シラバス情報

科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
電磁気学2A
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Electricity and Magnetism (2-A)
授業コード Class code
9922C20
科目番号 Course number
22PHELE301

教員名
溝口 俊弥
Instructor
Shun'ya Mizoguchi

開講年度学期
2026年度前期
Year
2026年度
Semester
①First semester
曜日時限
木曜6限
Class hours
Thursday 6th Period

開講学科・専攻 Department
理学部第二部 物理学科

Department of Physics, Faculty of Science Division Ⅱ
単位数 Course credit
2.00単位
授業の方法 Teaching method
講義

Lecture
外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
-
授業の主な実施形態 Main class format
① [対面]対面授業/ [On-site] On-site class

概要 Description
入門電磁気学、電磁気学1A、電磁気学1Bのアドバンストコースとして、進んだ内容の電磁気学を勉強する。

目的 Objectives
本学科のディプロマポリシーに定める「物理学における様々な分野の基礎学力と、その上に立つ専門知識」を身に着け「これらを用いて論理的に施行する能力」を養うことを目的とする。具体的には、古典電磁気学をマクスウェル方程式を中心に学び、その成立から百何十年経過しても色褪せず成立するすばらしい知という側面とともに、その間に積み重ねられた様々な物理現象に関する理解と、それを表現する美しい数学の理論的発展との関連について理解する。

到達目標 Outcomes
1.電磁気学を理解するのに必要な数学(ベクトル解析・複素関数論等)を学ぶ。
2.マクスウェル方程式の意味を理解する。
3.電磁波の性質を理解する。
4.特殊相対論・ゲージ場を理解する。
卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます(学部対象)。
履修登録の際に参照ください。
​You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments).
https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/​​​
履修上の注意 Course notes prerequisites
入門電磁気学、電磁気学1A、電磁気学1Bを履修済であること。
アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
-
-

準備学習・復習 Preparation and review
授業後はノートを見てよく復習してください。
成績評価方法 Performance grading policy
定期試験および適宜行うレポート課題によって評価します。
学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している
・B:到達目標を達成している
・C:到達目標を最低限達成している
・D:到達目標を達成していない
・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S:Achieved outcomes, excellent result
・A:Achieved outcomes, good result
・B:Achieved outcomes
・C:Minimally achieved outcomes
・D:Did not achieve outcomes
・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
N
書誌情報 Bibliographic information
-
MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
​https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
​​https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/

参考書・その他資料 Reference and other materials
理論電磁気学・砂川重信著・紀伊国屋・1999年 
を一応あげておきますが、これは確かに名著ですがちょっと古く、特に2019年の国際単位系の改正によって厳密には正しくないところもでてきています。(もちろん マクスウェル方程式などが変わるわけではありませんが. . . 。)授業をしっかり聞いておいてください。

