|
教員名 : 李 海燕
|
科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
歴史学1 (後期金2)
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
History 1
授業コード Class code
99KT20E
科目番号 Course number
L3HSHUM113
教員名
李 海燕
Instructor
Haiyan Li
開講年度学期
2026年度後期
Year
2026年度
Semester
②Second semester
曜日時限
金曜2限
Class hours
Friday, second period
開講学科・専攻 Department
理学部第一部 応用物理学科(一般教養科目)、工学部(一般教養科目)、先進工学部(一般教養科目)、薬学部(一般教養科目)
A course of liberal arts, the Department of Applied Physics, Faculty of Science Division Ⅰ A course of liberal arts, the Faculty of Engineering A course of liberal arts, the Faculty of Advanced Engineering A course of liberal arts, the Faculty of Pharmaceutical Sciences 単位数 Course credit
2.00単位
授業の方法 Teaching method
講義
Lecture 履修形態 Course form
薬学科:選択 生命創薬科学科:選択
外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
-
授業の主な実施形態 Main class format
① [対面]対面授業/ [On-site] On-site class
概要 Description
本授業では、古代中国において生み出された製紙術、木版印刷、火薬、羅針盤といった革新的な技術(イノベーション)に焦点を当てる。これらの技術は、日本や朝鮮などの東アジアにとどまらず、ユーラシア大陸西方のイスラーム世界やヨーロッパ文明とも相互に作用しながら、伝播・変容・発展していった。 こうした技術交流の過程をたどることで、中国が10世紀以降に古代科学技術の頂点に達し、15世紀以降に停滞期へと移行する一方で、ヨーロッパが台頭していく歴史的展開を理解することができる。なお、本授業の基盤となる中国王朝史は、東アジアの知識人にとって不可欠な教養の一部を成してきている。 また、本授業は高校時代の「歴史」科目とは性格を異にする。「歴史学」とは、人間社会を理解するための思考の枠組みであり、世界を読み解くための方法論でもある。スティーブ・ジョブズの言葉を借りれば、われわれは未来を正確に見通すことはできないが、過去の経験を拠り所として生かしていくほかない。 授業では、考古学の最新成果や身近な博物館の所蔵品、さらには同時代を背景とした映画や漫画なども積極的に取り上げ、歴史を多角的に捉える視点を養う。受講者が自らの視野を広げ、新たな気づきを得ることを通じて、将来に向けたより良い選択へとつながる学びを目指す。目的 Objectives
ものごとの成り立ちを長期的な視野から捉える力を養う。 また、人間と社会の多様性を理解することを通じて、自らの視野を広げる。 さらに、「歴史学」とは、文献資料の綿密な分析を基礎とし、多様な視点から時間の経過に伴う変化やその背景要因を探究する学問であることを理解する。 工学部のディプロマ・ポリシーの5にある「修得した専門知識や教養をもとに、他者とコミュニケーションをとり、国際的な視野を持って活躍できる能力」を養う科目の一つである。 先進工学部のディプロマ・ポリシーの1にある「自然と人間、社会に対する幅広い教養を持ち、専門分野の枠を超えて横断的にものごとを俯瞰できる能力」を養う科目の一つである。 薬学部のディプロマ・ポリシーの5にある「修得した専門知識や教養をもとに、他者とコミュニケーションをとり、国際的な視野を持って活躍できる能力」を養う科目の一つである。 <!--[if !supportLineBreakNewLine]--> <!--[if !supportLineBreakNewLine]--> 到達目標 Outcomes
技術は、世界の文化・文明が相互に刺激し合い、「対話」を通じて進化してきたことを理解する。
また、私たちとは異なる時空を生きた人々の思考や行動を内在的に理解する視点を獲得することで、他者理解を深める一助とする。 卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます(学部対象)。
履修登録の際に参照ください。 You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments). https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/ 関連する卒業認定・学位授与の⽅針(薬学部のみ)
薬学科:DP1 生命創薬科学科:DP1
履修上の注意 Course notes prerequisites
講義ノートをとること。
授業中の私語は、厳しく対応する。一回注意するごとに大きく減点する。 アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
