|
教員名 : 楠 秀樹
|
科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
メディアとコミュニケーション
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Media&Communication
授業コード Class code
9960583
科目番号 Course number
L2CAECMc22
教員名
楠 秀樹
Instructor
Kusunoki Hideki
開講年度学期
2026年度後期
Year
2026年度
Semester
②Second semester
曜日時限
木曜4限
Class hours
Thursday 4th.Period
開講学科・専攻 Department
創域理工学部(一般教養科目)
A course of liberal arts, the Faculty of Science and Technology 単位数 Course credit
2.00単位
授業の方法 Teaching method
講義
Lecture 外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
-
授業の主な実施形態 Main class format
① [対面]対面授業/ [On-site] On-site class
概要 Description
メディアとコミュニケーションについて、社会学、メディアコミュニケーション研究、心理学、歴史学などの諸研究から考えていく。
コミュニケーションとメディアを主題とし、それらを総合する。 コミュニケーションについては社会学的な自我の形成や発達心理学、精神分析の観点ではじめ、「自己肯定感」を考える。自我の在り方が共同体とコミュニケーションの在り方を決める。「日本」と「日本人」を論ずることにもなる。 社会学や社会心理学を中心にしたメディアに関連する理論と、新聞や映画などのメディアの歴史に触れる。 目的 Objectives
【目的】
現代社会に生きる人が身に付けるべきメディアリテラシーを養う。大学を離れて一人の社会人として通用するメディアリテラシーとコミュニケーションスキルの獲得を目指す。どのようなキャリアに就こうと、社会人として当然のコミュ力を身につけることを目的とする。 【教養教育の編成方針(抜粋)】 科学・技術を先導する人材に求められるものは、科学・技術を基盤としつつも、専門分野の枠を超えた横断的かつ複合的な課題に異分野の人材と共に果敢に取り組む意欲を持つことであり、この能力を培えるもの、そして優れた専門性を支えられるものこそが教養教育の役割だと本学は考えます。 この科目は、上記の教養教育の編成方針に定める(1)自然・人間・社会を幅広く俯瞰できる能力、(2)論理的・批判的思考力、(4)国際性(異文化・異言語・異民族・国際問題の理解力)、を涵養するための科目です。 到達目標 Outcomes
社会人として、必要なメディアリテラシーを身につける。相手の意見に耳を傾け、自分の意見を語ることができるコミュニケーション力を獲得することを目標とする。
卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます(学部対象)。
履修登録の際に参照ください。 You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments). https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/ 履修上の注意 Course notes prerequisites
アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
課題に対する作文 Essay/ディベート・ディスカッション Debate/Discussion/反転授業 Flipped classroom/PBL (課題解決型学習) Problem-based learning
・授業後にLETUSでフィードバックを提出してもらう。内容は授業に対する意見、質問、感想など。それの中から代表的なコメントを講師がまとめて回答する。このような形で、授業のいくらかの時間は、フィードバックを介した講師と学生との質疑応答とする。したがって、間接的に「ディベート・ディスカッション」の性質を持つ。また実際、流れに応じて、直接、講義内での学生の発言も考えている。自由な感想ばかりでなく、題目を設定することもあるため、「課題に対する作文」の位置づけにもしておく。
・社会学にかぎらず、学際的な議論を展開する。復習し自主的に整理する「反転授業」である。また、日々のニュースやメディア視聴、日常の趣味娯楽の中にも社会学的考察を展開することができるため、学習した内容を日常生活に適用して考察する実践を心がける「PBL」型の授業である。 準備学習・復習 Preparation and review
準備・復習ともに、授業内容に沿ったニュース・トピックについて、メディアにおいて継続的に注意し、関連文献を読んでおく。また、授業内で講師が紹介した文献やその参照文献を読んでみることが望ましい。
成績評価方法 Performance grading policy
レポートまたは試験:期末レポートによって、授業の理解度を用語の確認と応用力から見る。また、独自な意見の展開があるかも評価対象とする。40%
平常点:講義内容のトピックに対してのフィードバックを提出する。授業にとって参考となる学生それぞれの意見を求める。独自性や授業の参考になるものは大いに評価する。60% 学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している ・B:到達目標を達成している ・C:到達目標を最低限達成している ・D:到達目標を達成していない ・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している ・S:Achieved outcomes, excellent result ・A:Achieved outcomes, good result ・B:Achieved outcomes ・C:Minimally achieved outcomes ・D:Did not achieve outcomes ・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation 教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
