シラバス情報

科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
工作機械
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Machine Tool30
授業コード Class code
9975320
科目番号 Course number
75BAPEM322

教員名
小倉 一朗
Instructor
Ichiro Ogura

開講年度学期
2026年度前期
Year
2026年度
Semester
①First semester
曜日時限
火曜5限
Class hours
Tuesday 5th Period

開講学科・専攻 Department
創域理工学部 機械航空宇宙工学科

Department of Mechanical and Aerospace Engineering, Faculty of Science and Technology
単位数 Course credit
2.00単位
授業の方法 Teaching method
講義

Lecture
外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
-
授業の主な実施形態 Main class format
① [対面]対面授業/ [On-site] On-site class

概要 Description
自動車,バイク,電車など,我々が日常生活で使用している機械製品は,様々な形状を有した機械部品の組み合わせによって成り立っている.それらの機械部品を製造している存在が工作機械である.工作機械は製造業において機械を作る機械,すなわち「マザーマシン」としての役割を果たしており,その構造やはたらき,加工方法などを理解することは機械工学,製造技術を学ぶ者として必要不可欠な知識といえる.本講義では、特に切削加工—工具によって金属を削る加工—の工作機械に焦点を当て、それらに関する基礎知識や加工方法に加えて、最新の研究成果がどのように活用されているかについて詳しく解説する.それにより工学の視点から製造プロセスを理解し,将来の技術の進展に対応できる知識を身につける.
目的 Objectives
工作機械の機能,構造,機構,制御等の基本的事項や利用形態を理解するとともに,工作機械システムとしての性能を高めるための基本的な考え方を学び,他の様々な機械システムの特性を高める際にも応用できる能力を身につける.本講義を通じて機械工学分野で必要な基礎学力と,その上にたつ専門知識,さらに修得した専門知識や教養をもとに,自らの課題を発見し,解決する能力を養うことを目的とする.
到達目標 Outcomes
工作機械に関する専門的な知識はもとより,機械工学の基礎的専門知識を総合して問題を解決できる能力,工作機械が中核となり大きな貢献を果たしているものづくり活動が,社会,自然,人間に及ぼす影響をも意識できる素養を身につける.
卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます(学部対象)。
履修登録の際に参照ください。
​You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments).
https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/​​​
履修上の注意 Course notes prerequisites
学習の意味を自ら考えること.常に,何故を考え,問題意識をもって臨むこと.指定教科書と使用するスライドはあくまでそのための材料である.また,受講に当たっては,材料力学,機械力学,熱力学,流体力学,伝熱工学,加工学などの機械工学分野の基礎専門科目の知識を有していることが望ましい.
アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
小テストの実施 Quiz type test/-
-

準備学習・復習 Preparation and review
LETUSシステムに講義資料や課題(小テスト)を掲載するので予習・復習に活用すること.
成績評価方法 Performance grading policy
授業中に行なう小テスト(50%)および到達度評価(50%)による.出席して講義を聴き,翌週講義開始前までに小テストを提出することにより,授業毎の加点とする.欠席が多い場合は合格点に至らない可能性が高くなることに注意.
なお,小テスト結果の講評は,提出日の翌週に行うので,その内容をよく聞いて,より理解を深めること.
学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している
・B:到達目標を達成している
・C:到達目標を最低限達成している
・D:到達目標を達成していない
・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S:Achieved outcomes, excellent result
・A:Achieved outcomes, good result
・B:Achieved outcomes
・C:Minimally achieved outcomes
・D:Did not achieve outcomes
・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
Y
書誌情報 Bibliographic information
教科書名:「新版 初歩から学ぶ 工作機械」
著者:清水伸二
出版社名:大河出版
出版年:2011年
ISBN:978-4-88661-721-7
MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
​https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
​​https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/

