シラバス情報

科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
政治学2 (前期月2)
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Political Science 2
授業コード Class code
99KT244
科目番号 Course number
L3HSSSC105

教員名
岡野 裕元
Instructor
Hiromoto Okano

開講年度学期
2026年度前期
Year
2026年度
Semester
①First semester
曜日時限
月曜2限
Class hours
Monday 2st. Period

開講学科・専攻 Department
理学部第一部 応用物理学科(一般教養科目)、工学部(一般教養科目)、先進工学部(一般教養科目)、薬学部(一般教養科目)A course of liberal arts, the Department of Applied Physics, Faculty of Science Division ⅠA course of liberal arts, the Faculty of Engineering A course of liberal arts, the Faculty of Advanced Engineering course of liberal arts, the Faculty of Pharmaceutical Sciences
単位数 Course credit
2.00単位
授業の方法 Teaching method
講義 Lecture
履修形態 Course form
薬学科:選択 生命創薬科学科:選択
外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
-
授業の主な実施形態 Main class format
① [対面]対面授業/ [On-site] On-site class

概要 Description
本講義では、現代政治について、政治学の諸概念を用いつつ、国民・住民を起点とし、政府の統治構造のメカニズムや、生じた政治的事象の作用を中心に学ぶ。現代政治であるため、単に政治分野のみに言及するのではなく、諸外国との国際比較、当時の記録・ニュース映像を積極的に用いた社会情勢の把握、統計データ(貿易・経済・人口動態など)を用いた量的な考察、地図を用いた安全保障の地政学的な思考などをし、受講者が主体的に物事を思考する「物事を俯瞰できる能力」を身につくよう促したい。講義を通じて、受講者の「知層」を積み重ね、点と点を線でつなぎ合わせて面にし、タテ軸(時間の流れ)とヨコ軸(同時代の情報)がクロスできるように試みたい。なお、理系向けの事例をなるべく取り上げられるよう心がける。
目的 Objectives
本講義では、現代政治について、統治構造や生じた政治的事象に関し、そのメカニズムと作用を説明できる能力を受講者が習得する。現在進行形の現代政治を扱う以上、「課題を自ら発見し、主体的に考え、解決に取り組むための論理的・批判的思考力」や「正解のない課題に対しても積極的に挑むための判断力・行動力」を涵養するための内容を含む講義内容となっている。究極的には、「人間はポリス的動物である」(アリストテレス)という普遍の原理を踏まえるならば、各人が幅広い視野を有し、豊かで調和的な人間性を備える人格の完成が求められよう。
到達目標 Outcomes
・統治構造に関して、その機能や作用を説明できるようになる。
・現代の政治事象、各アクターや制度が相互にどう結びついているかを説明できる創造的思考力を身につける。
・政治・経済のニュースを見聞きした際、能動的に課題を発見し、分析・考察ができるリテラシー能力が向上する。
卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます(学部対象)。
履修登録の際に参照ください。
​You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments).
https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/​​​
関連する卒業認定・学位授与の⽅針(薬学部のみ)
薬学科:DP1 生命創薬科学科:DP1
履修上の注意 Course notes prerequisites
・現在進行形の「現代政治」という授業科目の性質上、主として政治事象や政治日程の理由から、授業回の入替え、内容の差替えなどが生じるので、あらかじめ留意しておくこと。実際、昨年度(他大学での講義)の事例では、アメリカ合衆国大統領の一般教書演説から見た政治方針の転換、東京都議会選挙と参議院選挙の執行に伴う翌日の速報解説、国政における連立組替えに関する分析なども扱った。いずれにせよ、政治・経済情勢に応じた柔軟なカリキュラム対応をしたい。
・具体的な成績評価方法やレポート課題(課題内容、提出方法、締切日など)について説明するので、第1回目の講義に必ず出席すること。第1回目で出席できなかった場合、第2回目の講義終了時に講師へ申出をすること。個別に説明する。
アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
ディベート・ディスカッション Debate/Discussion/グループワーク Group work
-

準備学習・復習 Preparation and review
事前学習(毎週2時間)
・新聞、テレビ、インターネットニュース等で、1週間分の政治・経済の動向を把握しておくこと。
・指定した文献や資料について、読んでおくこと。具体的なものについては、授業時に指示する。

復習(毎週2時間)
・教科書の指定箇所について、読んでおくこと。具体的な指定箇所については、授業時に指示する。
・授業で用いた資料を読み、理解を深めること。
成績評価方法 Performance grading policy
単位を希望する者については、「ミニレポート」2回分の提出と、「到達度評価」の受験の両方を必須とするので注意すること。詳細については、次のとおりである。
・平常点評価(授業に対する貢献度):25%
・授業内でのグループワークとグループディスカッション:5%
・ミニレポート:40%(20%×2回)
・到達度評価:30%
全授業回を通じて一度も授業に対する貢献を行わなかった者や、明白な授業妨害を行った者については、「平常点評価」から5点減点を行う。なお、このような措置は、通常であれば生じ得ないので、余り心配する必要はない。

