シラバス情報

科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
道徳教育 (2MA-2・PH)
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Moral Education30
授業コード Class code
9960237
科目番号 Course number
T1FTMIG201

教員名
関根 宏朗
Instructor

開講年度学期
2026年度後期
Year
2026年度
Semester
②Second semester
曜日時限
土曜2限
Class hours

開講学科・専攻 Department
創域理工学部(教職科目)

A course of teacher education, the Faculty of Science and Technology
単位数 Course credit
2.00単位
授業の方法 Teaching method
講義

Lecture
外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
-
授業の主な実施形態 Main class format
① [対面]対面授業/ [On-site] On-site class

概要 Description
『学習指導要領』において新たに「学校の教育活動全体を通じて行う道徳教育の要」と規定されることとなった特別の教科「道徳」は,①自己,②他者,③集団や社会,④自然や崇高なもの,の4つの内容項目から成る。講義ではこれらの各項目に従い,それぞれ対応する道徳的問題を考えさせるような具体的実践事例を取り上げて考察を展開する。またそれとともに,「学習指導案」や「展開の大要」の作成や教材研究を初めとした授業設計についても具体的に学んでいく。
目的 Objectives
本講義では,道徳教育に係る基礎理論やさまざまな授業実践例の紹介,さらには指導法の学習を行う。
到達目標 Outcomes
・道徳教育および道徳的な発達について先行する教育学的な理論を学ぶ。
・現行の『学習指導要領(道徳)』の内容を検討・理解する。
・オリジナル指導案を作成し,授業進行における実践的な課題を確認する。
卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます(学部対象)。
履修登録の際に参照ください。
​You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments).
https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/​​​
履修上の注意 Course notes prerequisites
積極的・主体的な授業参加を期待する。
なお本科目は教職必修科目(中学校免許)であるので注意をすること。
アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
課題に対する作文 Essay/小テストの実施 Quiz type test/ディベート・ディスカッション Debate/Discussion
-

準備学習・復習 Preparation and review
毎回配布するプリント類をファイリングするとともに,講義全体における内容の連なりを意識してほしい。事前課題の予習や復習課題等については講義中に適宜指示するので,聞き漏らしのないようにそれぞれ対応すること。
成績評価方法 Performance grading policy
講義時間内のミニ・レポート5回(10点×5)と学期末試験(50点)の得点を合計し,評価を行う。
学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している
・B:到達目標を達成している
・C:到達目標を最低限達成している
・D:到達目標を達成していない
・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S:Achieved outcomes, excellent result
・A:Achieved outcomes, good result
・B:Achieved outcomes
・C:Minimally achieved outcomes
・D:Did not achieve outcomes
・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
N
書誌情報 Bibliographic information
-
MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
​https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
​​https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/

参考書・その他資料 Reference and other materials
河野哲也『道徳を問いなおす: リベラリズムと教育のゆくえ』ちくま新書,2011年。
その他,授業中に適宜指示する。

授業計画 Class plan
第1回 オリエンテーション
 準備学習:「道徳教育」が教職課程の中でどこに位置づく科目なのかを理解しておく。
 授業内容:授業全体の内容を見通すとともに,平成30年から実施される「道徳」の教科化について概観する。
 復習:「道徳」が教科化することがもつ意味について何を思うか,それぞれに意見を固めておく。 

第2回 「道徳」についての基礎理論: 教育とリベラリズム
 準備学習:あらかじめ指定したテクストの該当箇所について予め目を通してくる。
 授業内容:リベラリズムの哲学における「道徳」観の理解について,ごく入門的な部分を解説する。
 復習:指定したテクストの該当箇所を味読する。

第3回 特別の教科「道徳」に期待されるもの: 『学習指導要領』を読む
 準備学習:現行の『学習指導要領 中学校道徳』をインターネット等で入手し,その「目標」の箇所に各自目を通しておく。
 授業内容:「道徳科」創設の背景を確認するとともに,『学習指導要領』の教科対応部分を読解する。
 復習:道徳教育の4つの領域の順番について,そこに含まれた意味を考える。

第4回 「自分自身に関すること」: 自律の一契機としての自己開示の意味
 準備学習:道徳教育の4つの領域のうち,「A」の項目内容について予め具体的に確認してくる。
 授業内容:『学習指導要領』の項目理解を踏まえて,「自己」に関する先端的な道徳教育実践例を考察する。
 復習:「自律」ないし「他律」の概念について,講義中に示した応用文献等を中心に学習を深める。

