シラバス情報

科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
経営戦略論
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Strategic Management
授業コード Class code
9989F45
科目番号 Course number
89MNMAS301

教員名
高島 健太郎
Instructor
Kentaro Takshima

開講年度学期
2025年度後期
Year
2025年度
Semester
②Second semester
曜日時限
金曜2限
Class hours
Friday - 2nd

開講学科・専攻 Department
経営学部 国際デザイン経営学科

Department of International Digital and Design Management, School of Management
単位数 Course credit
2.0単位
授業の方法 Teaching method
講義

Lecture
外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
-
授業の主な実施形態 Main class format
① [対面]対面授業/ [On-site] On-site class

概要 Description
  • 本講義では企業が目標を達成し競争優位を築くために策定する経営戦略について,議論の土台となるような基礎的な理論を幅広く学ぶ.
  • 前半では経営戦略に関わる様々な事象を分析的に捉え整理し考察するためにこれまで提唱されてきた様々な概念・フレームワークについて学ぶ.フォードやGEといった古典的な企業の事例も紹介する.また学んだ理論を近年の事例に適用し分析する経験を積みこれらを活用する力を養う.
  • 後半では「変化への対応」をテーマに経営戦略において重要な概念を学ぶ.昨今の変化が大きく複雑な社会においてはある時点での状況を静的に分析するだけでは不十分である.企業が環境の変化にどのように反応し,学習し,戦略を創造し,働きかけをしていくか,事例と共に学ぶ.
  • 本講義は初学者に向けた基礎的な内容であり,教科書を用いて座学を行う.受講者が理解しやすいよう具体的な事例を交えた説明を心がける.評価はペーパーテストが中心である.また学んだ理論を活用する力を養うためレポートを課す.

目的 Objectives
  • 経営戦略の様々な捉え方(分析的・計画的なものとして捉える視点,創造的・プロセス的なものして捉える視点,社会との関わりから捉える視点)を学ぶ.
  • 経営戦略論に関する基礎的な概念とフレームワークを理解する.
    • 前半では経営に関わる様々な事象を全社レベル・事業部レベルそれぞれで企業の外部環境,内部環境の観点から分析するフレームワークを学ぶ.
    • 後半では「変化への対応」をテーマに,グローバル戦略,イノベーション戦略,ネットワーク戦略に関する諸概念を学ぶ.
  • 学んだ概念とフレームワークを活用して経営に関わる事象と経営戦略を分析し考察する力を養う.またその限界についても理解する.
  • 本講義は学科のディプロマポリシー2,8で述べられている自然・人間・社会に係る専門性と幅広い教養の習得に寄与する.
到達目標 Outcomes
  • 経営戦略の様々な捉え方について説明することができる.
  • 経営戦略に関する基礎的な概念とフレームワークを正しく説明することができる.
  • 実際の企業のケースに対して学んだ概念・フレームワークを適切に用いることで考察を深め,他者と議論することができる.
卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます(学部対象)。
履修登録の際に参照ください。
​You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments).
https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/​​​
履修上の注意 Course notes prerequisites
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アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
小テストの実施 Quiz type test/ディベート・ディスカッション Debate/Discussion/-
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準備学習・復習 Preparation and review
  • 本講義では合計週4時間以上の復習と課題準備が必要である.
    • いくつかの講義回で出題されるレポート課題を行うこと.
    • ペーパーテストに備え講義内容の十分な復習を行うこと.

成績評価方法 Performance grading policy
  • ペーパーテスト:65%
  • レポート・宿題・授業内課題:35%
    • 授業内課題はグループ発表を課す場合がある.
学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している
・B:到達目標を達成している
・C:到達目標を最低限達成している
・D:到達目標を達成していない
・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S:Achieved outcomes, excellent result
・A:Achieved outcomes, good result
・B:Achieved outcomes
・C:Minimally achieved outcomes
・D:Did not achieve outcomes
・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
Y
書誌情報 Bibliographic information
大滝精一ほか:「経営戦略 -- 論理性・創造性・社会性の追求」,有斐閣アルマ,2016
MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
​​https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/

参考書・その他資料 Reference and other materials
  • ヘンリー ミンツバーグほか:「戦略サファリ 第2版」,東洋経済新報社,2012

  • 福嶋路ほか:「ケースに学ぶ経営学 第3版」,有斐閣,2019


授業計画 Class plan
回/内容
 1.ガイダンス
<前半>テーマ:内部環境・外部環境の分析と戦略の策定
 2.戦略と基本的な概念
 3〜5.全社戦略 (企業理念・ドメイン,多角化,PPM,垂直統合)
 6〜7.事業戦略 (ポーターの競争戦略,資源ベース理論)
 8.中間テスト (予定)
<後半>テーマ:変化への対応
 9.グローバル戦略
 10.戦略の創造と組織学習
 11.イノベーション戦略
 12,13.ネットワーク戦略とエコシステム
 14.期末テスト(予定)

※授業計画とテストの日程は講義の進捗状況に合わせて変更する場合があるため講義中のアナウンスに従うこと
※本講義は対面で実施するため,全ての回に対面で出席すること.

担当教員の実務経験とそれを活かした教育内容 Work experience of the instructor
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教育用ソフトウェア Educational software
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備考 Remarks
  • 本授業ではペーパーテストを主要な評価方法として用いる.単位取得のためには定められた授業回で実施されるテストを受ける必要がある.

授業でのBYOD PCの利用有無 Whether or not students may use BYOD PCs in class
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授業での仮想PCの利用有無 Whether or not students may use a virtual PC in class
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