シラバス情報

科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
経済2
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Economics 2
授業コード Class code
9960109
科目番号 Course number
L2HSSSCc23

教員名
坂本 徳仁
Instructor
Sakamoto Norihito

開講年度学期
2026年度前期
Year
2026年度
Semester
①First semester
曜日時限
集中講義
Class hours
Intensive Course

開講学科・専攻 Department
創域理工学部(一般教養科目)

A course of liberal arts, the Faculty of Science and Technology
単位数 Course credit
2.00単位
授業の方法 Teaching method
講義

Lecture
外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
-
授業の主な実施形態 Main class format
⑤ [対面]ブレンド型授業/ [On-site] Blended format (must include 50%-or-more classes held on-site)

概要 Description
経済学の入門科目を学んだ学生を対象に、経済学の理論や統計分析の結果を現代社会のさまざまな問題に応用するための講義を行います。

科学技術の進歩は市場経済システムと連動・相互作用する関係にあり、非生産的な古いシステムは駆逐・淘汰される運命にある一方で、新たな商品・サービス・生産・流通・消費システムが生まれ続けることで、多種多様な問題を私たちの人生と社会にもたらします。

たとえば、化石燃料に依存した大量生産・大量消費型の経済システムは気候変動という地球規模の問題を私たちにつきつけました。1980年代以降のグローバル化の進展と社会保障の縮小に伴う経済格差の拡大は、健康格差、教育格差、機会の不平等、政治の不安定化という問題を私たちにつきつけています。さらに、第四次産業革命と呼ばれているAI・ロボット革命は、1980年代の第三次産業革命以降、先進国で顕著になってきた新規雇用創出効果の停滞と経済格差の拡大を更に加速する可能性があると危険視されています。

本講義では、これら21世紀の大課題を科学的な知見に基づいて分析し、私たちがこれから生きていく社会をより良いものにするためにはどのような処方箋が必要なのか、現時点でわかっていること、わからないことは何かを学びます。

なお、経済学は「社会人が学びたい科目ランキング」の上位に常に入っており、アメリカでは経済学部が最も人気のある学部の一つになっています。その理由は、①経済・社会・政治現象を科学的に分析できること、②経済学の知見が実生活に役立つこと、③経済学の扱うテーマの幅広さと面白さ、の3点にあるものと僕は考えます。経済・社会・政治現象の背景にある法則を理解することで、経済・社会・政治を見る目を養うことが可能になります。社会人として働く前の貴重な時期に、経済・社会・政治を理解するのに必要な教養を一緒に学びましょう!

目的 Objectives
総合社会科学に発展しつつある経済学の理論と統計分析の知見を用いて、現代社会が直面する最重要課題群に取り組むための基礎知識、応用力、思考力を身に付けることを目的とします。とくに、人生100年時代における働き方と社会保障のあり方、幸福な人生を送るために必要とされる各種資源に関する科学的知見、先進国と中進国が直面する少子高齢化問題、これまでの産業革命の影響と1980年代以降の第三次産業革命における経済格差拡大と新規雇用創出効果停滞の影響、大きすぎる経済格差のもたらす弊害と有効な格差対策、強権主義の台頭と民主主義の擁護、気候変動のもたらす諸問題と必要な対策、気候変動対策における国際協力の困難さについて理解を深めることを本講義の目的とします。

なお、本講義は、教養教育の編成方針に定める (1)自然・人間・社会を幅広く俯瞰できる能力、(2)論理的・批判的思考力、(4)国際性(異文化・異言語・異民族・国際問題の理解力)、を涵養するための科目です。

到達目標 Outcomes
授業の到達目標は以下の5つのものになります。
1.個人の寿命が長期化した「人生100年時代」と呼ばれる現代社会において、働き方、学び直し、年金・社会保障などの新たに再構築すべき社会システムのあり方について自分の考えをまとめ、説明できるようになる。
2.過去250年間に人類が経験した産業革命の社会的影響に関する基本的な知見を踏まえた上で、現在進行中の第四次産業革命と呼ばれるAI・ロボット革命のもとでの望ましい社会システムのあり方について自分の考えをまとめ、説明できるようになる。
3.大きすぎる経済格差のもたらす弊害と格差の生じるメカニズム、有効な格差対策に関する基本的な知見を踏まえた上で、すべての人々が納得できるような市場経済システムの再編、再分配システムのあり方について自分の考えをまとめ、説明できるようになる。
4.気候変動問題に関する基本的な知見を踏まえた上で、気候変動に対する望ましい処方箋と国際協調のあり方について自分の考えをまとめ、説明できるようになる。
5.強権・専制主義的な政治体制の横暴がもたらす問題に関する基本的な知見を踏まえた上で、民主主義の擁護と望ましい政治体制・国際政治のあり方について自分の考えをまとめ、説明できるようになる。

卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます(学部対象)。
履修登録の際に参照ください。
​You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments).
https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/​​​
履修上の注意 Course notes prerequisites
1.LETUS上で練習問題の課題を出します。期限までに必ず回答して提出してください。
2.15回中、9回の講義のなかでグループ・ディスションや共同作業を実施します。
3.「経済学」や「経済政策入門」を履修した上で受講することをお勧めします(これらの科目の履修が必須ではないですが、受講済みであることを前提に講義を行います)。
4.参考資料や連絡事項はLETUSに掲載するので、LETUSをチェックするようにしてください。

アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
課題に対する作文 Essay/小テストの実施 Quiz type test/ディベート・ディスカッション Debate/Discussion/グループワーク Group work/プレゼンテーション Presentation/PBL (課題解決型学習) Problem-based learning/-
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準備学習・復習 Preparation and review
1.各回の授業前に指定した参考文献および講義課題に関連する教材や経済・政治・社会関連の新聞記事等を読んでください。
2.各回の講義内容を復習し、LETUS上で練習問題を解くことを求めます。

成績評価方法 Performance grading policy
期末課題50%、共同学習20%、平常点(練習問題の提出)30%

学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している
・B:到達目標を達成している
・C:到達目標を最低限達成している
・D:到達目標を達成していない
・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S:Achieved outcomes, excellent result
・A:Achieved outcomes, good result
・B:Achieved outcomes
・C:Minimally achieved outcomes
・D:Did not achieve outcomes
・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
N
書誌情報 Bibliographic information
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MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
​https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
​​https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/

参考書・その他資料 Reference and other materials

授業計画 Class plan
第1回 ガイダンス(オンライン)
講義の概要、進め方、採点・成績について説明します。

第2回 人生100年時代(オンライン)
寿命が長期化した「人生100年時代」がもたらしうる社会問題について概観し、これからの時代に必要とされる新しい労働・教育・社会保障のあり方について学ぶ。

第3回 産業革命(オンライン)
過去250年間の産業革命がもたらしてきた社会問題を概観し、現在進行中の第四次産業革命がもたらしうる諸問題に対する社会的施策のあり方について学ぶ。

第4回 経済格差(オンライン)
大きすぎる経済格差がもたらしてきた社会問題を概観し、21世紀の社会保障の再構築とこれからの市場経済システムのあり方について学ぶ。

第5回 気候変動(オンライン)
人類が直面する気候変動の問題について概観し、21世紀に人類が取るべき効果的な気候変動対策と国際協調のあり方について学ぶ。

第6回 強権主義の台頭と民主主義の危機(オンライン)
21世紀に起きた民主化の第三の波とそれに続く強権主義の台頭、強権主義体制のもつ問題点について概観し、民主主義を擁護すべき理由と民主主義を機能させるための統治のあり方について学ぶ。

第7回 調査研究のための解説とこれまでの内容の振り返り(オンライン)
調査研究を進めるための基本的な方法論と注意点について学び、これまでの講義内容の概要を復習し、関連する補完的な研究成果について学ぶ。

第8〜11回 グループ分け、各種問題に関する調査・まとめ(対面)
共同学習のために、各グループごとに設定された諸問題を調査し、その内容をレポートと発表用資料にまとめる。

第12〜15回 各種問題に関する発表と討論(対面)
各グループごとに調査した内容を発表・報告する。また、自分たちで調査した内容と報告の際の疑問点を精査し全員で討論する。


担当教員の実務経験とそれを活かした教育内容 Work experience of the instructor
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教育用ソフトウェア Educational software
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備考 Remarks

授業でのBYOD PCの利用有無 Whether or not students may use BYOD PCs in class
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授業での仮想PCの利用有無 Whether or not students may use a virtual PC in class
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