シラバス情報

科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
建築施工1
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Building Execution 130
授業コード Class code
9971102
科目番号 Course number
71SMBMC221

教員名
唐沢 智之
Instructor
Tomoyuki Karasawa

開講年度学期
2026年度後期
Year
2026年度
Semester
②Second semester
曜日時限
火曜5限
Class hours
Tuesday 5th. Period

開講学科・専攻 Department
創域理工学部 建築学科

Department of Architecture, Faculty of Science and Technology
単位数 Course credit
2.00単位
授業の方法 Teaching method
講義

Lecture
外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
-
授業の主な実施形態 Main class format
① [対面]対面授業/ [On-site] On-site class

概要 Description
材料選定を含む建築物の設計行為(設計図書)を具現化することが「施工」であり、施工という行為があってこそ初めて建築物は出来上がる。すなわち、「施工」がなされなければ、設計図書は単なる「図面」にすぎず、「施工」は設計図書という2次元のメディアを3次元の建築物に仕上げる行為と言える。従って、「建築施工」は設計者、施工者を含めた建築従事者にとって必要不可欠な要素の1つである。
本講義では、建築物の施工とはどのようなものか、施工がどのように行われるのか、どのような点に注意が払われなければならないのかを中心に、建築物が完成するまでのプロセスに沿って説明する。また、建築物が完成した後の供用期間中の点検・補修、および建築物がその使命を終えて解体される過程についても解説する。
目的 Objectives
建築施工が果たす役割、施工方法、施工における注意点を理解し、施工という行為(施工会社組織における実務)を通じて、材料や設計に対する理解を深めるとともに、建築施工という「ものづくり」の面白さや奥深さに触れることを目的とする。
到達目標 Outcomes
建築施工のプロセス全般の概要を把握することを目標とする。
卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます(学部対象)。
履修登録の際に参照ください。
​You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments).
https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/​​​
履修上の注意 Course notes prerequisites
講義では、講師が作成した講義用のパワーポイントを用いる。
アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
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準備学習・復習 Preparation and review
・各回の講義用資料(パワーポイントのPDF版)は、講義に先立ち、大学のHP(LETUS)にアップするので、講義内容の理解を深めるため講義の前後で活用すると良い。
・各回講義の冒頭で、前回講義内容の要点を説明するので参考にすると良い。
成績評価方法 Performance grading policy
・成績は、中間試験と到達度評価試験の合計点で評価する。
・全講義のほぼ前半を終えた時点(第9回講義を予定)で中間試験を実施する。中間試験では、建築施工に対する各自の考え方や視点を問う。
・到達度評価試験験は第15回講義に行い、試験問題はすべての講義内容から出題する。
・中間試験と到達度評価試験の配分は15%、85%を目安とする。
学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している
・B:到達目標を達成している
・C:到達目標を最低限達成している
・D:到達目標を達成していない
・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S:Achieved outcomes, excellent result
・A:Achieved outcomes, good result
・B:Achieved outcomes
・C:Minimally achieved outcomes
・D:Did not achieve outcomes
・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
N
書誌情報 Bibliographic information
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MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
​https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
​​https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/

参考書・その他資料 Reference and other materials
・以下の書籍をその他の資料として紹介する。これら書籍は、建築施工をより深く学びたい場合など必要と思った場合に購入するとよい(これら書籍の購入を強制するものではない)。
江口清監修「現場技術者が教える「施工」の本 躯体編」建築技術
野平修他監修「現場技術者が教える「施工」の本 仕上編」建築技術
大久保孝昭編著「基礎から学ぶ建築生産」学芸出版社
日本建築学会「構造用教材」丸善出版
日本建築学会「建築施工用教材」丸善出版

授業計画 Class plan
すべての授業は、対面で実施する。(やむを得ない事情が発生した場合を除く)
また、すべての履修学生は、半数以上の授業回を対面で受講すること。