参考書・その他資料 Reference and other materials
講義中必要に応じて紹介する

授業計画 Class plan
1.序論:講義ガイダンス,工作機械の定義・特質,学ぶ意義
内容: 講義の基本方針と学び方,工作機械を学ぶ意義,工作機械の役割と産業・社会との関わり,工作機械の定義と特質,各種のものづくり関連の展示会などの紹介,各種展示会の見学計画を立てる.
(復習)身の回りの製品をつくるのにどのような加工法が用いられているかを考えてみる.また,どの様な工作機械メーカが存在し,どの様な工作機械を製造しているかをインターネットなどで調べてみる.[1時間]
2.各種加工方法と工作機械 Ⅰ:切削加工工作機械
内容:除去加工法の概要,各種切削加工法とそれを実現する機械の構造形態と構造要素名,運動機能,加工機能について学ぶ.
(復習)具体的な機械部品を例にとり,学んだ工作機械ではどの部分を加工可能か考えてみる.[1時間]
3.各種加工方法と工作機械 Ⅱ:切削加工工作機械
内容:各種切削加工法とそれを実現する機械の構造形態と構造要素名,運動機能,加工機能について学ぶ.
(復習)具体的な機械部品を例にとり,学んだ工作機械では,どの部分を加工可能か考えてみる.[1時間]
4.各種加工方法とそのための工作機械 Ⅲ:研削加工,研磨加工,その他の加工工作機械
内容:各種研削・研磨加工法やその他の加工法とそれらを実現する機械の構造形態と構造要素名,運動機能,加工機能について学ぶ.
(復習)具体的な機械部品を例にとり,学んだ工作機械では,どの部分を加工可能か考えてみる.[1時間]
5.工作機械の分類と工作機械に共通な基本構成要素
内容:2章で学んだ工作機械を色々な切り口から分類して,各種工作機械が必要とされる背景について理解する.そしてそれら工作機械が共通に有
している基本的な構成要素について学ぶ.
(復習)機械製品に必要となる各種部品を加工するために,各種工作機械が存在する意義について考えてみる.[1時間]
6.工作機械が有すべき基本特性
内容:加工性能への影響因子について学び,工作機械が有すべき基本特性について理解する.
(復習)材料力学,機械力学,伝熱工学,材料工学などの基礎知識が,工作機械の特性を向上するためにどのように活かされているかを考えてみる.[1時間]
7.基本構造と仕組みⅠ:主要構造要素
内容:構造本体と主要運動要素に必要とされる特性とその特性を実現するための仕組みについて学ぶ.
(復習)静・動・熱・運動特性の向上原理が,主要構造要素の設計にどのように活かされているか,考えてみる.[1時間]
8.基本構造と仕組みⅡ:結合部・固定形結合部
内容:工作機械に存在する主要構造要素の結合方式とそれら結合部に共通的に必要となる特性とそれら特性に影響する主な因子について学ぶ.さらに固定形の結合部について,それらに必要とされる特性とそれら特性を実現するための仕組みについて理解する.
(復習)静・動・熱・運動特性の向上原理が,固定形結合部の設計にどのように活かされているか,考えてみる.[1時間]
9.基本構造と仕組みⅢ:回転案内結合部(主軸受部構造)
内容:工作機械の主軸受部構造について,それらに必要とされる特性とそれら特性を実現するための仕組みについて理解する.
(復習)静・動・熱・運動特性の向上原理が,回転案内結合部の設計にどのように活かされているか,考えてみる.[1時間]
10.基本構造と仕組みⅣ:直進案内結合部(案内部構造)・その他の結合部
内容:工作機械の案内部構造とその他の結合部について,それらに必要とされる特性とそれら特性を実現するための仕組みについて理解する.
(復習)静・動・熱・運動特性の向上原理が,直進案内結合部の設計にどのように活かされているか,考えてみる.[1時間]
11.基本構造と仕組みⅤ:駆動機構部
内容:工作機械の駆動機構部について,それらに必要とされる特性とそれら特性を実現するための仕組みについて理解する.
(復習)4章で学んだ,静・動・熱・運動特性の向上原理が,駆動機構部の設計にどのように活かされているか,考えてみる.[1時間]
12.基本構造と仕組みⅥ:数値制御装置
内容:数値制御装置の役割,基本構成と機能について学び,工作機械がどのように制御され必要な運動を創り出しているかを理解する.
(復習)最近のものづくり現場のIoT(もののインターネット)化におけるNC装置の役割について調べてみる.[1時間]
13.基本構造と仕組みⅦ:周辺装置・ツーリングシステム
内容:ものづくりには,工作機械以外に多くの周辺装置や工具・チャック・取付具などのツーリングシステムが必要となることを理解するとともに,それらの概要と役割・要件について学ぶ.
(復習)これら周辺装置やツーリングシステムが加工精度や加工能率に及ぼす影響について考えてみる.[1時間]
14.最近の工作機械
内容:最近の工作機械を使われている加工エネルギ(加工メカニズムも含む)により大分類し,さらに工作物の運動様式により分類して,その代表的な機種を取り上げる.それら機種の最近の構造形態や特徴について学び,現在どのような工作機械が求められているかについて理解を深める.
(復習)講義で紹介した工作機械が更にどのような進化を遂げているか,工作機械メーカのHPなどにより調査してみる.[1時間]
15.到達度評価・総括
内容:これまでの講義により,その到達目標がどの程度達成されたかを到達度評価により確認する.その後,授業として,各自でその到達度を総括する.
(準備学習)各自理解不足であった部分については,教科書で再度確認しておく.[1時間]

担当教員の実務経験とそれを活かした教育内容 Work experience of the instructor
・国立研究機関の工作機械関係研究者としての知見を活かして講義を行なう.

教育用ソフトウェア Educational software
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備考 Remarks

授業でのBYOD PCの利用有無 Whether or not students may use BYOD PCs in class
Y
授業での仮想PCの利用有無 Whether or not students may use a virtual PC in class
N