![]() 教員名 : 村上 学
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科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
総合セミナー (前期月4・村上)
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Interdisciplinary Seminar (前期月4・村上)
授業コード Class code
99KT50U
科目番号 Course number
L3IDSEM321
教員名
村上 学
Instructor
MURAKAMI, Manabu
開講年度学期
2025年度前期
Year
2025年度
Semester
①First semester
曜日時限
月曜4限
Class hours
Monday, 4th period
開講学科・専攻 Department
理学部第一部 応用物理学科(一般教養科目)、工学部(一般教養科目)、先進工学部(一般教養科目)、薬学部(一般教養科目)
A course of liberal arts, the Department of Applied Physics, Faculty of Science Division Ⅰ A course of liberal arts, the Faculty of Engineering A course of liberal arts, the Faculty of Advanced Engineering A course of liberal arts, the Faculty of Pharmaceutical Sciences 単位数 Course credit
2.0単位
授業の方法 Teaching method
演習
Seminar 外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
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授業の主な実施形態 Main class format
① [対面]対面授業/ [On-site] On-site class
概要 Description
教養セミナーではテキストの読解を軸にゼミ形式の授業を行う。
受講者は、哲学・倫理学に関する書籍一冊を通して読み、その内容を精査したりディスカッションによって他者のものの見方を聞いて自分と照らし合わせ、場合によってはその考えを取り入れたりする経験をすることができる。これまで興味があっても一人では読みにくい本(テキスト)というものは誰にでもあるが、それを他の人と一緒に読もうとすることで無理なく最後まで読み進めることができるだろうし、一人の読書とは違う新たな経験ができるだろう。すなわち、参加者や教員とのディスカッションを通して、さまざまな社会的、文化的、および哲学・倫理的問題にかかわる知識を学び、そして考えを深めていくことができる。 受講者それぞれはあらかじめ一定の範囲のテキストを精読し、自分の考えを整理しておく。毎回に受講者の中から担当者を決めておいて、担当者が各パートの内容報告を行う。受講者はその報告をもとに、自分があらかじめ整理しておいた考えなどを発言し合うことで議論を進めていく。 テキスト(予定) チェイス・レン(野上志学訳)『現代哲学のキーコンセプト 真理』(岩波書店、2019) (Original:Chase Wrenn; Truth, Cambridge, 2015) 現代「嘘だらけ」だと言われる。要は「真ではない」言説が飛び交っている、というわけだ。我々はどのようにして、あるいは何を「真である」とか「真でない(嘘)」だと語っているのだろうか。 たとえば「科学こそが真理である」というが、その真理(truth)は何か。「真である」とはいったいどういうことか。「天動説は真ではない(真である)」と「ユニコーンが実在するというのは真ではない(真である)」、あるいは「昆虫が美しいというのは真ではない(真である)」という場合の「真」は「同じ意味」なのか。そして一番の問題は、どのようにしたら「それが『真である』」と知り得るのか。最新の真理論を概観してみたい。 この世界の「真実」が信じられない今だからこそ、考え直したいテーマだ。 目的 Objectives
この授業は本学の「教養科目の編成方針」のうち(1)自然・人間・社会を幅広く俯瞰できる能力、(3)コミュニケーション能力の向上を目標としている。
この授業の目標は、以下のスキルを磨きながら、将来、研究者あるいは責任ある社会人として必要になると思われるスキルや知識を身につけ、ゆたかな人間性や想像力、そして多面的な視点で問題を考える力を養うことにある。 ・読解力 ・批判力 ・プレゼンテーション能力 ・論理的思考力 ・コミュニケーション能力 ・他者の立場に立って考えることができる想像力 なお、本授業では東京理科大学『教養教育の編成方針』(平成25年度)に基づき(一部重複するが)下記の能力の涵養も目指す。 (1)自然・人間・社会を幅広く俯瞰できる能力 (2)論理的・批判的思考力 (3)コミュニケーション能力(ディスカッション・プレゼンテーション) また、選択されるテキストによっては (4)国際性(異文化・異言語・異民族・国際問題の理解力)にかかわる知識やスキルが涵養される。 到達目標 Outcomes
上記の能力・スキルの涵養を目指す。
具体的には次の力を向上させる。 ・自分の考えを説明できる「日本語力」 ・「読解力」 ・書いてあることを疑い疑問を明らかにしていく「批判力」 ・筋道を立てて考えることができる「論理的思考力」 ・「プレゼンテーション能力(表現力)」 ・ディスカッションができる「コミュニケーション能力」 ・自分とは違う考えを理解していく「他者の立場に立って考えることができる想像力」、 ・レポートを書く力 その上で ・社会の主体的な参加者として自覚をもち、社会的責任の担い手になる。 また、テキストから学ぶ知識として、 ・論証の作法とその構造を理解する 卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます(学部対象)。
履修登録の際に参照ください。 You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments). https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/ 履修上の注意 Course notes prerequisites
・授業の効果を考えて、受講者を12名~16程度に制限する。
