シラバス情報

科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
芸術1 (火1)
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Arts 1
授業コード Class code
9960223
科目番号 Course number
L2HSHUMc23

教員名
須田 真魚
Instructor
Mao Suda

開講年度学期
2026年度前期
Year
2026年度
Semester
①First semester
曜日時限
火曜1限
Class hours
Tue 1

開講学科・専攻 Department
創域理工学部(一般教養科目)

A course of liberal arts, the Faculty of Science and Technology
単位数 Course credit
2.00単位
授業の方法 Teaching method
講義

Lecture
外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
-
授業の主な実施形態 Main class format
⑤ [対面]ブレンド型授業/ [On-site] Blended format (must include 50%-or-more classes held on-site)

概要 Description
現代における演劇とは何か。
皆さんは演劇という言葉を聞いた時に、どんなモノ、コトを思い浮かべるだろうか。
劇場や舞台、といった場所。あるいは俳優、演出家、脚本家などの職業を思う方もいるかもしれない。
歌舞伎や能狂言といった古典芸能、小劇場やアングラ、新劇、ミュージカル、今流行りの2.5次元などのジャンル。
宝塚歌劇団や劇団四季、俳優座や文学座、吉本新喜劇や小劇場の様々な劇団、団体を思い浮かべる人もあろうか。
眩いスポットライト、爆音の音楽、アクション、プロジェクションマッピング、俳優のふり飛ばす汗、といったイメージを思い浮かべる人もいるかもしれない。
このように「演劇」という言葉が喚起させるモノ、コトは実に様々である。
しかしそうしたイメージを、いささか乱暴にすり合わせるならば、「舞台」の上で「俳優」と呼ばれる人たちが演じるのを「観客」が見る。
つまり、一つの空間に人々が集まり、二手に分かれ、一方が演じ手となり演じるのを、もう一方が観客となりそれを見守る。と言ったところに集約できるかもしれない。
舞台と客席は、絶対不可侵の目に見えない壁で仕切られていて、舞台では様々な物語が演じられる。
悲喜劇が、あるいはどこかの日常の風景が、嘆きや懊悩、嫉妬や歓喜など、私たちの持てる様々な感情が、決して客席を侵食しない安全な距離で繰り広げられる。
しかし、それは、演劇の劇場空間における一つのカタチに過ぎない。

まずは現代に至るまでの様々な演劇の形を知り、「演じる」ことは「プレイ」であることに立ち戻って、身体や、言葉、空間、といった概念を遊ぶ。
後半では提示されたテーマに沿って戯曲を書き、実際に作品を作る。
時間や空間を制限された環境での創作体験を通して、演劇が持っている「自由性」に気づいてもらう。
劇場空間という制約にとらわれない演劇的体験を通して、演劇とは何かを考えてもらいたい。
目的 Objectives
演劇は最も古い芸術の一つである。しかし「芸術」となるずっと以前から、演劇は私たちが元来持っているツールの一つでもあった。
とはいえ、現代の私たちにとって演劇はその距離を広げているようにも思える。劇団は増え、俳優人口は増えたかのようにも見えるものの、
多くの人にとって演劇はやはり遠い存在であることは事実だろう。無論、たまたま、観に行くだけでは演劇を自らのツールとすることは叶わない。
私たちの日常にある演劇性に気づき、俳優の考え方や技術に触れながら、時には演じ、演出する側に回って、より多角的に演劇を体験していただきたいと思う。
多様性や多文化共生が叫ばれる現代において「演劇」の持つ役割は大きくなっている。
単なる娯楽を超えて、自分や他者を知るための生きた技術として演劇、演劇性を再獲得していただきたい。
到達目標 Outcomes
1、演劇における様々な概念を理解し、各自が自立的に「演劇」とは何かを考えられるようになる。
2、作品を創作する過程で協調性と創造性を発揮すること。
3、実践にて得た学びはどのように実生活に活かせるか、自分なりの考えを述べられるようになる。
卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます(学部対象)。
履修登録の際に参照ください。
​You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments).
https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/​​​
履修上の注意 Course notes prerequisites
前期または後期のどちらかをどちらかを選択してください。

実際に動くことが多いので、動きやすい格好が望ましい。
一部はオンラインでの授業となりますが、双方向での実施のため、
必ずカメラはオン、通信速度の整った、声を出せるところから受講すること。
グループワークでの創作過程は、全ての出席が原則となります。
複数回の欠席が予想される場合には履修の再検討をお願いします。

この授業は抽選科目です。
履修登録者が30名を超えた場合、事務的に機械的に30名以下になるように抽選の対象になっています。

●抽選で当選した学生
当選した場合、どのような事情があっても後から履修登録を取り消すことはできません。
熟慮した上で履修登録するように気をつけてください。
●抽選で落選した学生
落選した場合、単位認定はできません。

抽選を行わない場合であっても、初回の授業では講義で扱うテーマや授業の進め方について説明するので、履修希望者はできるかぎり初回の授業に出席してください。
やむを得ない理由により初回の授業を欠席する場合には、必ず事前に担当教員にメール等で連絡をしてください。

●抽選で選ばれなかった学生
選ばれなかった場合、単位認定はできません。必ず自分自身で、履修登録を削除してください。
履修登録を削除した後は、他の講義に履修登録をやり直すことができます。
ただし、初回で履修抽選の行われた講義には履修登録ができませんので、2回目の授業に必ず出席し、担当の講師に履修可能であるか確認するようにしてください。
アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
ディベート・ディスカッション Debate/Discussion/グループワーク Group work/実習 Practical learning
-