課題に対する作文 Essay/小テストの実施 Quiz type test/ディベート・ディスカッション Debate/Discussion/プレゼンテーション Presentation
-
準備学習・復習 Preparation and review
2回目以降前回の内容を見返しておいてください。
LETUSにアップしてある資料に目を通してから、授業に出席してください。 成績評価方法 Performance grading policy
到達度評価試験を50%、講義ノートを30%、レポートを20%として算出する。
出席状況は成績評価に加味されない。 学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している ・B:到達目標を達成している ・C:到達目標を最低限達成している ・D:到達目標を達成していない ・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している ・S:Achieved outcomes, excellent result ・A:Achieved outcomes, good result ・B:Achieved outcomes ・C:Minimally achieved outcomes ・D:Did not achieve outcomes ・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation 教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
N
書誌情報 Bibliographic information
-
MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/ It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store). https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/ 参考書・その他資料 Reference and other materials
授業中に指示する。
授業計画 Class plan
1.歴史小説と歴史学の相違、中国理解の導入としての中国史をめぐる三つの視点について学ぶ。
2.春秋戦国期を経た始皇帝政治の影響と、その現代政治学における評価、ならびに始皇帝陵と青銅文化に関する知識を学ぶ。 3.漢代の国家体制と古典的国制、儀礼の普遍性、南北構造の形成、漢字文明についての理解を深める。 4.製紙術の発明とその伝播、三国時代の歴史的展開、時間の流れと変化の層次について考察する。 5.『三国志演義』にみられる多様な視点と、曹操の実像に関する最新の知見について理解する。 6.漢字文化における芸術である書道の歴史について学ぶとともに、唐王朝を東ユーラシアの大帝国として捉える新たな視点を提示する。 7.シルクロードとソグド人の活動について学び、東アジアにおける冊封体制および遣唐使派遣の背景と影響に関する理解を深める。 8.漢字仏教にみられる技術交流、とりわけ仏教文化において重要な発明である木版印刷について、宋朝・朝鮮・日本における発展と展開を学ぶ。あわせて、15世紀以降の西欧における印刷産業の急速な発展が近代社会の形成を促進したことを理解する。 9.多国体制下で生じた「靖康の変」を取り上げ、当時の皇帝である宋徽宗の芸術的業績や「東洋のルネサンス」と称される文化的展開について学ぶ。また、開封の天文時計を手がかりに、「時間」と統治の関係について理解を深める。 10.科挙制度と官僚制に関する知識を広げ、社会の流動性を支えた構造的背景について考察する。 11.海上帝国としての南宋の活動、および日本における唐物ブームについて学ぶ。さらに、羅針盤がムスリム商人を介してヨーロッパへ伝播し、改良を経て大航海時代の幕開けにつながった過程について理解する。 12.モンゴル帝国期におけるペストの拡大と、中国史における「疫」の問題について学ぶ。また、火薬の発明から火器の拡散、さらにヨーロッパにおける発展とその影響について理解する。 13.明初期の専制体制と技術の長期的停滞、ならびに足利義満による日明貿易から豊臣秀吉の文禄・慶長の役に至る歴史的展開について理解を深める。 14.大航海時代におけるポルトガルの極東進出、イギリスの商業革命と奴隷貿易について学び、「世界システム」論の基本的視点を理解する。 15.到達度評価試験およびその解説を行う。 SBOsコード(薬学部薬学科のみ 2023年度以前カリキュラム適用者対象)
学修事項(薬学部薬学科のみ 2024年度以降カリキュラム適用者対象)
担当教員の実務経験とそれを活かした教育内容 Work experience of the instructor
中国語・韓国語による論文発表、学会におけるフロア通訳、および論文翻訳の経験を有する。
教育用ソフトウェア Educational software
-
-
備考 Remarks
本授業では、一般的な歴史科目のような暗記を求めるものではない。
担当教員は、中国東北部(旧満州)、華東地域(南京・上海)、華南地域(深圳・三亜)での生活経験を生かし、中華圏における文化や生活習慣などについてもバランスよく紹介する。 授業でのBYOD PCの利用有無 Whether or not students may use BYOD PCs in class
N
授業での仮想PCの利用有無 Whether or not students may use a virtual PC in class
N
|