授業計画 Class plan
[]内は準備学習、復習に必要な時間の⽬安
1  授業内容に関するイントロダクションと新しい国際単位系での電磁気の単位
(準備学習)入門電磁気学、電磁気学1A、1Bを復習。[10時間]   
 授業内容に関するイントロダクションを聞き、2019年の新しい国際単位系での電磁気の単位について学ぶ。
(復習)新しい国際単位系での電磁気の単位について復習する。[2時間]
2  線積分、面積分とストークスの定理
(準備学習)入門電磁気学、電磁気学1A、1Bで学んだマクスウェル方程式を復習する。[2時間]
 線積分が経路に沿ったベクトル場との内積の和であること、面積分が面の2つの接ベクトルの外積とベクトル場との内積の和であることを再確認する。ストークスの定理がどのような論理で出てくるか、そのアイデアについて学ぶ。
(復習)線積分、面積分、ならびにストークスの定理について復習する。[2時間]
3  ストークスの定理とマクスウェル方程式
(準備学習)真空中のマクスウェル方程式を復習。[2時間]
 ストークスの定理を導出し、マクスウェル方程式のうち、rot を含む2つの意味する物理法則(電磁誘導とアンペールの法則)について学ぶ。
(復習)ストークスの定理を導出を復習する。[2時間]
4  体積積分、ガウスの定理とマクスウェル方程式
(準備学習)真空中のマクスウェル方程式を復習。[2時間]
 ガウスの定理の導出し、マクスウェル方程式のうち div を含む2つの意味(モノポールの不存在とガウスの法則)について学ぶ。
(復習)ガウスの定理を導出を復習する。[2時間]
5  ガウスの法則の応用と万有引力の法則とクーロンの法則の類似性
(準備学習)ストークスの定理とガウスの定理を復習する。[2時間]
 ガウスの法則を応用して、点電荷のクーロンの法則と一様電荷分布の球内の電界の強さを導く。また、万有引力の法則とクーロンの法則の類似性を利用して、一様質量密度の球内の重力の強さを求める。
(復習)点電荷のクーロンの法則と一様電荷分布の球内の電界の強さを説明できる。[2時間]
6  ベクターポテンシャルとスカラーポテンシャル
(準備学習)入門電磁気学、電磁気学1A、1Bで学んだベクターポテンシャルとスカラーポテンシャルについて復習する。[2時間]
 Maxwell 方程式のうち、電磁場のソース(=源)(電荷密度と電流密度)を含まない2つの方程式からベクターポテンシャルとスカラーポテンシャルが定義されることを学び、div が0なら(局所的には)何かの rot と書けることを証明する。また、これが「ポアンカレのレンマ」と呼ばれる事実の特別な場合になっていることを学ぶ。
(復習)ベクターポテンシャルとスカラーポテンシャルの意味を説明できる。[2時間]
7  グリーン関数としてクーロンポテンシャルとビオ-サバールの法則
(準備学習)これまで学習したマクスウェル方程式の性質を復習する。[2時間]
 マクスウェル方程式からラプラシアンのグリーン関数としてクーロンポテンシャルを導く。また、ビオ-サバールの法則をポアッソン方程式を解くことにより導出する。その中で、ベクターポテンシャルのゲージ変換を学ぶ。
(復習)グリーン関数としてクーロンポテンシャルを復習し、ビオ-サバールの法則の導出を復習する。[2時間]
8  環状電流による磁場1
(準備学習)前回学んだグリーン関数としてクーロンポテンシャルとビオ-サバールの法則を復習する。[2時間]
 環状電流による磁場を計算する。ビオ-サバールの法則を適用して円周に沿って積分し、被積分関数にルジャンドル多項式の母関数の微分が出ることを学ぶ。
(復習)環状電流による磁場を復習する。[2時間]
9  環状電流による磁場2
(準備学習)前回学習した環状電流による磁場を復習する。[2時間]
 環状電流による磁場計算の続きを学ぶ。ルジャンドル多項式の母関数を、定義式と留数計算で求めた後、ビオサバールの法則の円周積分によって得られる磁場の多重極展開のリーディングを導出する。特に、それが IS (I は電流、S は環状電流の円の面積)に比例するモーメントで書かれることを学ぶ。
(復習)環状電流による磁場計算を復習する。[2時間]
10  磁気双極子による磁場の多重極展開とEB/EH対応
(準備学習)これまで学習したマクスウェル方程式の性質を復習する。[2時間]
 磁気双極子による磁場を、磁荷に関するクーロンの法則から出発して導出し、その多重極展開のリーディングが環状電流の磁場の多重極展開のリーディングと一致することを見る。また、物質中のマクスウェル方程式を説明し、EB対応とEH対応について学ぶ。
(復習)磁気双極子による磁場の多重極展開を復習する。[2時間]
11 特殊相対性理論
(準備学習)これまで学習したマクスウェル方程式の性質を復習する。[2時間]
 ヘビサイド-ローレンツ単位系でのマクスウェル方程式を説明したあと、特殊相対性理論について復習する。
(復習)特殊相対性理論を復習する。[2時間]
12 マクスウェル方程式のローレンツ不変性
(準備学習)これまで学習したマクスウェル方程式の性質を復習する。[2時間]
 マクスウェル方程式のローレンツ不変性を議論するために、まず平坦ミンコフスキー計量を不変に保つ変換としてローレンツ変換を定義し、それがローレンツ群 O(1,3) になること、直交群 O(3) との類似、ならびにそれを部分群として含むことを学ぶ。また、ローレンツブースト変換の具体形を見る。さらに、電場と磁場が一つの4次元的な2階の field strength テンサーの成分として統合されることを学習する。
(復習)マクスウェル方程式のローレンツ不変性を復習する。[2時間]
13 マクスウェル方程式の4次元相対論的記述
(準備学習)これまで学習したマクスウェル方程式の性質を復習する。[2時間]
 マクスウェル方程式の4次元相対論的記述について学ぶ。スカラーポテンシャルとベクターポテンシャルの4次元的な組として4次元的なゲージポテンシャルを定義し、その field strength Fμν の成分が電場と磁場の各成分になることを見る。それを用いて4次元的なマスクウェル方程式を書き下し、それらが通常の4本のマスクウェル方程式に帰着することを学ぶ。さらに、4次元的なマスクウェル方程式の表示において「足がつぶれている」ことがローレンツ不変性を表すことを学習する。
(復習)マクスウェル方程式の4次元相対論的記述を復習する。[2時間]
14 到達度評価
(準備学習)これまで学習した内容を総復習する。[10時間]
 これまでの理解度を試験により評価する。
15 総復習
(準備学習)これまで学習した内容を総復習する。[1時間]
 これまで学習した内容を総復習する。

担当教員の実務経験とそれを活かした教育内容 Work experience of the instructor
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教育用ソフトウェア Educational software
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備考 Remarks
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授業でのBYOD PCの利用有無 Whether or not students may use BYOD PCs in class
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授業での仮想PCの利用有無 Whether or not students may use a virtual PC in class
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