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教員名 : 高江洲 昌哉
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科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
歴史1 【歴史学1】(金・5)
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
History (1)
授業コード Class code
99K2225
科目番号 Course number
L1HSHUMb23
教員名
高江洲 昌哉
Instructor
TAKAESU MASAYA
開講年度学期
2026年度前期
Year
2026年度
Semester
①First semester
曜日時限
金曜5限
Class hours
Friday 5th.Period
開講学科・専攻 Department
理学部第二部(一般教養科目)
A course of liberal arts, the Faculty of Science Division Ⅱ 単位数 Course credit
2.00単位
授業の方法 Teaching method
講義
Lecture 外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
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授業の主な実施形態 Main class format
① [対面]対面授業/ [On-site] On-site class
概要 Description
【概要】:歴史学は他称で「暗記科目」と言われているが、自称では「考える学問」と位置付けている。こうしたズレを意識しながら、「歴史学とは何か」について考えていく。歴史学の評価に対するズレの一因には、入試試験が歴史の学力を問うているのか、それとも暗記量を問うているのか、入試問題の形態にもよるであろう。もう少し根底を考えると、学生が歴史学を試験のための科目という認識を持つのは、何のために「歴史を学んでいるのか」考える機会が乏しかったことによる。とはいえ、「何故、歴史を学ぶのか」という問いに対して、「温故知新」や「過去の失敗を未来に活かす」という回答もあるが、学校教育の歴史を通して、こうしたトレーニングをしたかと質問すると、「やった」という回答を得ることも難しいようである。それならば、我々は「虚構の答え」を言わされているのか。それとも正解にたどり着かない学習をしているのであろうか。こうした疑問を出発点に「歴史をなぜ学ぶのか」を考えていきたい。
歴史教育を暗記科目とする考えは、教科書の内容を覚える行為をもたらすが、教科書は不変ではなく変更することもある(代表的な例は鎌倉幕府の開始を1192年から1185年に変わったことであろう。こうした変化は、武家政権をどう捉えるかとう問いを前提にしている)。ただし、改訂される教科書を再読して歴史を学び直すことは少ないので、変更に気付くことはまれであり、教科書の内容を正解とみなす意識を残して歴史の履修を終える。さらに、教科書の内容を覚えることは、「正しい歴史が1つ」という歴史イメージをもたらす。ただし歴史叙述は、女性史やマイノリティー史の出現によって「多数派」目線の歴史像は修正を余儀なくされ、「事実」による解釈の相対化も起きている。 歴史における「事実」を考えた場合、歴史学は史料を通して事実を確認していく。そのため、歴史学には史料講読というトレーニング科目がある。史料を読むという行為とは「史料に書かれている情報を読み取る」訓練であるが、もう一方で「史料は本当のことを書いていない」という指導も受ける。「事実とは何か」を考えるのも歴史を学ぶ面白さの1つである。 もう一方で、ホロコーストを否定することは歴史修正主義と批判されたりする。はたして、歴史修正主義と歴史像の更新の違いはどこにあるのであろうか? このように歴史をめぐる状況を考えることで、市民としての批判精神と教養を豊かにすることを目指す。授業内容は担当者の専門である日本近現代史が中心になるが、参考図書を活用して枠を広げて歴史理解を深めていただきたい。 目的 Objectives
「事項を暗記する」歴史ではなく、現代社会を考える視座として歴史を活用する能力を習得することで、教養教育の目標である「論理的・批判的思考力」や「社会に貢献する力」を身に付ける。
到達目標 Outcomes
配信資料などを論理的・批判的に思考する能力を養うことで、主体的な思考力を身につくことができるようにする。ただし、到達した自分の意見に固執することなく「普遍的価値観」との測定の中で修正していく柔軟さも身につくことができるようにする。
卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます(学部対象)。
履修登録の際に参照ください。 You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments). https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/ 履修上の注意 Course notes prerequisites
・日本史を習っていなくても、本テーマに関心があれば積極的に受講してください。
・お互い協力しつつ授業を進めていきたいと思うので、「協力心」を持って臨んでください(要は、予期せぬ事態や授業態度に応じて注意点も変わるので、「あらかじめ想定される注意点を守るだけで良い」というわけではないことを理解して授業に臨んでください)。 ・資料は前日までにレタス(LETUS)にて配信します(レジュメは紙資料でも当日配布します。資料は量があるので逐一印刷して持参しなくてもよい。当日スクリーンにて提示します)。 アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
