シラバス情報

科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
法学1 (木3)
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Law 1
授業コード Class code
9960410
科目番号 Course number
L2HSSSCb21

教員名
中尾 元紀
Instructor
Genki NAKAO

開講年度学期
2026年度前期
Year
2026年度
Semester
①First semester
曜日時限
木曜3限
Class hours
Thursday, 3

開講学科・専攻 Department
創域理工学部(一般教養科目)

A course of liberal arts, the Faculty of Science and Technology
単位数 Course credit
2.00単位
授業の方法 Teaching method
講義

Lecture
外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
-
授業の主な実施形態 Main class format
① [対面]対面授業/ [On-site] On-site class

概要 Description
本科目では、私たちの生活において法がどのような機能を果たしているかを説明するとともに、社会のさまざまな問題・出来事について法的な視点から考える能力(リーガル・マインド)を涵養する。
特に、①「道徳」と呼ばれるルール(例:「困っている者を見たら助けなければならない」)と法との相違や、法の解釈の必要性といったテーマを通じて、法の基本的性格を説明する。次いで、②基本三法とも称される憲法・民法・刑法の内容を概説し、法の具体的な在り方についてイメージを掴む。

法(学)について、どことなく堅苦しく、自身とは縁遠いものと思っている者が多いかもしれない。
しかし、たとえばコンビニでお茶を買うという行為の背後には、民法といった具体的な法と、契約や権利・義務という法的概念が潜んでいる。意識するかどうかにかかわらず、私たちの生活には法によって縛られていることや、逆に法の存在を通じて可能になっていることが無数にある。本科目では、なるべく具体的な事例を通じて、法という、人間の自由な生を実現するための社会システムに迫っていくこととしたい。
目的 Objectives
私たちの生活において、法がどのような機能を果たしているかを理解する。さらに、正義や公平、公共性といった観点から社会現象を考察する力を身に着け、専門的職業従事者に求められる、社会に対する適切なバランス感覚を身につける。
到達目標 Outcomes
前記「目的」を達成するために、下記3点を到達目標とする。
(1)法の性格や、法理念・法原理に関する基礎的な理論を理解すること。
(2)基本的な法(特に憲法・民法・刑法)の内容を理解すること。
(3)社会や身の回りの具体的な問題について、法的な視点を踏まえつつ自らの意見をある程度説得的に論じられるようになること。
卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます(学部対象)。
履修登録の際に参照ください。
​You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments).
https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/​​​
履修上の注意 Course notes prerequisites
【他教科との関係】
本科目は、「法学2」とセットで内容を構成していますので、「法学2」と一緒に履修されることが望ましいです。
アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
課題に対する作文 Essay/小テストの実施 Quiz type test/ディベート・ディスカッション Debate/Discussion/グループワーク Group work
講義形式を基本とするが、授業内でグループディスカッションを実施する場合がある。

準備学習・復習 Preparation and review
授業外の事前・事後学習として下記を求める場合がある。詳細は授業内で案内・指示する。
(1)配布資料の熟読。
(2)授業後、授業に対する質問・コメント等を提出する。その際、内容について指示がある場合は、それに従うこと(例えば、新聞記事やウェブサイトで授業に関連する問題を調べた上で、コメントをするよう求めることがある)。




成績評価方法 Performance grading policy
平常点(授業後課題やコメントの提出状況、グループディスカッションへの参加度)と、学期末の試験から評価する。
成績は下記(1)(2)の方法で算出し、高い方を最終成績とする。学期末試験を受験するためには、原則として講義回数の2/3以上の出席を要する。
(1)平常点20%+学期末試験80% (2)学期末試験100%
学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している
・B:到達目標を達成している
・C:到達目標を最低限達成している
・D:到達目標を達成していない
・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S:Achieved outcomes, excellent result
・A:Achieved outcomes, good result
・B:Achieved outcomes
・C:Minimally achieved outcomes
・D:Did not achieve outcomes
・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
N
書誌情報 Bibliographic information
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MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
​https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
​​https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/

参考書・その他資料 Reference and other materials

授業計画 Class plan
※本学では、対面型講義においては原則として半分以上の受講を必須としています(単位取得の必要条件であり、十分条件ではありません)。ご留意ください。

第1回 ガイダンス、法の役割・機能[演習(その他)、講義]
担当教員:中尾 元紀
授業内容:授業の形式・成績評価の方法等について説明するとともに、法学の基礎的知識や思考法について説明する。

第2回 法とは何か:「社会あるところ法あり」[演習(その他)、講義]
担当教員:中尾 元紀
授業内容:法の定義、法と道徳の相違、法の解釈の必要性などを解説し、今後の学習の基礎を作る。