第5回 「人との関わり」(1): 多様な他者が認めあうということ
 準備学習:道徳教育の4つの領域のうち,「B」の項目内容について予め具体的に確認してくる。
 授業内容:『学習指導要領』の項目理解を踏まえて,「他者」に関する先端的な道徳教育実践例を考察する。
 復習:課題として示した「構成的グループエンカウンター」の授業実践例について各自完成させておく。

第6回 「人との関わり」(2): 道徳的発達論からケアリング論へ
 準備学習:「ケア」および「依存」という言葉について,文献やインターネット等で調べる。
 授業内容:ケアリング論の概説とともに,関係性を単位とした道徳教育実践例を考察する。    
 復習:自己理解と他者理解とのつながりについて,講義中に示した応用文献等を中心に学習を深める。

第7回 「集団や社会との関わり」: 教育における公共性とシティズンシップ
 準備学習:道徳教育の4つの領域のうち,「C」の項目内容について予め具体的に確認してくる。
 授業内容:『学習指導要領』の項目理解を踏まえて,「公共性」に係る道徳教育実践例を考察する。
 復習:「シティズンシップ」という概念について,講義中に示した応用文献等を中心に学習を深める。

第8回 「生命や自然,崇高なものとの関わり」: いのちの教育の現在的意義
 準備学習:道徳教育の4つの領域のうち,「D」の項目内容について予め具体的に確認してくる。
 授業内容:『学習指導要領』の項目理解を踏まえ,「生命」および「自然」に係る道徳教育実践例を考察する。
 復習:「いのちの教育」について,講義中に示した応用文献等を中心にそれぞれ学習を深める。

第9回 人称性を往還する道徳授業実践の試み
 準備学習:「知る」ことと「わかる」ことの違いとはいったい何か、自分なりに考えておく。
 授業内容:道徳科教育をより効果的に遂行しうる技術的な理論について,その是非とともに紹介する。
 復習:教育における「身体性」の問題について,講義中に示した応用文献等を中心に学習を深める。

第10回 道徳教育指導案の作成(1): 授業における起承転結
 準備学習:道徳教育指導案の形式について,自治体の教員研修センターのサイトからいくつか確認しておく。
 授業内容:理論的な解説とともに,実際の道徳科指導案の作成方法について説明する。
 復習:授業内で課題として示された一枚目の「指導案」の目標を各自完成させてくる。

第11回 道徳教育指導案の作成(2): 望ましい発問の形式とは
 準備学習:道徳教育指導案の内容と進行について,自治体の教員研修センターのサイトから参照する。
 授業内容:「アクティブ・ラーニング」等の概念とともに指導案の具体的な進行可能性について解説する。
 復習:授業内で課題として示された一枚目の「展開の概要」を各自完成させてくる。
 
第12回 模擬授業/テーマ討論(1)
 準備学習:模擬授業の準備を進めておく。
 授業内容:作成した指導案に基づき,グループに分かれて模擬授業および相互の検討を行う。
 復習:授業での反省点を確認し,次回以降に解決すべき課題として明確化させておく。

第13回 「モラル・ジレンマ」の地平を乗り越えうる道徳授業の展開
 授業準備:道徳教育の指導案について,教員研修センターのサイトから範となるものを見つけておく。
 授業内容:「モラル・ジレンマ」に関する理論的な解説を受けて,新たな授業作りの課題に取り組む。
 復習:授業内で課題として示された二枚目の「指導案」及び「展開の概要」を各自完成させてくる。

第14回 模擬授業/テーマ討論(2)
 準備学習:模擬授業の準備を進めておく。
 授業内容:指導案に基づき,グループでの模擬授業と相互検討を進める。評価についての解説も行う。
 復習:授業での反省点を確認し,また今後解決すべき課題として明確化させておく。

第15回 まとめ: 道徳を「教育」するということの責任そして難しさ
  到達度評価:全体のふりかえりとともに,本授業での学びを踏まえたレポートを作成・提出する。

担当教員の実務経験とそれを活かした教育内容 Work experience of the instructor
-
教育用ソフトウェア Educational software
-
-

備考 Remarks

授業でのBYOD PCの利用有無 Whether or not students may use BYOD PCs in class
N
授業での仮想PCの利用有無 Whether or not students may use a virtual PC in class
N