課題に対する作文 Essay/小テストの実施 Quiz type test
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準備学習・復習 Preparation and review
予習としては、シラバス記載の文献リスト、または、レジュメ記載する文献リストを読んで、歴史学に関する理解を深める作業をおこ歴史学ください。復習としては、各授業で紹介した文献・資料などに対し内容理解を深める読解作業や調べ作業など、毎回おおよそ4時間程度学習してください。知らない点を自発的に解決する学習をしてください。
成績評価方法 Performance grading policy
30%、授業時に随時実施する課題の提出
回収後(次回、次々回に)、講評をおこなう。 35%、レポート 中頃に課題を提示する。後半の授業時にレポート内容に関する講評をおこなう。 35%、到達度評価(授業内容を理解を確認する論述問題) 学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している ・B:到達目標を達成している ・C:到達目標を最低限達成している ・D:到達目標を達成していない ・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している ・S:Achieved outcomes, excellent result ・A:Achieved outcomes, good result ・B:Achieved outcomes ・C:Minimally achieved outcomes ・D:Did not achieve outcomes ・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation 教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
N
書誌情報 Bibliographic information
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MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/ It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store). https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/ 参考書・その他資料 Reference and other materials
鹿野政直『歴史を学ぶこと』(岩波書店、1998年)
リン・ハント『なぜ歴史を学ぶのか』(岩波書店、2019年) 福井憲彦『歴史学入門・新版』(岩波書店、2019年) 成田龍一『危機の時代の歴史学のために』(岩波書店、2021年) 高橋秀樹・三谷芳幸・村瀬信一『ここまで変わった日本史教科書』(吉川弘文館、2016年) 牧原憲夫『牧原憲夫著作選集 上下巻』(有志舎、2019年) 倉橋耕平『歴史修正主義とサブカルチャー』(青弓社、2018年) 安田浩一・倉橋耕平『歪む社会』(論創社、2019年) 原田実『偽書が揺るがせた日本史』(山川出版社、2020年) 歴史科学協議会編『深化する歴史学』(大月書店、2023年) 本講義は日本史を中心にしているが、近々の「歴史をめぐる政治問題」を理解するうえで、外国の事例だが下記の文献は読んでおくとよい。 林志弦『犠牲者意識ナショナリズム』(東洋経済新報社、2022年) 小森真樹『歴史修正ミュージアム』(太田出版、2025年) その他、講義の中でも文献を紹介します。 授業計画 Class plan
1:はじめにー問題の確認
2:歴史の捉え方と政治問題化する歴史教育 3:日本型国民国家の展開 4:国民国家と歴史学 5:可変する歴史教科書 6:時期区分や歴史用語の歴史的背景について考える 7:ナショナリズムと歴史学ー文化史の視点から 8:ジェンダー史・マイノリティー史の登場と役割 9:日本のアジア主義を考える 10:植民地の歴史像を考える 11:戦争の歴史の語り方 12:現代史の捉え方 13:「文化資源」の活用について考えてみる 14:まとめ 15:到達度評価と解説 ※各回とも、初回の文献リストを基にした1時間程度の予習をすること。また、授業内容の疑問点や授業時に配布した資料や参考文献を踏まえた3時間程度の復習をすること。 ※授業内容はあくまでも予定であり、学生の反応や授業理解の関係などで内容や順番は変更する場合があります 担当教員の実務経験とそれを活かした教育内容 Work experience of the instructor
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教育用ソフトウェア Educational software
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備考 Remarks
授業でのBYOD PCの利用有無 Whether or not students may use BYOD PCs in class
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授業での仮想PCの利用有無 Whether or not students may use a virtual PC in class
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