N
書誌情報 Bibliographic information
-
MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/ It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store). https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/ 参考書・その他資料 Reference and other materials
適宜紹介する。
授業計画 Class plan
第1回 コミュニケーションの主体を考える1—クーリー、ミード、テンニース、マッキーヴァーの「社会」概念と自我の構成[講義]
担当教員:楠 秀樹 授業内容: コミュニケーションの主体は個と集団、自我と社会との間で揺れ動いている。「理性」や「自律性」の構成を考える。 第2回 コミュニケーションの主体を考える2—フロイト、フロムのナルシシズム[講義] 担当教員:楠 秀樹 授業内容:コミュニケーションの主体は個と集団、自我と社会との間で揺れ動いている。「理性」や「自律性」の構成を考える。 精神分析における自我の構成の観点を考える。エーリヒ・フロムにおいてはナチスが視野に入っている。 第3回 ナルシシズムのデータ1—内閣府や日本青少年研究所の調査データを基とする[講義] 担当教員:楠 秀樹 授業内容:ナルシシズムを自己肯定感や自尊感情として言い換えると、その国際比較データがある。日本人、特に日本の若者はどのように自らを捉えているのかを考える。「コミュ力」などという際のコミュニケーションや主体の在り方も考える。 第4回 ナルシシズムのデータ2—NHK放送文化研究所の調査データを基とする[講義] 担当教員:楠 秀樹 授業内容:ナルシシズムを自己肯定感や自尊感情として言い換えると、その国際比較データがある。日本人、特に日本の若者はどのように自らを捉えているのかを考える。「コミュ力」などという際のコミュニケーションや主体の在り方も考える。 第5回 非言語コミュニケーション—エドワード・ホール『沈黙の言語』他[講義] 担当教員:楠 秀樹 授業内容:ナルシシズムのデータから、日本の若者、さらには「日本人論」が見えてくる。ここにコミュニケーション研究におけるノンヴァーバルコミュニケーション研究、すなわち非言語コミュニケーション研究の成果を重ね合わせて、現代日本人の特性、社会の在り方、コミュニケーションを考える。 第6回 日本社会論—ウチ、空気、甘え、忖度、同調圧力、恐怖学習、自己責任[講義] 担当教員:楠 秀樹 授業内容:本当は日本社会独特とは言えないかもしれないけれど、「日本社会」「日本人」の特徴と言われるコミュニケーションの在り方、社会構造の在り方を考える。 第7回 大衆と公衆1—キャントリル「火星人襲来」[講義] 担当教員:楠 秀樹 授業内容:講義「メディアとコミュニケーション」の計画を説明する。 初回はラジオ放送「火星人襲来」あるいは「宇宙戦争」という事件を紹介し、それに対するキャントリルの研究とその意義を考える。 第8回 大衆と公衆2—ル・ボン、タルド、リースマンと流言、デマ[講義] 担当教員:楠 秀樹 授業内容:「大衆」と「公衆」の概念に基づいて、メディア研究が提示してきた概念や理論から、あらためて現代社会のメディアとコミュニケーションを考える。特に流言やデマについて考える。 第9回 大衆と公衆3—メディアの限定効果論と強力効果論[講義] 担当教員:楠 秀樹 授業内容:メディアの理論において、メディアは人の意見形成にとって極めて強力な効果を持つか、それともその効果は限定的かという「限定効果論」と「強力効果論」という視点がある。これについて考える。 第10回 大衆と公衆4—アンヌ・モレリ『戦争プロパガンダ10の法則』[講義] 担当教員:楠 秀樹 授業内容:戦争におけるプロパガンダの実例を考察する。 第11回 世論とはなにか1—ヴェーバー『支配社会学』とハーバーマスの『公共性の構造転換』[講義] 担当教員:楠 秀樹 授業内容:「世論」と「輿論」を考える見取り図を、マックス・ヴェーバーの支配の三形態の理論とユルゲン・ハーバーマスの「公共圏」の概念から考える。「輿論」とは、数量的結果としての「世論」に対して、議論をしていく過程そのものの尊重を意味している。いわば民主主義とは何かについて考えることとなる。 第12回 世論とはなにか2—ピエール・ブルデューの「世論なんてない」[講義] 担当教員:楠 秀樹 授業内容:世論が民意であるというのは本当か。それが世論と言われつつも、「世論調査」こそが民意を損なっているのではないかと考える。 第13回 世論とはなにか3—岡田直之『世論の政治社会学』より 担当教員:楠 秀樹 授業内容: 「世論」概念について日本の第一人者であった岡田直之の世論研究を手掛かりに、世論の概念を考える。 第14回 ファシズムの理論—権威主義的パーソナリティ、文化産業、ポピュリズム、ミルグラム、ジンバルドー[講義] 担当教員:楠 秀樹 授業内容:われわれがメディアとコミュニケーションの負の側面を考える際、洗脳、心理操作などと呼ぶ現象がある。はたして操作されているのか、それとも操作されていることを望んでいるのかについて考える。 第15回 まとめ これまでの講義から、ネットとSNS時代という現代社会の在り方を視野に入れつつ、現代社会のメディアとコミュニケーションについて、全体の講義をまとめる。 担当教員の実務経験とそれを活かした教育内容 Work experience of the instructor
-
教育用ソフトウェア Educational software
-
-
備考 Remarks
講義内容は学生の理解度をみながら進むため、予定の授業日と内容とに若干のずれも生じることもありうるが、授業計画に挙げた内容や目標の大幅な変更はない。
授業でのBYOD PCの利用有無 Whether or not students may use BYOD PCs in class
Y
授業での仮想PCの利用有無 Whether or not students may use a virtual PC in class
N
|