シラバス情報

科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
現代技術論 (前・木5)
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Modern Technology
授業コード Class code
99K1329
科目番号 Course number
L1IDSTSc22

教員名
栗原 岳史
Instructor
Takeshi Kurihara

開講年度学期
2026年度前期
Year
2026年度
Semester
①First semester
曜日時限
木曜5限
Class hours
Thursday, 5th period

開講学科・専攻 Department
理学部第一部、経営学部(一般教養科目)

A course of liberal arts, Faculty of Science Division Ⅰ, the School of Management
単位数 Course credit
2.00単位
授業の方法 Teaching method
講義

Lecture
外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
-
授業の主な実施形態 Main class format
① [対面]対面授業/ [On-site] On-site class

概要 Description
この授業では,主として20世紀以降の科学や技術に関係した代表的な事件や社会的問題をとりあげ,歴史研究の手法で分析し,なぜ/どのようにして事件や問題がおきたのかを明らかにすることを通じて,現代技術の特徴について学ぶ.
目的 Objectives
現代の技術は,私たちの生活を便利で快適なものにしており,不可欠な存在になっている.しかし同時に,様々な問題を引き起こしてきた不幸な歴史でもある.高度な専門性を持つ科学や技術は,その歴史を見れば,社会から独立して存在しているのではなく,政治,経済,宗教などを通じて私たちの社会と深く結びついてきたことが明らかになる.本授業では,科学や技術の専門家ではない人々が,現代の技術の諸問題についてどのように向き合えばよいのかを考えるための基盤となる教養を身につける.
到達目標 Outcomes
科学や技術の専門家でない人々が現代の技術に関わる諸問題に向き合ったとき,それらの諸問題が高度な専門性を必要とする科学や技術の狭い分野だけでなく,広範な人間の歴史や社会に深く関わっているという視点でとらえることを通して,「自然・人間・社会を幅広く俯瞰できる能力」,および「論理的・批判的思考力」を身につけ,現代技術の諸問題について深く考えらるようになることを目標とする.
卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます(学部対象)。
履修登録の際に参照ください。
​You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments).
https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/​​​
履修上の注意 Course notes prerequisites
  • 科学や技術,社会や歴史の専門的な知識を前提とせず,必要な知識は授業内で説明するが,授業を深く理解するために基礎的な知識は必要である.授業を受ける前に,授業で取り上げる時代に関して,たとえば⾼校⽣の時に使⽤した「世界史」の教科書の近現代の日本や世界のことや,提示した参考資料,関係する報道記事などを読んで予習しておくことを推奨する.
  • 重要な時事問題があった場合,授業内容を急遽変更する場合がある.また,学生からの意見や感想などに応じて,予定を変更する場合もある.その場合には可能な限り事前に告知をする.


アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
課題に対する作文 Essay
授業の出席者は,毎回の授業終了時に,その日の授業内容の感想・意見・質問等を簡潔で明瞭な文章にまとめて,「小レポート」として提出することを義務とする.この「小レポート」に書かれた内容について,次回の授業時に解答したり,深く掘り下げたり,関連する情報を紹介したり,場合によっては授業内容を変更したりする.詳細は初回授業時に説明する.

準備学習・復習 Preparation and review
授業の理解を深めるために必要な専門知識については授業毎に参考資料を紹介する.事前に読んでおく資料を指示する場合もあるがそのときは事前に連絡する.
成績評価方法 Performance grading policy
毎回の授業で提出する1. 小レポート(必須)と,2. 中間レポート(任意)と3. 期末レポート(必須)によって評価する.各レポートの詳細については初回授業時に説明する.配点は,小レポート30%,中間レポート10%,期末レポート60%とする.
1. 小レポート(必須): 毎回の授業で必ず提出すること.内容はその日の授業内容に関する感想・意見・質問等.
2. 中間レポート(任意): 提出は任意とする.現代の技術に関する文献を読んで書評にまとめる.
3. 期末レポート(必須): 現代の技術に関して根拠にもとづいて自分の意見を主張する.