*初回に参加した学生を優先し、予定された受講者数に空席がある場合は第2回目まで登録を許可する。 この授業を履修する場合、旧カリキュラムでの科目「教養セミナー1」で単位を取得した者は履修できない。 また、同じ科目名「教養演習」も他の時間と重複しての履修登録はできない。同じ科目名称で別のテキストとコンテンツを扱っているので、注意されたい。 アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
課題に対する作文 Essay/ディベート・ディスカッション Debate/Discussion/グループワーク Group work/プレゼンテーション Presentation
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準備学習・復習 Preparation and review
・準備(予習)
全員:テキストを読み込み、ノートをとり、各自、プリントに提示されているキーワードについてウェブで検索し検討しておく。さらに、報告者への質問や議論のネタを考えておく。(2時間) 報告担当者:わかりやすく説明できるレジュメを作成する。さらにパソコンでプレゼンテーション用のスライドを作成する。(90分) ・復習 要点をノートにまとめ、データや具体例を、webサイトなどから検索する。(60分程度) 成績評価方法 Performance grading policy
・授業への貢献度(プレゼンテーション、レジュメ、ディスカッションへの参加) : 40%
・レポート : 60% なお、レポート課題は、到達目標に関連したものであり、授業中に出題される。 レポートの評価基準は、課題提示と同時に示す評価基準「ルーブリック」に基づく。 学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している ・B:到達目標を達成している ・C:到達目標を最低限達成している ・D:到達目標を達成していない ・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している ・S:Achieved outcomes, excellent result ・A:Achieved outcomes, good result ・B:Achieved outcomes ・C:Minimally achieved outcomes ・D:Did not achieve outcomes ・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation 教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
N
書誌情報 Bibliographic information
(予定)チェイス・レン(野上志学訳)『現代哲学のキーコンセプト 真理』(岩波書店、2019) 978-4-000613743
MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/ It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store). https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/ 参考書・その他資料 Reference and other materials
授業内で指示する。
授業計画 Class plan
第1回 ガイダンス(オリエンテーション) 【対面*】(講義)村上
授業の狙い、進め方などを確認する。 (復習)テキストの目次など、全体の構成を確認し、進め方を理解しておく。(120分) *「対面」とは教室で受講することを意味します。 第2回 予備的な知識を確認する。筆者の履歴、問題の背景、関連問題などを資料に基づいて検討する。 【対面】(演習)村上 (予習)必要な情報はあらかじめウェブや図書館において調査しておく(120分) (復習)授業内で出た問題点や資料を整理する(60分) 第3回から第14回 【対面】(ゼミ形式)村上 テキスト購読。(進行は参加者の理解度に応じてその場で区切る) 受講者はテキストを精読し、問題を整理しつつ疑問点を持ち寄るなどして議論に貢献する。担当者はテキストを要約して問題を提示する(プレゼンテーション)。 参加者全員で議論し、テキストの読解を進めていく。 (予習)テキストで学んだことを復習しつつ、予告された論題に関わるデータや資料などをウェブなどから入手して討論に備える。(120分) (復習)自分の発言、または参加者の発言を振り返り、その内容や方法をテキストで学んだことに照らしてその異同を確認する。その上で反省として改善点などをまとめる(60分) 第15講 まとめ 【対面】(講義・アクティブラーニング)村上 これまでのプレゼンテーションやディスカッションを振り返るとともに、レポート課題確認も行う。 (復習)レポートとしてまとめる。(180分) SBOsコード(薬学部薬学科のみ 2023年度以前カリキュラム適用者対象)
学修事項(薬学部薬学科のみ 2024年度以降カリキュラム適用者対象)
担当教員の実務経験とそれを活かした教育内容 Work experience of the instructor
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教育用ソフトウェア Educational software
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ワードプロセッサ及びプレゼンテーション用ソフト
(Microsoft OfficeもしくはPage, Keynoteなど) 備考 Remarks
受講希望者が多数の場合ディスカッションができる程度(16名以下)に制限することがある。
*受講許可は初回に参加した学生を優先し、初回で受講者予定数に満たない場合は第2回目まで履修登録を認める。(当該授業LETUSコースにて掲示する) 授業でのBYOD PCの利用有無 Whether or not students may use BYOD PCs in class
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授業での仮想PCの利用有無 Whether or not students may use a virtual PC in class
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