構造力学１

Structural Mechanics 1

9976402

76CESMM304

木村　吉郎

Kichiro Kimura

2025年度前期

2025年度

①First semester

金曜3限

Friday 3rd period

創域理工学部　社会基盤工学科

Department of Civil Engineering, Faculty of Science and Technology

2.0単位

講義

Lecture

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① [対面]対面授業/ [On-site] On-site class

二年次までの力学関係の授業で修得した基礎的な知識を前提として，より複雑な構造物を解析できる能力の養成を目的とし，講義形式で授業を行う．

不静定構造物を解くためには，力のつり合い式を用いるだけでは不十分である．そこで応力法を修得し，基本的な不静定構造物の応力状態を求められるようになることを目的とする．また，材料力学の復習を行い知識を確実なものとするとともに，より一般的なエネルギー法についても理解する．

1．カステリアーノの定理などのエネルギー法の基本的な考え方を理解し，問題が解けるようになる．
2．応力法を用いて，基本的な不静定構造物の応力状態を求められるようになる．

上記の内容に関する試験において，教員が定める合格最低点以上の点を取得することをもって，到達目標の達成と判断する．

※社会基盤工学科が定める学習・教育目標との関連
　上記 [到達目標] は，下記の主として関連する学習・教育目標に基づいている．
主として関連する学習・教育目標：
　目標（B）土木工学のすべての主要専門分野（構造・材料，地盤，水理，環境・情報，計画）の基礎知識を習得するとともに，応用できるようになる．

リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます（学部対象）。
履修登録の際に参照ください。
​You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments).
https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/​​​

授業実施方法は LETUS で指示するので，定期的に確認すること．

特に制約はないが，「材料力学１」「材料力学２」を履修していることが望ましい.

反転授業　Flipped classroom

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準備学習：各回の授業計画を参照し，参考書などにより，該当する内容について調べておくこと．
復習：講義内容を十分復習し，理解を深めるとともに，理解できない点については次回の講義で質問できるように整理しておくこと．

到達度評価（期末）：70%
到達度評価（中間）：30%
ただし，授業を5回以上欠席した場合には単位取得を認めない．正当な理由のない遅刻は0.5欠席として扱い，授業開始時間から15分を超えた場合は欠席とみなす．

【フィードバックの方法】
到達度評価（中間・期末）は評価後返却する．

・S：到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A：到達目標を十分に達成している
・B：到達目標を達成している
・C：到達目標を最低限達成している
・D：到達目標を達成していない
・-：学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S：Achieved outcomes, excellent result
・A：Achieved outcomes, good result
・B：Achieved outcomes
・C：Minimally achieved outcomes
・D：Did not achieve outcomes
・-：Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

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教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
​https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
​​https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/

内山久雄(監修)，佐伯昌之(著) 「構造力学」（オーム社）
崎元達郎著「構造力学」上，下（森北出版）

この授業は，半数以上の授業を対面で実施する．

1．安定・不安定と静定不静定
　構造物の安定・不安定と，静定・不静定を理解し，不静定次数を算出できるようになる．
2．材料力学の復習(1)
　静定梁の断面力等の求め方を復習する．
3．材料力学の復習(2)
　仮想仕事の原理の考え方と単位荷重法などの使い方を復習する．
4．温度変化により生じる変位
　温度変化により生じる変位を求められるようになる．
5．カステリアーノの定理
　カステリアーノの定理を理解するとともに，それを用いて変位を求められるようになる．
6．最小仕事の原理とポテンシャルエネルギー最小の原理
　ひずみエネルギー最小の原理とガステリアーノの第1定理を理解するとともに，それらを用いて不静定構造物の反力などを求められるようになる．また，ポテンシャルエネルギー最小の原理を理解する．
7．エネルギー法の例題
　トラスその他の例を用いて，エネルギー法の適用例を学ぶ．
8．学期途中での到達度確認
　これまでの授業内容について，目標の達成度を確認する．
9．応力法（余力法）の基礎式
　簡単な例題を通して，応力法を用いた不静定構造物の解き方を理解する．
10．応力法の例題（１）
　例題を通して，解き方を理解し，最終的な断面力図まで描けるようになる．
11．応力法の例題（２）より高度な適用法
　高次不静定などの例題をとりあげ，解き方を理解する．
12．応力法の例題（３）
　さらに例題をとりあげ，解き方を理解する．
13．問題演習
　これまでの授業内容に関して演習を行い，理解を深める．
14．到達度評価
　これまでの授業内容について，問題を解くことができる．
15. 到達目標の達成度の確認
　到達目標の達成度を確認し，自身の現状を把握する．

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特になし．

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