第3回 憲法① 基本的人権概論[演習(その他)、講義]
担当教員:中尾 元紀
授業内容:人権という観念がいかにして誕生し、発展してきたかを学ぶ。たとえば、「第一世代の人権」等と称される人権の概念的区分を紹介し、憲法における人権(法的なシステムとしての人権)がいかにして成立したかを理解する。

第4回 憲法② 幸福追求権[演習(その他)、講義]
担当教員:中尾 元紀
授業内容:幸福追求権の憲法における位置づけと、特に当該権利から派生する自己決定権について学ぶ。たとえば、医療等の専門家としての見識・良心に基づいた行為が、個人の自己決定権を侵害しうるのはどのような場合か。エホバの証人輸血拒否訴訟を紹介し、職業倫理と自己決定権との緊張関係について検討する。

第5回 憲法③ 法の下の平等[演習(その他)、講義]
担当教員:中尾 元紀
授業内容:法的に禁止されるべき差別とはどのようなものか。人種差別の問題を取り上げ、小樽入浴拒否訴訟の解説を通じて差別問題の憲法的規制のあり方(私人間効力論を含む)を検討する。さらに、アファーマティブ・アクションの意義について、女性差別を題材に学習する。

第6回 憲法④ 精神的自由権[演習(その他)、講義]
担当教員:中尾 元紀
授業内容:他者の考え方や信仰を尊重して無暗に口出ししない、という学生は多いであろうが、精神的自由権の保障内容はそれに尽きるものではない。特に教育権場における信教の自由の行使とその限界について、神戸高専剣道拒否事件等を題材に検討する。

第7回 憲法⑤ 統治機構[演習(その他)、講義]
担当教員:中尾 元紀
授業内容:国会・内閣・裁判所の地位と機能について概説する。加えて、裁判所について、大陸法と英米法の相違、司法権の独立といったキーワードを通じて学ぶとともに、憲法訴訟(違憲審査制)のあり方について検討する。

第8回 民法① 物権と債権[演習(その他)、講義]
担当教員:中尾 元紀
授業内容:民法で「権利」と呼ばれているものの中には、大きくわけて「物権」と「債権」とが存在する。これらはそれぞれどのようなもので、どのような特徴を持っているのかを説明する。

第9回 民法② 契約の成立[演習(その他)、講義]
担当教員:中尾 元紀
授業内容:売買契約と賃貸借契約を中心に、契約に関する基礎知識を講義する。

第10回 民法③ 不法行為法[演習(その他)、講義]
担当教員:中尾 元紀
授業内容:民事上の不法行為の概要を、初学者が混同しがちな刑事事件における犯罪との相違に触れつつ説明する。

第11回 刑法① 犯罪と刑罰[演習(その他)、講義]
担当教員:中尾 元紀
授業内容:犯罪・刑罰とは何か。なぜ、「悪い人」を刑罰を通じて特別に懲らしめる必要があると考えられているのか。このような視点から、刑法の基礎知識を説明する。

第12回 刑法② 不作為犯の処罰[演習(その他)、講義]
担当教員:中尾 元紀
授業内容:通学路上に倒れていた人を放置し、結果としてこの人を死なせてしまった場合、殺人罪は成立するだろうか。刑法を通じた行動の自由の制限について、保障者という概念を通じて検討する。

第13回 刑法③ 刑罰論[演習(その他)、講義]
担当教員:中尾 元紀
授業内容:殺人といった行為を犯罪として禁止することは必要であるとしても、実際に罪を犯した者に罰金や懲役、ひいては死刑といった刑罰を科すべきかどうかは自明でない。刑罰を科すことがどのようにして正当化されてきたかについて、応報刑論と目的刑論という2つの考え方を通じて説明する。

第14回 刑法④ 生命の放棄と刑法[演習(その他)、講義]
担当教員:中尾 元紀
授業内容:刑法は、自殺や安楽死の問題にどのようにアプローチしているだろうか。公立福生病院透析中止裁判を題材に、生命の自主的放棄の刑法的規制について検討する。

第15回 講義の総括[演習(その他)、試験]
担当教員:中尾 元紀
授業内容:到達目標の達成度を確認した上で、これまでの内容について総括する。

担当教員の実務経験とそれを活かした教育内容 Work experience of the instructor
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教育用ソフトウェア Educational software
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備考 Remarks

授業でのBYOD PCの利用有無 Whether or not students may use BYOD PCs in class
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授業での仮想PCの利用有無 Whether or not students may use a virtual PC in class
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