シラバス情報

科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
教養研究 (ELSI)(後期集中)
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Research Supervision
授業コード Class code
99KT607
科目番号 Course number

教員名
村上 学、金 凡性、神野 潔、伊吹 友秀、愼 蒼健
Instructor
Chang-Geon SHIN,  Manabu MURAKAMI,  Kiyoshi JINNO, Tomohide IBUKI, Boumsoung KIM

開講年度学期
2026年度後期
Year
2026年度
Semester
②Second semester
曜日時限
集中講義
Class hours
intensive course

開講学科・専攻 Department
理学部第一部 応用物理学科(一般教養科目)、工学部(一般教養科目)、先進工学部(一般教養科目)、薬学部(一般教養科目)A course of liberal arts, the Department of Applied Physics, Faculty of Science Division ⅠA course of liberal arts, the Faculty of Engineering A course of liberal arts, the Faculty of Advanced Engineering course of liberal arts, the Faculty of Pharmaceutical Sciences
単位数 Course credit
2.00単位
授業の方法 Teaching method
講義 Lecture
外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
-
授業の主な実施形態 Main class format
① [対面]対面授業/ [On-site] On-site class

概要 Description

「教養研究」は、「TUSくさび形教養教育カリキュラム」における体系的な学びの最上位に位置付けられる科目であり(カテゴリーD科目)、学生はこれまでに修得した知識・能力をもとに、授業担当教員による指導を受けながら、自ら主体的にリサーチを行い、自身が設定したテーマにおける学びをより深めることを目指します。なお、「教養研究」において所定の成績を収めた学生に対しては、履修証明書(certificate)を発行します。

1.本授業では、ELSI(エルシー)に関連する課題を発見・設定し、調査研究を行ったうえで、その成果を発表する。
(1) ELSIとは、Ethical, Legal and Social Issues (倫理的・法的・社会的課題)あるいはEthical, Legal and Social Implications (倫理的・法的・社会的影響)の頭文字をとった言葉で、新しい科学技術の「社会実装」に際して生じうる、技術的課題以外のあらゆる課題を含むものとされる。そもそも、この言葉は1990年にアメリカで「ヒトゲノム計画」が開始する際に登場した言葉であり、30年以上の歴史を有する(参考書(1)を参照のこと)。出発点においてELSIはゲノム科学分野を対象としたが、ヨーロッパではELSA(Ethical, Legal and Social Aspects)というプログラムに展開し、近年では「経済」や「文化」への影響も射程に入れたELSEC(Ethical, Legal, Social, Economic and Cultural Implications )といった言葉まで登場している。また、研究対象の領域は拡大の一途を辿り、ナノテクノロジー、合成生物学、データサイエンスとAI、神経工学、ロボットなどにも導入されている。ひとまずは、ここまでの流れを「狭義のELSI」と呼び、科学技術の成果を「社会実装」するうえで生じる(生じるであろう)諸課題を人文系・社会科学系学問を「総動員」して検討する研究活動としよう。
(2)一方、学問の問いに限定はない。例えば、合成生物学の成果の「社会実装」を考える前に検討しなければならないのは、生物=生命とは何かという問題である。そして、成果なるものが生まれる研究段階であっても、場合によってはブレーキをかけなければならないかもしれない。成果なるものを前提にして「社会実装」にて発生する課題などという限定された問い、その外へ出ることも、学問の「総動員」としてのELSI研究には必然であり、ここでは「広義のELSI」と呼んでおこう。したがって、ELSI研究自体をメタ分析することも、当然含まれることになる。
(3)「教養研究(ELSI)」とは、(1)はもちろんのこと、(2)も含みこむことになる。

2. 3年生以上の学生が受講するDカテゴリーの科目である。

3.後期に開講される集中講義である。ただし、ガイダンスは前期中に行うので、LETUSでの情報更新に注意すること。
目的 Objectives
教養教育の目標にある以下の能力を獲得するための科目である。

