日本国憲法 （g,h,i,j,k,l：前・水１）

Constitution of Japan （g,h,i,j,k,l：前・水１）

99K8250

L1HSSSCn01

井上　敬介

INOUE   KEISUKE

2025年度前期

2025年度

①First semester

水曜1限

Wednesday 1Limit

2.0単位

-

① [対面]対面授業/ [On-site] On-site class

日本のふたつの憲法（明治憲法と日本国憲法）と各時代（明治・大正・昭和戦前・昭和戦後期）の7人の政治家との関わりを中心に、憲法というハード、政党というソフトの成り立ち、政治家による両者の「運用」の歴史を学習する。そのことによって、今日の日本人がいかに憲法と関わるか、その手がかりを考える。授業終了後にはレポートを提出する。レポートの書き方は授業内で説明する。なお、本授業は教職科目ではない。

 
日本の憲法の歴史を学習することで、7人の政治家の歴史的役割を理解するとともに、論理的思考力を養う。
本学科のディプロマ・ポリシーに定める「デザイン表現と共感力を養う」を実現するための科目である。

日本の憲法の仕組みや政党、政治家の歴史的役割に関して説明できるようになる。

リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます（学部対象）。
履修登録の際に参照ください。
​You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments).
https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/​​​

私語、途中退出は認めない。

課題に対する作文　Essay／-

-

（準備学習）
　　各回の授業前に2時間程度、事前配布したレジュメに目を通しておく（2時間）。

（復習）
　　授業で学んだ事柄（特に、登場する7人の政治家の動向）を確認する（2時間）。

第15回の確認試験（60％）と、第１〜14回のレポート（40％）の内容で行う。
3回以上欠席の場合、到達度評価を受ける権利がなく履修放棄とみなす。

・S：到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A：到達目標を十分に達成している
・B：到達目標を達成している
・C：到達目標を最低限達成している
・D：到達目標を達成していない
・-：学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S：Achieved outcomes, excellent result
・A：Achieved outcomes, good result
・B：Achieved outcomes
・C：Minimally achieved outcomes
・D：Did not achieve outcomes
・-：Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

N

-

教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
​https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
​​https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/

学術文庫編集部編『新装版　日本国憲法』講談社学術文庫、2013年
井上敬介『立憲民政党と政党改良』北海道大学出版会、2013年

第1回…ガイダンス
第2回…明治憲法の制定と伊藤博文（前編）
第3回…明治憲法の制定と伊藤博文（後編）
（準備学習）伊藤博文の経歴を中心に、事前配布したレジュメに目を通しておく（2時間）。
（復習）伊藤が分権的な明治憲法を制定し、立憲政友会をつくった経緯を確認する（2時間）。
第4回…明治憲法体制の確立と原敬（前編）
第5回…明治憲法体制の確立と原敬（後編）
（準備学習）原敬の経歴を中心に、事前配布したレジュメに目を通しておく（2時間）。
（復習）原が日本に政党内閣を定着させ、明治憲法を運用していったことを確認する（2時間）。
第6回…明治憲法体制の危機と幣原喜重郎
（準備学習）幣原喜重郎の経歴を中心に、事前配布したレジュメに目を通しておく（2時間）。
（復習）二大政党制下の幣原外交の意義と限界を確認する（2時間）。
第7回…明治憲法体制の危機と浜口雄幸
（準備学習）浜口雄幸の経歴を中心に、事前配布したレジュメに目を通しておく（2時間）。
（復習）統帥権干犯問題を機に、政党内閣が崩壊にむかい、明治憲法体制が危機に陥った経緯を確認する（2時間）。
第8回…明治憲法体制の崩壊と近衛文麿
（準備学習）近衛文麿の経歴を中心に、事前配布したレジュメに目を通しておく（2時間）。
（復習）新体制運動の失敗が明治憲法体制の崩壊をもたらしたことを確認する（2時間）。
第9回…日本国憲法の制定と幣原喜重郎
（準備学習）幣原再登場の経緯を中心に、事前配布したレジュメに目を通しておく（2時間）。
（復習）幣原とマッカーサーとの関係を中心に、日本国憲法制定の経緯を確認する（2時間）。
第10回…日本国憲法体制の確立と吉田茂（前編）
第11回…日本国憲法体制の確立と吉田茂（後編）
（準備学習）吉田茂の経歴を中心に、事前配布したレジュメに目を通しておく（2時間）。
（復習）日本国憲法体制下における政党政治の復活や吉田の歴史的役割を確認する（2時間）。
第12回…女性参政権と市川房枝（前編）
第13回…女性参政権と市川房枝（後編）
（準備学習）市川房枝の経歴を中心に、事前配布したレジュメに目を通しておく（2時間）。
（復習）日本国憲法の下で女性参政権が実現するまでの歴史的経緯を確認する（2時間）。
第14回…明治憲法と日本国憲法
（準備学習）明治憲法と日本国憲法の条文を中心に、事前配布したレジュメに目を通しておく（2時間）。
（復習）明治憲法と日本国憲法を比較し、その差異を確認する（2時間）。
第15回…まとめ、到達度評価
（準備学習）これまでの授業で学んだ事柄を総復習する（2時間）。
（復習）この授業で学んだ憲法と7人の政治家の知識を確認する（2時間）。

-

-

-

N

N