シラバス情報

科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
PBL (高橋)
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Project Based Learning (高橋)
授業コード Class code
9986J12
科目番号 Course number
86COZZZ203

教員名
高橋 伸夫
Instructor
Nobuo Takahashi

開講年度学期
2025年度後期
Year
2025年度
Semester
②Second semester
曜日時限
水曜4限
Class hours
Wednesday 4th Period

開講学科・専攻 Department
経営学部 経営学科

Department of Management, School of Management
単位数 Course credit
2.0単位
授業の方法 Teaching method
演習

Seminar
外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
-
授業の主な実施形態 Main class format
① [対面]対面授業/ [On-site] On-site class

概要 Description
Project Based Learning (問題解決型学習)とはいうけれど、実際にやってみると、そもそも最初に良い「問題」「課題」「テーマ」を見つけること自体が難しい。だいたいはテーマを決める段階で挫折し、それでもしょうがないからと気乗りしない課題を設定するはめになる。するともう、そこから先は「やらされ」感が出てきて、しまいには苦痛になってしまう。この最初のハードルをなんとか乗り越えられないものか。そこでひらめいた。実は、私が長年編集委員を務めてきた月刊誌がある。この雑誌『運輸と経済』は、投稿論文も受け付ける月刊の交通経済・経営の専門誌なのだが、実は、毎号の特集がなかなかに面白いのだ。専門誌とは思えない柔らかい切り口のテーマ設定で、しかも読みやすい。本当によく考えられている。この特集テーマを手掛かりにすれば、意外と容易に、面白いテーマにたどり着けるかもしれない。特に鉄道・乗り物・旅行が大好きな人にとっては、この雑誌は丸ごと好物の塊みたいなものだろう。ということで、この月刊誌『運輸と経済』を起爆剤にしたPBLを、学生諸君とやってみたい。
目的 Objectives
この授業は、経営学部経営学科のディプロマ・ポリシーに定める「経営学研究に必要な基礎学力を修得すると共に、経営戦略の分野に設定された専門領域科目を包括的に学び、自ら設定したテーマに関して、専門知識を以って研究を完成できる能力」を身に付けるための授業である。
到達目標 Outcomes
  • 色々なものを手掛かりにして、研究テーマを自分で探せるようになる。
  • 足りない情報や資料、あるいは最新の情報は、自分で探したり調査したりして補う。
  • チームで議論しながら、テーマ設定やプレゼン資料作成を行う。
  • プレゼンで、聴衆を飽きさせない。
卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます(学部対象)。
履修登録の際に参照ください。
​You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments).
https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/​​​
履修上の注意 Course notes prerequisites
アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
課題に対する作文 Essay/ディベート・ディスカッション Debate/Discussion/グループワーク Group work/プレゼンテーション Presentation/PBL (課題解決型学習) Problem-based learning

準備学習・復習 Preparation and review
教室外で、調べ物をしたり、調査に行ったり、資料を作ったりすることが前提になっている授業なので、毎回4時間程度の準備学習をする覚悟が必要である。
成績評価方法 Performance grading policy
  • プレゼンとその資料70点、最終レポート30点で評価する。
  • 15回の授業のうち4回以上⽋席した場合は、履修放棄となみす。その際、遅刻、早退は0.5回の欠席とカウントし、20分以上の⼤幅な遅刻、早退は⽋席とみなす。なお、やむを得ない事情で欠席する場合には、その理由によっては別途レポート等で補うこともありうるので、事前に相談すること。
学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している
・B:到達目標を達成している
・C:到達目標を最低限達成している
・D:到達目標を達成していない
・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S:Achieved outcomes, excellent result
・A:Achieved outcomes, good result
・B:Achieved outcomes
・C:Minimally achieved outcomes
・D:Did not achieve outcomes
・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
N
書誌情報 Bibliographic information
MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
​​https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/

参考書・その他資料 Reference and other materials
『運輸と経済』2020年1月号〜2025年1月号の特集テーマを新しい順に列挙しておく。

日本の観光のかたち/アウトバウンド/進化する高速道路料金/新幹線60年/変化する通勤需要/地域交通の担い手/北陸/経済安全保障と交通/鉄道物流/交通の競争政策/英国の交通/関係人口と地域再生/カーボンプライシング/人生100年時代の交通/交通系ICカード/交通のデザイン/都市災害に備える:関東大震災から100年/Osaka:生まれ変わる大大阪/持続可能な物流/地域交通の再設計/地方都市:まちと交通/人材マネジメント:交通の人的資本/こどもと交通/交通のロイヤルティマーケティング/交通のビッグデータ/インバウンド再開/物価と交通/鉄道150年/航空の未来/長崎/クルマの進化(自動運転時代に向けて)/コロナ後を見据えて/人と自動化(ロボットと都市は使いこなせるか?)/鉄道の産業遺産/EUのこれから/ラストワンマイル(モビリティとまちづくりから考える)/次世代エネルギー/東京(集積のいまとこれから)/映画と鉄道/物流標準化とDX/地方都市を支える鉄道/ポストコロナ時代の観光/瀬戸内/グループ経営/交通と環境(脱炭素社会に向けて)/働き方改革と通勤/交通の広告事業/キャッシュレス/物流のいま(人材確保と運び方改革)/乗り合いバス事業のこれから/交通愛好家が育む市場/持続可能な観光産業へ/まちになる駅/地域公共交通再編/交通の株主/沖縄の交通/MaaS/地域と交通の未来(人口減少と技術革新)/シェアリングエコノミー/交通と食

以上の各号はアマゾンでも購入可。

授業計画 Class plan
  1. イントロダクション
  2. 各号の斜め読み:実物を持っていくので、まずは好きな特集テーマの号を手に取ってちょっと斜め読みしてみよう。最後に各人1〜2分で好きな特集テーマをピッチ。
  3. チーム編成:前回のピッチを踏まえて、好きな特集テーマでチームを作る(1チーム1号)。作り方自体も自由。チームができたら、チーム内で特集記事の分担を決める。
  4. チームごとに特集記事の勉強会(1):勉強会のやり方は自由。
  5. チームごとに特集記事の勉強会(2):勉強会のやり方は自由。
  6. チームごとに特集記事の勉強会(3):次回のプレゼン大会のパワポづくり。
  7. 【チーム対抗の第1回プレゼン大会】1チーム20分の持ち時間で、特集の内容をプレゼンする。
  8. チームごとに研究テーマ設定(1):チームごとに特集テーマをもとに、問題解決すべき課題を設定し、何を調べればいいのか予想を立てる。
  9. チームごとに研究テーマ設定(2):チームごとに調べたことをまとめて、次回のプレゼン大会のパワポづくり。
  10. 【チーム対抗の第2回プレゼン大会】1チーム20分の持ち時間で、設定した課題をプレゼンする。
  11. チームごとの研究会(1):チームごとに1週間、自分で調べてきたことを持ち寄って共有する。
  12. チームごとの研究会(2):チームごとに2週間、自分で調べてきたことを持ち寄って共有する。
  13. チームごとの研究会(3):チームごとに解決策をまとめて、次回のプレゼン大会のパワポづくり。
  14. 【チーム対抗の第3回プレゼン大会】1チーム20分の持ち時間で、設定した課題の解決策をプレゼンする。
  15. 総括

担当教員の実務経験とそれを活かした教育内容 Work experience of the instructor
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教育用ソフトウェア Educational software
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備考 Remarks

授業でのBYOD PCの利用有無 Whether or not students may use BYOD PCs in class
Y
授業での仮想PCの利用有無 Whether or not students may use a virtual PC in class
N