シラバス情報

科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
生物科学特論 (後期・金3)
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
生物科学特論 (後期・金3)
授業コード Class code
99KTM11
科目番号 Course number
L3LBART533

教員名
橋本 茂樹
Instructor
Shigeki Hashimoto

開講年度学期
2026年度後期
Year
2026年度
Semester
②Second semester
曜日時限
金曜3限
Class hours
Friday 3rd. Period

開講学科・専攻 Department
工学研究科(一般教養科目)、先進工学研究科(一般教養科目)、薬学研究科(一般教養科目)

A course of liberal arts, the Graduate School of Engineering
A course of liberal arts, the Graduate School of Advanced Engineering
A course of liberal arts, Graduate School of Pharmaceutical Sciences
単位数 Course credit
2.00単位
授業の方法 Teaching method
Lecture
外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
-
授業の主な実施形態 Main class format
⑦ [遠隔]オンライン授業(同期)/ [Remote]Online (synchronized remote)

概要 Description
現在、生命科学において大きな関心を集めている「ウイルス感染とワクチン」、「健康と栄養・運動」、「ホモ・サピエンスと文明の発症・発展」に焦点をあてた講義を行う。
講義では、これらトピックスに関連する最近の知見を解説、解説を基に質疑応答を活発に行うことでトピックスの理解を深める。
目的 Objectives
上記3つのトピックスについて、これまでの研究によりどこまで解明されたのか、まだ何が解明されていないのか現状を理解する。
これらトピックスの進捗を理解することを通じ、生命科学に対する自分なりの視座(気づき)を得る。
到達目標 Outcomes
  1. 講義内容を自分の言葉で説明できるようになる。
  2. 本科目を受講する前と比較し生命科学分野に関するリテラシーが高くなる。
卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
履修上の注意 Course notes prerequisites
全ての授業はオンライン同期で行うため、LETUSに示す授業アクセスのURLから参加すること。
高校生物学の教科書程度の知識は、特に説明しないで授業を進めていく。基礎知識に不安がある場合は、自学自習により補う努力をして欲しい。
授業終了後、質問などはメール(sbridge@rs.tus.ac.jp)にて受け付ける。
アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
-
-

準備学習・復習 Preparation and review
事前に授業資料をLETUSに公開するので、資料を読んで授業に臨むこと。
復習として、授業中に抱いた興味や疑問を掘り下げ学習すること。
成績評価方法 Performance grading policy
各トピックスについて講義内容を振り返り、ポイントを定めて考察したこと、あるいはポイントから得た気づきをまとめたレポート(800字程度)を提出して貰う。
全部で3通のレポートを提出する必要があり、これらを合計して成績を決める(各レポートの成績評価割合は、3分の1)。
各レポートは、採点のうえ、LETUSでフィードバックする。
学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している
・B:到達目標を達成している
・C:到達目標を最低限達成している
・D:到達目標を達成していない
・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S:Achieved outcomes, excellent result
・A:Achieved outcomes, good result
・B:Achieved outcomes
・C:Minimally achieved outcomes
・D:Did not achieve outcomes
・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
N
書誌情報 Bibliographic information
-
MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
​https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
​​https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/

参考書・その他資料 Reference and other materials
【ウイルス感染とワクチン】
「微生物学・感染症学(第3版)」塩田澄子,化学同人,978-4-7598-2359-2
「新型コロナの科学」黒木登志夫,中公新書,978-4-12-102625-5
「新型コロナは人工物か?」宮沢孝幸,PHP新書,978-4-569-85738-1
「新型コロナワクチン」杉本正信,東京化学同人,978-4-8079-2016-7
「mRNAワクチンの罪と罰」村上康文,方丈社,978-4-910818-29-0
「検証・コロナワクチン」小島勢二,花伝社,978-4-7634-2068-8
【健康と栄養・運動】
「健康栄養学」細野崇,共立出版,978-4-320-06198-9
「老化という生存戦略」近藤祥司,日本評論社,978-4-555-80654-2
「健康・老化・寿命」黒木登志夫,中公新書,978-4-12-101898-4
「時間栄養学入門」柴田重信,河出文庫,978-4-06-523875-2
「分子栄養学」加藤久典,羊土社,978-4-7581-1375-5
「筋肉はすごい」青井渉,中公新書,978-4-12-102878-5
【ホモ・サピエンスと文明の発祥】
「ゴリラの森で考える」山極寿一,毎日新聞出版,978-4-620-32849-2
『ゴリラからの警告「人間社会、ここがおかしい」』山極寿一,毎日文庫,978-4-620-21044-5
「進化と人間行動」長谷川寿一・長谷川眞里子・大槻久,東京大学出版会,978-4-13-062230-1
「サピエンス全史 上」Y・N・ハラリ,河出文庫,978-4-309-46788-7
「サピエンス全史 下」Y・N・ハラリ,河出文庫,978-4-309-46789-4
「ホモ・デウス 上」Y・N・ハラリ,河出文庫,978-4-309-46758-0
「ホモ・デウス 下」Y・N・ハラリ,河出文庫,978-4-309-46759-7
「21世紀のホモ・サピエンス」増保安彦,山登一郎,<4D6963726F736F667420576F7264202D208250817C82CD82B682DF82C981698E52936F816A2E646F63> 