[フィードバックの方法]
・ミニレポートについては、解答例の解説を行う。
学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している
・B:到達目標を達成している
・C:到達目標を最低限達成している
・D:到達目標を達成していない
・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S:Achieved outcomes, excellent result
・A:Achieved outcomes, good result
・B:Achieved outcomes
・C:Minimally achieved outcomes
・D:Did not achieve outcomes
・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
Y
書誌情報 Bibliographic information
「到達度評価」との関係上、いずれも紙媒体の本で入手すること。『政党経営文化論』については、「ミニレポート」の課題で指定するので、早めに購入しておくこと(提出期限が早い)。
・岡野裕元『政党経営文化論』成文堂、2025年(ISBN:978-4-7923-3450-5)。
・砂原庸介・稗田健志・多湖淳『政治学の第一歩[第3版]』有斐閣、2025年(ISBN:978-4-6411-5138-3)。


MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
​https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
​​https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/

参考書・その他資料 Reference and other materials
もし入手するのであれば、「到達度評価」との関係上、いずれも紙媒体の本にすること。
・小西德應・竹内桂・松岡信之[編著]『戦後日本政治の変遷 史料と基礎知識』北樹出版、2020年(ISBN:978-4779306310)。
・石川真澄・山口二郎『戦後政治史[第四版]』岩波書店、2021年(ISBN:978-4004318712)。
・神田 文人・小林 英夫[編]『昭和・平成現代史年表[増補完全版]』小学館、2019年(ISBN:978-4096263297)。
・宮崎勇・田谷禎三『世界経済図説[第四版]』岩波書店、2020年(ISBN:978-4004318309)。
・宮崎勇・本庄真・田谷禎三『日本経済図説[第五版]』岩波書店、2021年(ISBN:978-4004318781)。

授業計画 Class plan
【第Ⅰフェーズ:国政・地方政治に共通する諸概念】
(1)イントロダクションと日本政治の1年間の展開
予習:1週間分の政治ニュースを読んでおくこと。
概要:講義目的と成績評価方法、本講義全体の概要のガイダンス、通常国会からの政治日程(伊勢神宮、予算成立、首相の外遊、祝祭日、儀礼日程・戦争関連記念日(震災、沖縄・長崎・広島))などが理解できる。
復習:配布資料と授業時に紹介した図書等を読み、理解を深める。

(2)現代政治と象徴天皇制
予習:前の授業回で指定した本の箇所を読み、語句の意味を理解しておく。
概要:敗戦に伴う戦前・戦後の断絶・継続、陛下の職務、外交と国際親善の違い、歴史に既定される外国訪問、議会儀礼の比較(日本とイギリス)、祝日・皇室日程による政治日程への間接的影響などが理解できる。
復習:配布資料と授業時に紹介した図書等を読み、理解を深める。

(3)現代社会と「フロー」の概念
予習:前の授業回で指定した本の箇所を読み、語句の意味を理解しておく。
概要:日本の地理的条件、人口が与える影響(国内総生産・科学技術力・防衛力)、人口減少の要因と動態などが理解できる。
復習:配布資料と授業時に紹介した図書等を読み、理解を深める。

(4)現代政治とソーシャルメディア
予習:前の授業回で指定した本の箇所を読み、語句の意味を理解しておく。
概要:生成AIの動向、メディア媒体ごとの諸特徴、フェイクニュース問題と世論操作・排外主義・選挙への影響などが理解できる。
復習:配布資料と授業時に紹介した図書等を読み、理解を深める。

【第Ⅱフェーズ:国民を起点に、国における現代日本政治を見る】
(5)現代政治と政権政党としての自民党・連立与党
予習:前の授業回で指定した本の箇所を読み、語句の意味を理解しておく。
概要:自民党の歴史と特徴、派閥の変遷、与党事前審査制の仕組み、部会、「鉄の三角形」、地方組織との分権的関係、公明党の歴史と特徴などが理解できる。
復習:配布資料と授業時に紹介した図書等を読み、理解を深める。

(6)現代政治と議院内閣制
予習:前の授業回で指定した本の箇所を読み、語句の意味を理解しておく。
概要:本人・代理人関係、議院内閣制の政治制度の特徴、議会と内閣の関係、政党と内閣などが理解できる。
復習:配布資料と授業時に紹介した図書等を読み、理解を深める。

(7)現代政治と国政選挙の実態
予習:前の授業回で指定した本の箇所を読み、語句の意味を理解しておく。
概要:選挙制度の違い、有権者の投票行動・議席変換への違い、執政制度との組合せによる帰結などが理解できる。
復習:配布資料と授業時に紹介した図書等を読み、理解を深める。