学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している
・B:到達目標を達成している
・C:到達目標を最低限達成している
・D:到達目標を達成していない
・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S:Achieved outcomes, excellent result
・A:Achieved outcomes, good result
・B:Achieved outcomes
・C:Minimally achieved outcomes
・D:Did not achieve outcomes
・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
N
書誌情報 Bibliographic information
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MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
​https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
​​https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/

参考書・その他資料 Reference and other materials
主要参考文献
・古川安『科学の社会史—ルネサンスから20世紀まで』南窓社, 1989年; 増訂版, 2001年; ちくま学芸文庫版, 2018年
・梶雅範編『科学者ってなんだ?』丸善, 2007年
この他の参考書は授業毎に提示する.

文章の書き方,特に期末レポートついては,下記の文献を参考にすること(詳しくは初回の授業で説明する)
・本多勝一『日本語の作文技術』朝日文庫, 朝日新聞出版, 1982年; 新版, 2015年
・木下是雄『レポートの組み立て方』ちくま学芸文庫, 筑摩書房, 1994年
・戸田山和久『論文の教室—レポートから卒論まで』日本放送出版協会, 2002年; 新版, 2012年; 最新版, 2022年


授業計画 Class plan
第1回. ガイダンス:できる限り出席すること.
・授業の目的,すすめ方,成績評価の方法について説明する.
・小レポート,中間レポート,期末レポートの書き方について説明する.
・自身の専門分野でない課題についての調べ方を事例をあげて説明する.

第2-4回. 戦争と科学・技術: 第二次世界大戦期における原子爆弾の開発史
・その1 原子爆弾の構想の起源
核エネルギー利用の起源となった原子爆弾の構想がどのようにして生まれたのか科学史・技術史を踏まえながら明らかにする.
・その2 米国の科学動員体制と原爆
第二次世界大戦期の米国における原子爆弾の開発が決定されるまでについて科学だけでなく政治的・歴史的背景を踏まえながら明らかにする.
・その3 原爆投下とその正当化
米国が原子爆弾を使用した理由とその正当化について,科学史・技術史・政治史・外交史の観点から総合的に検討する.

第5-7回. 現代の科学・技術と社会: 日本における原子力の平和利用体制の確立の背景
・その1 第二次世界大戦期における日本の核開発
第二次世界大戦期の日本の核開発に関する歴史と,戦後日本の原子力利用との関わりについて検討する.
・その2 原子力の開発・利用体制の確立
日本における原子力技術の開発・利用体制が確立するまでについて,日本国内の科学者・政治家・官僚の動向から検討する.
・その3 原子力とテレビ技術の導入
日本にテレビ技術が導入された社会的背景として,原子力との関係に注目して検討する.

第8-9回. 科学・技術の歴史: 新たな知識の発見とその社会的・歴史的背景
・その1 「科学」の誕生と大学
現在,新たな科学知識が誕生する重要な拠点となっている大学について歴史的に検討する.
・その2 米国とインターネットの構想の起源
米国でインターネットの構想が誕生したことを,その歴史的背景から検討する.

第10-12回. 現代の科学・技術: 研究の実際の現場とその諸問題
・その1-2 DNAの発見
実際の科学研究がどのように行われているのかを,DNAの二重らせん構造が明らかになるまでの事例を通じて理解する.特に新たな知識が発見されるまでと,その正当化の方法に注目する.
・その3. 学術論文と論文ねつ造事件
科学者による新たな知識の発見と,それが新たな知識として認められるまでのプロセスを検討することで,科学が置かれている現状を理解する.

第13-15回. 現代の科学・技術: 公害と環境の諸問題
・その1. 水俣病をめぐる企業や行政の対応および裁判経緯を理解する.
・その2. イタイイタイ病をめぐる企業や行政の対応および裁判経緯を理解する.
・その3. 公害や環境問題における専門家(特に科学者・技術者・医師)の果たした役割を理解する.

担当教員の実務経験とそれを活かした教育内容 Work experience of the instructor
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教育用ソフトウェア Educational software
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備考 Remarks
・授業形式ですすめるが,受講生からの意見や質問を積極的に授業に反映させるので,受講生の積極的な参加(「小レポ—ト」への書き込み)を希望する.
・第1回の授業で,授業のすすめ方や成績評価の方法を説明するので,できる限り出席することが望ましい.


授業でのBYOD PCの利用有無 Whether or not students may use BYOD PCs in class
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授業での仮想PCの利用有無 Whether or not students may use a virtual PC in class
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