準備学習・復習 Preparation and review
戯曲を読んでくる、などといった事前課題を適宜出す。
成績評価方法 Performance grading policy
●授業貢献度 積極性50% 
●課題の提出 20%
●期末レポート 30%
学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している
・B:到達目標を達成している
・C:到達目標を最低限達成している
・D:到達目標を達成していない
・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S:Achieved outcomes, excellent result
・A:Achieved outcomes, good result
・B:Achieved outcomes
・C:Minimally achieved outcomes
・D:Did not achieve outcomes
・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
N
書誌情報 Bibliographic information
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MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
​https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
​​https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/

参考書・その他資料 Reference and other materials
●ビジネスに効く!演劇アプローチ 組織の活力を取り戻す「共感」「身体」「即興」/広瀬彩・須田真魚・黒岩健一郎/同友館

授業計画 Class plan

1  「演劇とは何か」オリエンテーション/対面授業
   舞台芸術の様々、多様な演劇の形を知り「演劇」とは何かを考える

2  「演劇史」でない演劇史 演劇の役割 演劇の効能/対面授業
   演劇の起源についての一説を紹介する
   演劇史に触れながら、実習を通して演劇の原初の風景を考える。

3  「スタニスラフスキー」「9つの質問」「ステイタス」など/対面授業
   近現代における演技術の根幹を確立した、コンスタンチン・スタニスラフスキー。
   彼の提唱した様々な概念の一部を実習を通して理解する。

4 「ドラマ創作」①テーマ発表 シノプシスを書く/対面授業
   発表されたテーマをもとに10分間のオンラインドラマを作る第一回。
   テーマに基づいてブレインストーミングし、シノプシスを書く。

5  「ドラマ創作」②戯曲執筆 場面を設定/対面授業
   前回のシノプシスをもとに実際に台本を書く。
   ト書きやセリフは誰のためにあるのか、何のためにあるのか、
   登場人物の「タスク」や「ステイタス」などを考え、場面を設定する。


6  「ドラマ創作」③戯曲執筆 「配役」「9つの質問」/対面授業

   配役し、演じながら戯曲執筆を進める
   前回の執筆の続き、修正を経てリハーサルを目指す。
   俳優術における「9つの質問」を扱って役のディティールを高める

7  「ドラマ創作」④ リハーサル/対面授業
   執筆した戯曲をもとにリハーサルを行う。どのような衣装や、効果が必要かまとめる。。

 
8  「ドラマ創作」⑤ リハーサル/対面授業

   ブレイクアウトルームを活用してグループごとにリハーサルを進める

   本番を想定して、衣装や、照明効果、音楽、背景などを使って上演する。
   上演を録画し、チェックする。


9  「ドラマ創作」⑥ ゲネプロ/オンライン授業
   本番を想定したテクニカルも含めた最終リハーサル。


10 「ドラマ創作」⑦最終修正/オンライン授業
   前回のゲネプロを踏まえて最終修正をする。

  「オンラインドラマ発表」① 創作したオンラインドラマを発表する。


11 「オンラインドラマ発表」②/オンライン授業
   創作したオンラインドラマを発表する。


12 俳優術における概念 「身体性」 「戯曲を読む」/対面授業
  「目的」を持って変わるカラダ。スピードや五感、身体的想像と言った身体に根ざした概念を扱う。現代戯曲に触れる。

13 「戯曲を読む」/対面授業
   前回配布した戯曲を用いる。
   実際に声に出して「本読み」をして感想を共有し、様々な気づきを得る。
   ●宿題として「役の履歴書」を書く 
  
14 「戯曲を読む」/対面授業
   対面 事前課題の「役の履歴書」を共有する。
   グループワークで「見取り図」を描き、戯曲を要約する。
   場面を区切って、実際に動きながら考えてみる

15 まとめ「演劇とは何か」/対面
   これまでの授業を振り返り、今一度最初の問い「演劇とは何か」を考える。まとめ。


担当教員の実務経験とそれを活かした教育内容 Work experience of the instructor
劇団俳優座でキャリアを積み、退団後は表現や団体、言語などの枠を超えて多様なカンパニーに参加する。
国内外の舞台に立ちながら、俳優のみならず、演出や、美術、脚本、俳優教育なども手がけ、
殊に近年は「演劇の社会還元」の一つとして企業研修や、教育といった場において演劇を扱い、演劇性を高めるための取り組みを進める。

主な出演作品に
「カラマーゾフの兄弟」演出:千田是也 /俳優座 
「小さき神のつくりし子ら」演出:⻄川信廣 /俳優座劇場プロデュース 
「近代能楽集・三島の女たち」演出:野村万之丞 /日欧舞台芸術交流会/ルーマニア/チェコ /ポーランド/イタリア
「慶應忘年ちぎれ雲」演出:福田善之 /木山事務所、 
「タイタス・アンドロニカス」演出:木島恭 /勝田演劇事務所
「かもめ」演出:鳴海康平 /第七劇場/名古屋/ソウル/台北
「出られない二人」演出:三輪えり花 /国際演劇協会日本センター
「酒場」演出:藤井ごう/劇団東演
「ブレーメンの音楽隊」演出:アレックス・バーン/ACO沖縄
「カデナ」演出:藤井ごう/ACO沖縄
演出作品に 
「蕨野」「寒天凝膠の鳥」コトホギ 
「幻談・小鳥坂」自主公演 
「君を待つ」日本ヤナーチェク友の会、 などがある。
教育用ソフトウェア Educational software
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備考 Remarks

授業でのBYOD PCの利用有無 Whether or not students may use BYOD PCs in class
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授業での仮想PCの利用有無 Whether or not students may use a virtual PC in class
N