シラバス情報

科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
応用数学2
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Applied Mathematics 2
授業コード Class code
9976588
科目番号 Course number
76PIMAT303

教員名
味戸 正徳、稲垣 和哉、栁沼 秀樹
Instructor
Hideki YAGINUMA, Masanori AJITO, Kazuya INAGAKI.

開講年度学期
2025年度前期
Year
2025年度
Semester
①First semester
曜日時限
木曜5限
Class hours
Tuesday, 5th Period

開講学科・専攻 Department
創域理工学部 社会基盤工学科

Department of Civil Engineering, Faculty of Science and Technology
単位数 Course credit
2.0単位
授業の方法 Teaching method
講義

Lecture
外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
-
授業の主な実施形態 Main class format
① [対面]対面授業/ [On-site] On-site class

概要 Description
データサイエンスの基礎となる統計的機械学習の理論と実データを用いたプログラミングおよび解析について,座学と演習を併用した講義を実施する.授業の中で「学修・教育到達目標の達成度の確認」をテスト形式で行う.
目的 Objectives
統計的機械学習理論の数理的な理論と実データ分析による解釈に関する知識を身に着け,実問題に応用できるようになることを目的とする.
到達目標 Outcomes
1.データサイエンスの必要性と有効性を説明できるようになる.
2.統計的機械学習理論における各手法の数理性質や意味を説明できるようになる.
3.プログラミング(python)による実装と実データを用いた解析および解釈ができるようになる.
上記1〜3の内容に関する試験において,教員が定める合格最低点以上の点を取得することをもって,到達目標の達成と判断する.

【社会基盤工学科が定める学習・教育目標との関連】
上記 [到達目標] は,下記の主として関連する学習・教育目標に基づいている.
主として関連する学習・教育目標:目標(A) 土木技術に必要な数学,物理,情報技術などの基礎知識を習得するとともに,応用できるようになる.
卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます(学部対象)。
履修登録の際に参照ください。
​You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments).
https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/​​​
履修上の注意 Course notes prerequisites
代数学,微分積分学,確率統計(応用数学3)およびプログラミング演習の内容について十分に復習をしておくこと.
アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
小テストの実施 Quiz type test/実習 Practical learning
-

準備学習・復習 Preparation and review
準備学習:講義コンテンツを事前に確認.
復習:各回の講義内容を十分に復習・理解しプログラミングや演習問題に取り組む.
成績評価方法 Performance grading policy
プログラミング演習課題(2回 計50%)と試験(50%)により評価する.

【フィードバックの方法】
授業内試験の結果はすぐに採点し,翌週の授業において答案を返却する.プログラミング演習課題の結果について解説を行う.
学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している
・B:到達目標を達成している
・C:到達目標を最低限達成している
・D:到達目標を達成していない
・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S:Achieved outcomes, excellent result
・A:Achieved outcomes, good result
・B:Achieved outcomes
・C:Minimally achieved outcomes
・D:Did not achieve outcomes
・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
N
書誌情報 Bibliographic information
-
MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
​​https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/

参考書・その他資料 Reference and other materials
適宜,参考となる書籍や資料を提示する

授業計画 Class plan
全ての授業を対面で受講することを求める。

1. データサイエンスの概要と実社会への適用
  データサイエンスの必要性や有効性,社会的なインパクト等を説明できる.
  機械学習を学ぶ上で必要となる数学(行列演算,微分積分,確率統計)を使える.
  機械学習とはどのようなものかを説明できる.

2. データ解釈
  データの基礎集計分析を説明することができる.
  データの可視化を説明することができる.
  データを用いたコードの実行と解釈ができる.

3. 教師あり学習:回帰(1)
  回帰問題を説明することができる.
  線形回帰を説明することができる.
  機械学習の性能評価について説明できる.
  データを用いたコードの実行と解釈ができる.

4. 教師あり学習:回帰(2)
パラメータの学習を説明することができる.
データを用いたコードの実行と解釈ができる.

5. 特徴量エンジニアリング
各種特徴量エンジニアリング手法を説明することができる.
特徴量エンジニアリング手法を回帰に適用することができる.
データを用いたコードの実行と解釈ができる.

6. 教師あり学習:分類(1)
分類問題を説明することができる.
ロジステック回帰を説明することができる.
データを用いたコードの実行と解釈ができる.

7. 教師あり学習:分類(2)
  ツリーモデル(決定木,ランダムフォレスト)を説明することができる.
     データを用いたコードの実行と解釈ができる.

8. プログラミング演習(1)
     具体的な問題に対して適切な教師あり学習モデルを適用することができる.
  プログラミングによりモデルの学習および評価ができる.

9. 教師なし学習:グラスタリング
クラスタリング問題を説明することができる.
各種クラスタリング手法を説明することができる.
k-meansの具体的な方法を説明することができる.
データを用いたコードの実行と解釈ができる.

10. 教師なし学習:次元圧縮
  次元圧縮手法を説明することができる.
主成分分析を説明することができる.
様々な次元圧縮手法について説明することができる.
データを用いたコードの実行と解釈ができる.

11. ニューラルネットワーク(1)
ニューラルネットワークおよび学習アルゴリズムを説明できる.
データを用いたコードの実行と解釈ができる.

12. ニューラルネットワーク(2)
深層学習(ディープラーニング)を説明することができる.
データを用いたコードの実行と解釈ができる.

13. プログラミング演習(2)
     具体的な問題に対して適切な教師なし学習を適用することができる.
   具体的な問題に対してニューラルネットワークを適用することができる.
  プログラミングによりモデルの学習および評価ができる.

14. 理解度の確認(期末)
 これまでに学習した内容に関する問題を解くことができる.

15. 学習・教育到達目標の達成度を自覚する.
 到達目標の達成度を確認し,自身の現状を把握する.

担当教員の実務経験とそれを活かした教育内容 Work experience of the instructor
コンサルタントでの実務経験を活かして,講義を実施する.
教育用ソフトウェア Educational software
-
python(オンライン実行環境を利用)

備考 Remarks
特になし.

授業でのBYOD PCの利用有無 Whether or not students may use BYOD PCs in class
Y
授業での仮想PCの利用有無 Whether or not students may use a virtual PC in class
N