題提出の体裁を整えるにはワープロ使用を推奨する。)授業の早い機会に諸設定とその確認を行う。ソフトウェアの情報はLETUSに提示する。

備考 Remarks

授業でのBYOD PCの利用有無 Whether or not students may use BYOD PCs in class
Y
授業での仮想PCの利用有無 Whether or not students may use a virtual PC in class
Y