1.専門分野の枠を超えて広い視野で多元的・複眼的に自然・人間・社会を俯瞰できる能力
2.多様な文化・言語を理解し協働するための国際性を身に付けるとともに、グローバル化した社会の中で、多様な価値観を持つ人材とコミュニケーションを取れる能力
3.課題を自ら発見し、主体的に考え、解決に取り組むための論理的・批判的思考力
4.正解のない課題に対しても積極的に挑むための判断力・行動力
6.本学におけるノブレスオブリージュの精神のもと、高い志をもって世界の発展・持続に率先して貢献する能力
到達目標 Outcomes
到達目標は、文献講読、調査研究活動、ティスカッションなどを通じて、自ら問題を設定し、その成果を小論文として、そして口頭で発表することができるようになることである。
卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます(学部対象)。
履修登録の際に参照ください。
​You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments).
https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/​​​
履修上の注意 Course notes prerequisites
(1) 課題に応じて、受講生は他キャンパスの教員を選ぶことができる。
(2) 前期にガイダンスを行うので、受講希望者はそのガイダンスに参加すること。
(3) この科目を履修する前に、履修を推奨する科目がある。ただし、キャンパスにより推奨科目は異なるので、『履修の手引き』を参照すること。
(4) 集中講義の開催スケジュール及び開催方法(対面、オンラインなど)については、教員と受講生が協議のうえ決定する。
(5) ELSI関連の情報はLETUSコース「ELSIコース(『教養研究』)」(https://letus.ed.tus.ac.jp/course/view.php?id=189089)に自己登録して各自利用すること。
(6) 履修希望者が多い場合には、選抜を行うことがある。
アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
課題に対する作文 Essay/ディベート・ディスカッション Debate/Discussion/プレゼンテーション Presentation/PBL (課題解決型学習) Problem-based learning/-
研究課題を決めて、それについての議論を経て、成果発表を行う。このプロセスでは、「読む」、「聞く」、「話す」、「書く」といった全ての技法が試され、鍛えられる。

準備学習・復習 Preparation and review
<準備学習>
講義の場合には、事前配布の資料を読んでおく。
発表・議論の場合、発表担当者は発表用資料を作成し、事前配布する。それ以外の受講生は事前配布された資料を読んでおく。
<復習>
講義の場合、講義内容及び授業内の質疑応答を整理・確認する。
発表・議論の場合、とりわけ議論の展開とその内容を事後的に整理する。
成績評価方法 Performance grading policy
ゼミの参加状況と成果(最終レポート及び発表会での口頭発表)により総合的に判断する。
学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している
・B:到達目標を達成している
・C:到達目標を最低限達成している
・D:到達目標を達成していない
・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S:Achieved outcomes, excellent result
・A:Achieved outcomes, good result
・B:Achieved outcomes
・C:Minimally achieved outcomes
・D:Did not achieve outcomes
・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
N
書誌情報 Bibliographic information
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MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
​https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
​​https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/

参考書・その他資料 Reference and other materials
*ELSIに関係する参考文献を中心に紹介する。
(1)カテライ アメリア・鹿野祐介・標葉隆馬編『ELSI入門:先端科学技術と社会の諸相』丸善出版、2025年。
(2)神野潔他「特集:ELSI研究の現在」『科学フォーラム』東京理科大学、第439号、2024年2月、2-19頁。
(3)塚原東吾・綾部広則・藤垣裕子・柿原泰・多久和理実編『よくわかる 現代科学技術史・STS』ミネルヴァ書房、2022年。
(4)科学・技術・倫理百科事典翻訳編集委員会監訳『科学・技術・倫理百科事典』丸善出版、2012年。
*研究テーマ別の参考文献は、担当教員より適時紹介される。


授業計画 Class plan
以下、第XX回は目安に過ぎない。基本はゼミ形式で進行する。

<前期>
第0回(2026年4月から5月の間):ELSI合同ガイダンス
担当:愼、村上、神野、伊吹

<後期>
第1回から第7回:ELSI研究ゼミ
担当:愼、村上、神野、伊吹、金
第8回:ELSI研究・中間発表会(発表と質疑応答)
担当:愼、村上、神野、伊吹、金
第9回から第14回:ELSI研究ゼミ
担当:愼、村上、神野、伊吹、金
第15回(2027年2月中旬):ELSI研究・最終成果発表会(発表と質疑応答)
担当:愼、村上、神野、伊吹、金

担当教員の実務経験とそれを活かした教育内容 Work experience of the instructor
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教育用ソフトウェア Educational software
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備考 Remarks
ELSI関連の情報はLETUSコース「ELSIコース(『教養研究』)」(https://letus.ed.tus.ac.jp/course/view.php?id=189089)に自己登録して各自利用すること。(参考文献の一部も掲載あり)

授業でのBYOD PCの利用有無 Whether or not students may use BYOD PCs in class
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授業での仮想PCの利用有無 Whether or not students may use a virtual PC in class
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