[第1回]建築施工の概要
本講義のガイダンスとして、建築施工とは何か、設計図書を具現化するために、資材(材料)や機材がどのように運ばれ、どのように組み立てられるのか、建設会社が行っている工事(施工)管理とは何か、工事の全体の流れについて事例を交えて紹介する。また、講義の進め方についても説明する。
[第2回]請負契約、工事費見積り、工事(施工)計画
建築工事(建築施工)は、一般に施主からの請負契約によって行われている。請負契約の最も重要な事項となる建築工事に要する費用を決める元となるのが見積りである。これら工事費の構成と積算、および請負契約の概要、関連法規・手続きについて解説する。また、工事開始にあたって必要となる工事・施工計画や工程管理について、その方法・手法と要点について解説する。
[第3回]仮設工事、地業・土工事
工事着手前の各種届出、近隣対応、および工事着工前に準備工事として行い建物の竣工後には人の目に触れることがない、測量、現場周囲の仮囲い、足場、クレーンなどの仮設工事について解説する。また、建物の基礎を構築するための地業工事(掘削工事、土留め・山留め工事など)と土工事について解説する。
[第4回]基礎工事、杭工事
建物を構築するうえで不可欠な基礎工事と杭工事について、基礎や杭を構築するための様々な基礎工法(直接基礎、杭基礎)、杭基礎の種類(鋼杭、コンクリート杭など)の種類と特徴、施工方法、またそれらの要点について解説する。
[第5回]型枠工事、鉄筋工事
建物の骨組み、主要構造部を作る躯体工事のうち、鉄筋コンクリート部材を構築するための型枠工事(型枠の構成材料、役割、組立て)と鉄筋工事(使用材料、加工、組立て、かぶり厚さ、継手、定着)について、その要点について解説する。
[第6回]コンクリート工事①
建物の骨組み、主要構造部を作る躯体工事のうち、最も重要な工事の一つであるコンクリート工事に関して、その準備作業としてのコンクリートの発注、および実際のコンクリート工事となる運搬、打込み、締固め、仕上げなど一連の作業の要点について解説する。
[第7回]コンクリート工事②
コンクリート工事のうち、コンクリートの品質管理、養生、脱型など一連の作業の要点について解説する。また、様々な種類のコンクリート工事(建築学会「建築工事標準仕様書・同解説 JASS5 鉄筋コンクリート工事」に記載される寒中、暑中、軽量、マスコンクリート、高流動・高強度コンクリートなど)について、その特徴と注意点について解説する。
[第8回]プレキャストコンクリート工事
建築施工におけるコンクリート工事の工期短縮や省資源化のために採用されるプレキャストコンクリートについて、その工法開発の変遷を示すとともに、プレキャストコンクリート部材の製造、現場における取付け方法を含めた施工計画について解説する。
[第9回]建築施工における不具合、劣化調査・補修工事の事例
建築工事においてミスをしたときに起きうる不具合・契約不適合責任について解説する。不具合の種類と発生原因、補修方法の例等について紹介する。
第9回の講義時間内に、中間試験を実施する。
[第10回]鉄骨工事(耐火被覆)
建物の骨組み、主要構造部を作る躯体工事のうち、コンクリート工事と並んで最も重要な鉄骨工事に関して、鋼材の種類、工場での鉄骨部材の製作、現場への運搬、鉄骨建方、建入れ直し、接合方法(溶接・ボルト締め)、品質管理などの概要について解説する。また、鉄骨工事に付随する耐火被覆についても解説する。
[第11回]外装工事(タイル張り、石張り、仕上塗材、ガラス、カーテンウォール等)
建物のファサード(外側)を形成する主な外装材(タイル張り、石張り、仕上塗材、ガラス、カーテンウォール等)の概要とそれぞれの施工方法、および各外装材の特徴と施工上の注意点について解説する。
[第12回]防水工事(屋根防水、シーリング)
竣工後の建物に対するクレームとして最も多いのが漏水である。漏水を防ぐのに不可欠な防水工事には様々な工法があるが、メンブレン防水とシーリングを中心にそれぞれの工法の概要について解説する。メンブレン防水(アスファルト防水工事、シート防水工事、塗膜防水工事)、およびシーリング工事の特徴や施工上の注意点について解説する。
[第13回]内装工事(ALCパネル・押出成形セメント板工事、金属(軽量鉄骨)工事、左官工事、塗装工事、断熱工事等)
建物の内装部位である壁、天井および床の仕上げ工事(ALCパネル・押出成形セメント板工事、左官工事、塗装工事等)、および仕上げの下地(金属(軽量鉄骨)工事)について、その要点や特徴について解説する。また、内装工事の一部として、断熱工事の概略を紹介する。
[第14回]建物の維持管理、解体工事。近未来施工・情報化施工
建物が完成し施主に引き渡した後の維持管理(メンテナンス:日常点検、通常点検)、さらに建物の供用期間を終えた後の解体工事について解説する。特に、建設リサイクル法が施行されて以降の建物解体の現状(廃棄物処理問題)についても触れる。また、BIM等を用いた近未来施工・情報化施工への取り組みについて、事例を交えて解説する。
[第15回]到達度評価試験
第15回の講義時間内に、到達度評価試験を実施する。
第1回〜第14回講義、全体のおさらい、および到達度評価試験の解説。


担当教員の実務経験とそれを活かした教育内容 Work experience of the instructor
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教育用ソフトウェア Educational software
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備考 Remarks

授業でのBYOD PCの利用有無 Whether or not students may use BYOD PCs in class
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授業での仮想PCの利用有無 Whether or not students may use a virtual PC in class
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