授業計画 Class plan
以下の全ての授業は、オンライン同期により行う。授業の前半は教員が主体的に説明し、後半は双方向的に議論しながら進める。

第1回:ガイダンス(9/11)
本授業の概要と進め方、成績評価の仕方について説明する。

第2回:ウイルス感染とワクチンPart1(9/18)
新型コロナウイルスによるパンデミックを振り返り、変異株の出現と流行波、コロナ感染の検査と予防、ウイルスの系統と起源などを学ぶ。
<関連用語>SARS-CoV2,RNAウイルス,スパイクタンパク質,遺伝子変異,ワクチン,感染検査,分子系統樹

第3回:ウイルス感染とワクチンPart2(9/25)
これまでに発生したウイルス感染によるパンデミック、および近年発生したウイルスによるエピデミックについて学ぶ。
<関連用語>天然痘,種痘,スペイン風邪,インフルエンザ,ロシア風邪,SARS,MERS,集団免疫,新興感染症

第4回:ウイルス感染とワクチンPart3(10/2)
これまでに開発された各種ワクチンの原理、および新型コロナ感染を予防するために開発された遺伝子ワクチンの特徴と作用メカニズムを学ぶ。
<関連用語>生ワクチン,不活性化ワクチン,サブユニットワクチン,遺伝情報,脂質ナノ粒子,自然免疫,細胞性免疫,抗体

第5回:ウイルス感染とワクチンPart4(10/9)
遺伝子ワクチン(mRNAワクチン)の有効性と安全性を副反応、後遺症、超過死亡数などの観点から検証し、このワクチンの是非を議論する。
<関連用語>緊急承認,重症化予防,オミクロン株,免疫抑制,抗原原罪,ワクチン後遺症,健康被害救済制度,前橋レポート

第6回:健康と栄養・運動Part1(10/16)
近年の老化研究により解明が進みつつある「寿命遺伝子」に注目し、老化の促進や抑制のしくみを学ぶ。
<関連用語>カロリー制限,長寿遺伝子,インスリン様成長因子,成長ホルモン,オートファジー,ラパマイシン,DoHaD学説

第7回:健康と栄養・運動Part2(10/23)
過剰な栄養摂取や運動不足が原因となる「生活習慣病」の発症を脂肪細胞から分泌される「アディポサイトカイン」の働きに注目して学ぶ。
<関連用語>レプチン,腫瘍壊死因子,インクレチン,アディポネクチン,満腹中枢,摂食中枢,慢性炎症,炎症性サイトカイン,インスリン抵抗性

第8回:健康と栄養・運動Part3(10/30)
食事をいつとるのが健康的なのか、理にかなった食事のタイミングを教示する「時間栄養学」の概念を学ぶ。
<関連用語>概日リズム,中枢時計,末梢時計,視交叉上核,時計遺伝子,同調因子,クロノタイプ

第9回:健康と栄養・運動Part4(11/6)
運動の効用を骨格筋から分泌される生理活性物質として知られる「マイオカイン」の働きに注目して学ぶ。
<関連用語>骨格筋,ミトコンドリア,分泌臓器,ミオスタチン,AMPキナーゼ,サルコペニア,フレイル

第10回:ホモ・サピエンスと文明の発祥・発展 Part1(11/13)
類人猿との共通祖先から分かれて誕生した猿人が化石人類を経て現在人類へと進化していく道のりを学ぶ。
<関連用語>霊長類,直立二足歩行,脳容量,調理仮説,ホモ属,出アフリカ,ネアンデルタール人

第11回:ホモ・サピエンスと文明の発祥・発展Part2(11/20)
サルや類人猿の社会構造と生活の営み方を比較することで、人間性の本質が何かを考える。
<関連用語>樹上生活,社会脳仮説,血縁関係,帰属意識,分配行動,共同保育,食物革命

第12回:ホモ・サピエンスと文明の発祥 ・発展Part3(11/27)
ヒトは進化の結果、巨大な脳と二足歩行を獲得したが、一方で他の類人猿には見られない病気などを患うようになったこと(進化のトレードオフ)を学ぶ。
<関連用語>腰痛,高血圧,咽頭交差,難産,思春期スパート,フレイル,サルコペニア

第13回:ホモ・サピエンスと文明の発祥・発展 Part4(12/4)
文化のビックバンと呼ばれる「認知革命」が起き、芸術や言語が誕生、新人が瞬く間に世界中に広がっていったことを学ぶ。
<関連用語>前頭前野,言語遺伝子,握斧,剥片石器,帰属意識,共感力

第14回:ホモ・サピエンスと文明の発祥 ・発展Part5(12/11)
文明の発祥に伴い、狩猟採取から農耕・定住生活へと変わったことで、我々の暮らしが本当に「豊か」になったのか議論する。
<関連用語>アニミズム,農業革命,巨大文明,世界宗教,人口爆発,自己家畜化

第15回:講義の総括 (12/18)
ポール・ゴーギャンの問いかけとして知られている「我々はどこから来たのか」、「我々は何者か」、「我々はどこへ行くのか」に対する答えを考えてみる。
<関連用語>情報通信革命,人新世,人間至上主義,惑星限界,人工知能,データ至上主義

担当教員の実務経験とそれを活かした教育内容 Work experience of the instructor
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教育用ソフトウェア Educational software
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備考 Remarks

授業でのBYOD PCの利用有無 Whether or not students may use BYOD PCs in class
Y
授業での仮想PCの利用有無 Whether or not students may use a virtual PC in class
N