(8)現代政治と国会
予習:前の授業回で指定した本の箇所を読み、語句の意味を理解しておく。
概要:日本の議会制度の歴史、二院制がもたらす影響、国会の審議過程の仕組み、諸外国の議会制度との違い、地方議会との関係などが理解できる。
復習:配布資料と授業時に紹介した図書等を読み、理解を深める。

(9)現代政治と内閣・首相
予習:前の授業回で指定した本の箇所を読み、語句の意味を理解しておく。
概要:合議制としての内閣、日本の内閣制度の歴史(旧憲法との比較も含む)、首相のリーダーシップと制約、メディア戦略、日本の閣議の特徴と課題、分担管理の原則などが理解できる。
復習:配布資料と授業時に紹介した図書等を読み、理解を深める。

(10)現代政治と行政府
予習:前の授業回で指定した本の箇所を読み、語句の意味を理解しておく。
概要:民主的正統性と専門性の結節、法律等による統制、分化のメリット、官僚制の特徴、官僚制の逆機能の問題、「政治主導」の試みと教訓、人的資源の多様化と庁舎におけるABWの動向などが理解できる。
復習:配布資料と授業時に紹介した図書等を読み、理解を深める。

(11)現代政治と予算・政策形成①——「官」の視点から
予習:前の授業回で指定した本の箇所を読み、語句の意味を理解しておく。
概要:政策とは、評価のサイクル、国政と地方政治における政策形成のアクターの違い、予算の1年間の流れ、国における政策形成などが理解できる。
復習:配布資料と授業時に紹介した図書等を読み、理解を深める。

(12)現代政治と予算・政策形成②——「政」の視点から
予習:前の授業回で指定した本の箇所を読み、語句の意味を理解しておく。
概要:政官関係、「数」の重要性、日本の国会制度と与党事前審査制の関係、与党事前審査、政党の歴史・構造の違いによる与党審査の違いなどが理解できる。
復習:配布資料と授業時に紹介した図書等を読み、理解を深める。

【第Ⅲフェーズ:住民を起点に、地方政府における現代日本政治を見る】
(13)現代政治と地方政府①
予習:前の授業回で指定した本の箇所を読み、語句の意味を理解しておく。
概要:団体自治(権力分立、地方分権改革による変化、財政から見た国・地方の役割分担、地方政府の役割)、住民自治(二元代表制と「首長優位」の理由、近年の住民参加の経路と動向)などが理解できる。
復習:配布資料と授業時に紹介した図書等を読み、理解を深める。

(14)現代政治と地方政府②
予習:前の授業回で指定した本の箇所を読み、語句の意味を理解しておく。
概要:首長の独任制、執行機関の編成、計画、庁内での予算・条例等の立案過程、地方議会の役割、地方議会改革の動向、地方選挙などが理解できる。
復習:配布資料と授業時に紹介した図書等を読み、理解を深める。

(15)到達度評価試験及び解説
当該授業における達成度を到達度評価により確認する。解説も行う。
SBOsコード(薬学部薬学科のみ 2023年度以前カリキュラム適用者対象)
学修事項(薬学部薬学科のみ 2024年度以降カリキュラム適用者対象)

担当教員の実務経験とそれを活かした教育内容 Work experience of the instructor
国内研究機関の研究員(行政・地方自治分野)としての勤務経験(宅地建物取引士の資格も有している)や、現代日本政治に関する取材経験(永田町など)、府県議会で参考人招致(議会の議員定数と選挙区定数に関して)を受けた知見を生かし、現代政治論に関する講義を行う。背景となる政治的事象の文脈や教科書の「行間」の意味も説明し、受講生の理解向上を目指したい。
教育用ソフトウェア Educational software
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備考 Remarks
・大学とは、疑問と課題を打破するための学びの場である。受講者のこれまでの知識習得に対応した授業及び課題の提示を行うので、心配しないでほしい。何事も「まずはやってみよう」との姿勢が大切である。
・映像資料も積極的に用いるので、2年生からの履修を積極的に推奨する。シラバスの講義内容や成績評価などを読み、一見して難しいと感じる者が中にはいるかもしれないが、受講者の理解度に応じて講義を実施するので、そこまで身構える必要はない。柔軟に対応する。
・受講者参加型の講義を実施する。記憶定着を促す目的で、受講者には教科書・資料の音読のほか、グループワークと発表をしてもらう。机間巡視・机間指導も積極的に行うので、あらかじめ留意しておくこと。知識定着のためには、インプットとアウトプットによる相乗効果が重要である。
・先方との調整次第だが、国政政党の党執行部クラスを想定した議員を招き、「生の現代政治」の話を聞く回を設ける可能性がある(シラバス執筆時点では未確定)。

授業でのBYOD PCの利用有無 Whether or not students may use BYOD PCs in class
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授業での仮想PCの利用有無 Whether or not students may use a virtual PC in class
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