比較文化論（前・金４）

科目授業名称（和文）　Name of the subject/class (in Japanese)

比較文化論（前・金４）

科目授業名称（英文）　Name of the subject/class (in English)

Comparative Culture

授業コード　Class code

99K1601

科目番号　Course number

L1HSHUMc30

教員名

中丸　禎子

Instructor

Teiko NAKAMARU

開講年度学期

2025年度前期

Year

2025年度

Semester

①First semester

曜日時限

金曜4限

Class hours

Friday 4th Period

開講学科・専攻　Department

経営学部（一般教養科目）

A course of liberal arts, the School of Management

単位数　Course credit

2.0単位

授業の方法　Teaching method

講義

Lecture

外国語のみの科目（使用言語）　Course in only foreign languages (languages)

-

授業の主な実施形態　Main class format

⑤ [対面]ブレンド型授業/ [On-site] Blended format (must include 50%-or-more classes held on-site)

概要　Description

北欧と日本の巨人伝承を例に挙げ、比較文化研究を実践する。

授業は対面回とオンライン回がある。
オンライン回：１、２、３、５、９、１２、１３
対面回：４、６、７、８、１０、１１、１４、１５

目的　Objectives

目的は以下の３点である。
１点目は、講義の対象となる北欧文化、日本文化について一定の知識を得ること。
２点目は、比較文化研究の方法と意義を学び、実践できるようになること。
３点目は、研究に必要な資料の収集方法、その資料を使った論理の組み立て方を学ぶこと。

到達目標　Outcomes

複数の作品を比較する際に、ただ「この漫画の元ネタはこの神話だ」「Aという人物のモデルはBという人物だ」と並べて終わるのではなく、そのことが持つ意味を考える。そのことを通じて、異文化理解を実践できるようになる。

卒業認定・学位授与の方針との関係（学部科目のみ）

リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます（学部対象）。
履修登録の際に参照ください。
You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments).
https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/

履修上の注意　Course notes prerequisites

北欧、日本についての事前知識は不要。
第5回授業までに、諫山創『進撃の巨人』漫画版を最初から最後まで読んだことがあることを条件とする。アニメ版のみの視聴、Wikipedia・公式サイト・まとめサイト・考察サイトなどであらすじを読んだだけは不可。分析対象となる漫画版を必ず読むこと。コミック、電子書籍、雑誌などの媒体、所有の有無は問わない。

アクティブ・ラーニング科目　Teaching type（Active Learning）

課題に対する作文　Essay／-

-

準備学習・復習　Preparation and review

教科書を使用する。また、場合に応じて講読課題を出す。指定した個所を読んで授業に臨むこと。授業後にコメントシートを提出する。

成績評価方法　Performance grading policy

＜コメントシート＞60点
＜到達度評価レポート＞40点

学修成果の評価　Evaluation of academic achievement

・S：到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A：到達目標を十分に達成している
・B：到達目標を達成している
・C：到達目標を最低限達成している
・D：到達目標を達成していない
・-：学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S：Achieved outcomes, excellent result
・A：Achieved outcomes, good result
・B：Achieved outcomes
・C：Minimally achieved outcomes
・D：Did not achieve outcomes
・-：Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

教科書　Textbooks/Readings

教科書の使用有無（有=Y , 無=N）　Textbook used(Y for yes, N for no)

Y

書誌情報　Bibliographic information

中丸禎子訳・解説『巨人フィンの物語　北欧・日本　巨人伝承の時空』（三弥井書店）

MyKiTSのURL（教科書販売サイト）　URL for MyKiTS(textbook sales site)

教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/

It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/

参考書・その他資料　Reference and other materials

-

授業計画　Class plan

当授業は対面授業である。すべての履修学生に対して、半数以上の授業回を対面で受講することを求める。
教科書『巨人フィンの物語　北欧・日本　巨人伝承の時空』に沿って進めていく。この教科書は、スウェーデンの民間伝承を題材とする絵本『巨人フィンの物語』（30頁）と、党民間伝承の背景、展開、日本での受容を扱うアカデミックな解説「北欧・日本　巨人伝承の時空」（80頁）から成る。
履修者の関心が高いと思われる第三部「北欧神話と『進撃の巨人』」を最初に、かつ、比重を置いて扱う。

第1回：オリエンテーション。授業の進め方、テーマの説明、成績評価の方法、教員紹介
第２回：北欧神話（概説）
第３回：北欧神話『巫女の予言』
第４回：北欧神話『ヴォルスンガ・サガ』
第５回：『進撃の巨人』と北欧神話（概説）
第６回：『進撃の巨人』と北欧神話　アダプテーション
第７回：『進撃の巨人』と北欧神話　ジェンダー
第８回：『進撃の巨人』と北欧神話　トリックスター
第９回：『大工と鬼六』と北欧教会建設説話　1980年代の議論
第１０回：『大工と鬼六』と北欧教会建設説話　ドイツ民族主義
第１１回：『大工と鬼六』と北欧教会建設説話　女性解放運動
第１２回：『巨人フィンの物語』　ルンドとノルウェーの教会建設説話の比較
第１３回：『巨人フィンの物語』　旧約聖書のサムソン伝説
第１４回：『巨人フィンの物語』　
第１５回：まとめ

担当教員の実務経験とそれを活かした教育内容　Work experience of the instructor

-

教育用ソフトウェア　Educational software

-

備考　Remarks

【遅刻・欠席時の取り扱いについて】
対面授業では、20分以上遅刻した場合はコメント点を減点する。
列車の遅延、冠婚葬祭、診断書提出を伴う病気など、やむを得ない事情により、対面授業に大幅遅刻・欠席した場合には、証明書の提出を条件に、コメントシートの提出点を付加する。

【授業予定について】
授業予定は変更の可能性がある。

授業でのBYOD PCの利用有無　Whether or not students may use BYOD PCs in class

Y

授業での仮想PCの利用有無　Whether or not students may use a virtual PC in class

N

シラバス情報