シラバス情報

科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
倫理学2 (後期火4・真田)
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Ethics 2
授業コード Class code
99KT267
科目番号 Course number
L3HSHUM102

教員名
真田 乃輔
Instructor
Daisuke Sanada

開講年度学期
2026年度後期
Year
2026年度
Semester
②Second semester
曜日時限
火曜4限
Class hours
Tuesday, 4th period

開講学科・専攻 Department
理学部第一部 応用物理学科(一般教養科目)、工学部(一般教養科目)、先進工学部(一般教養科目)、薬学部(一般教養科目)

A course of liberal arts, the Department of Applied Physics, Faculty of Science Division Ⅰ
A course of liberal arts, the Faculty of Engineering
A course of liberal arts, the Faculty of Advanced Engineering
A course of liberal arts, the Faculty of Pharmaceutical Sciences
単位数 Course credit
2.00単位
授業の方法 Teaching method
講義

Lecture
履修形態 Course form
薬学科:選択 生命創薬科学科:選択
外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
-
授業の主な実施形態 Main class format
① [対面]対面授業/ [On-site] On-site class

概要 Description
倫理学とはどのような学問か. ひとことでこの問いにこたえるのは難しいように思えます. そもそも, 不可能なのかもしれません. それでもあえて, たとえば日本の倫理学者・哲学者の和辻哲郎のようなひとにならいこれを試みるのなら, きわめておおざっぱに, 倫理学とは「人間」を主題とする哲学的学科だと言うことができるかもしれません. この際, ここで言われる倫理学がいわゆる「応用倫理学」とは異なっているということに注意しておきます. 後者のなんたるかについては, 「現代社会と倫理」のシラバスを参照してください. ともあれ, 倫理学は, すくなくともその原理的部分においては, まさしく哲学そのものです.
 倫理学とひとくちに言っても, そのかたちは実にさまざまです. たとえば, 「善さ」の基準をどこに求めるのかというこのことについてすら, 倫理学では, 根本的なものの見かたの相違が存在しています. また, こういった立場の違いに応じて, 主要な問題関心も——たとえば, 幸福に強調点が置かれるのか, それとも正義にそれが置かれるのか, といったぐあいに——学説によってさまざまです. 書き手に応じて倫理学は, もう一度くりかえしておけば, 実に多様な形態をとりえますし, 実際にまたそうなっているのです. このような不一致があるとはいえ, しかし, すくなくとも古典的なものにかぎって言えば, どのような倫理学上の学説も〈「人間」について哲学的に, 深く徹底的に考え抜いたもの〉だというこの点では一致しています. あらためて述べておけば, わたしたちの倫理学とは, さしあたり, 「人間」を主題とする哲学的学科のことを指します.
 哲学とは一般に, だれにとっても重要でありえるけれども, ふだんの日常ではあえて問いかえされることのない, そういったことがらを問題とし, このような問題について徹底して論理的に考え抜く学問のことを言います. その歴史は実に2000年を超えます. ですから, たとえば, 「存在するとはどういうことか」だとか, 「幸せとはなにか」だとか, ともかくこういった哲学的問題について, なにか一見するところ斬新なアイデアを思いついたつもりでも, そういったアイデアは往々にして, いまなお読み継がれている古典のなかで徹底して深く掘り下げられているものです. 数学や物理学にはよく完成された体系を備えた理論がいくつも存在しますが, 哲学ではこういった理論に各々の傑出した古典が対応すると, あるいは言うことができるかもしれません. どの古典も, 自分の問題について徹底して考え抜いています. だからこそ, こんにちでもなお読み継がれているのです. それらはあわただしい日常を生きる現代のわたしたちに, すこし立ち止まって, あたりまえのなかで見すごされてしまっていることについて考えるための方法や語彙を豊富に提供してくれています. こういった古典と真剣に向き合い, 精確に読み解こうとする試みもまた, 哲学(倫理学)の営みの立派な一つのかたちなのです.
 この講義では, 倫理学にとって重要な哲学的古典をできるかぎり多くご紹介したいと思います. 別にそれらのあいだに優劣をつける必要はありません. 自分の関心を引くような古典をどれか, 見つけていただければと思います. 自分でみなさんが哲学的な古典を手に取り, それに直接向き合うなかで自分自身の思索をも深めていく, そのためのきっかけをみなさんに提供するための場と, この講義をご理解ください.
目的 Objectives
倫理思想史に属する基本事項や概念を理解する. 哲学的な古典にふれ, またそれを読解するなかで, みずから積極的に倫理的なことがらについて思索をめぐらすことができるようになる.
到達目標 Outcomes
1. 倫理思想史に属する基本事項や概念を理解する.
2. 哲学的な古典にふれ, またそれを読解するなかで, みずから積極的に倫理的ことがらについて思索をめぐらすことができるようになる.
卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます(学部対象)。
履修登録の際に参照ください。
​You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments).
https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/​​​
関連する卒業認定・学位授与の⽅針(薬学部のみ)
薬学科:DP1 生命創薬科学科:DP1
履修上の注意 Course notes prerequisites
■前提とする授業・知識等はありません.
■前期「現代社会と倫理」の履修は必須ではありません.
アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
課題に対する作文 Essay
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準備学習・復習 Preparation and review
毎回, 授業が終わったら, 次の回までにかならず, 当の授業の内容とその回に配布された資料とを復習するようにしてください. また, 読んでいただきたい参考文献がある場合には, そのつどこちらから指示します.
成績評価方法 Performance grading policy
毎回の課題・・・30%, 到達度評価・・70%

前者について:毎回の授業につき, ごく短い文章を書いていただくことを考えています. 授業内容を要約したり, あるいはそれに疑問や意見を提示したり, ともかく, 不正確であってもかまいませんので, 授業の内容の理解を示してください. なお, こちらについては, 評価対象を一定の回数以上課題を提出された方にかぎらせていただく予定です.
後者について:到達度評価期間中に到達度評価を実施する予定です.

以上二つにかんする詳細につきましては, 授業開始後, どこかでみなさんに連絡させていただきます.
学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している
・B:到達目標を達成している
・C:到達目標を最低限達成している
・D:到達目標を達成していない
・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S:Achieved outcomes, excellent result
・A:Achieved outcomes, good result
・B:Achieved outcomes
・C:Minimally achieved outcomes
・D:Did not achieve outcomes
・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
N
書誌情報 Bibliographic information
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MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
​https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
​​https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/

参考書・その他資料 Reference and other materials
授業中にそのつど明示・指示します.

授業計画 Class plan
第1回 イントロダクション [講義] 真田乃輔:倫理学とはどのような学問かということをつかむ.
第2回 アウグスティヌス [講義] 真田乃輔:アウグスティヌスの思想の一端, とりわけその認識論の概要を学び考える.
第3・4回 トマス・アクィナス [講義] 真田乃輔:トマス・アクィナスの思想の一端, とりわけその認識論と徳論の概要を学び考える.
第5回 デカルト [講義] 真田乃輔:デカルト哲学の概要を学び考える.
第6回 ホッブズ [講義] 真田乃輔:ホッブズの政治哲学について学び考える.
第7回 ルソー [講義] 真田乃輔:とくにルソーの社会批判について学び考える.
第8回 ヒューム [講義] 真田乃輔:ヒュームの哲学と倫理思想の概要を学び考える.
第9~10回 カント『純粋理性批判』 [講義] 真田乃輔:カントの『純粋理性批判』の内容の一端を学び考える.
第10~11回 カントの批判倫理学 [講義] 真田乃輔:カントの批判倫理学の概要を学び考える.
第12回 ベルクソン『意識に直接与えられたものについての試論』 [講義] 真田乃輔:ベルクソン『意識に直接与えられたものについての試論』の内容の一端を学び考える.
第13回 ハイデガー『存在と時間』 [講義] 真田乃輔:ハイデガー『存在と時間』の内容の一端を学び考える.
第14回 ウィトゲンシュタイン「倫理学講話」と『論理哲学論考』 [講義] 真田乃輔:ウィトゲンシュタインの「倫理学講話」を見る. 関連して, 同『論理哲学論考』の内容の一端を学び考える.
第15回 到達度の確認と解説:授業内容にかんする到達度の確認と解説をおこなう.
SBOsコード(薬学部薬学科のみ 2023年度以前カリキュラム適用者対象)
学修事項(薬学部薬学科のみ 2024年度以降カリキュラム適用者対象)

担当教員の実務経験とそれを活かした教育内容 Work experience of the instructor
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教育用ソフトウェア Educational software
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備考 Remarks
上記授業計画は状況によっては変更されうる.

授業でのBYOD PCの利用有無 Whether or not students may use BYOD PCs in class
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授業での仮想PCの利用有無 Whether or not students may use a virtual PC in class
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