シラバス情報

科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
経営工学実験D (安井)
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Industrial Administration Experiment D
授業コード Class code
9974522
科目番号 Course number
74BEBMS302

教員名
安井 清一
Instructor
Seiichi Yasui

開講年度学期
2025年度後期
Year
2025年度
Semester
②Second semester
曜日時限
金曜4限、金曜5限
Class hours
14:40-17:10 on Friday

開講学科・専攻 Department
創域理工学部 経営システム工学科

Department of Industrial and Systems Engineering, Faculty of Science and Technology
単位数 Course credit
1.0単位
授業の方法 Teaching method
実験

Experiment
外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
-
授業の主な実施形態 Main class format
① [対面]対面授業/ [On-site] On-site class

概要 Description
価値工学(Value Engineering:VE)は、製品やサービスについて機能とコストの両面から分析し、製品やサービスの価値向上を図るための方法論である。本実験では、実際の製品を取り上げて、VEをWSS(ワークショップセミナー)形式で実践することにより機能本位の思考とVE手法による製品改善活動を体得する。それとともにチームワークの有効性を実体験する。したがって、実験の活動形態はチーム活動とし、チームメンバーの協働により成果を創出するものとする。
目的 Objectives
実際のテーマを対象とした製品改善活動にVEの機能的思考法と実施手順を適用し、実践することで、社会人としての問題発見と問題解決に必要な基礎的な能力やスキルを身につける。チームワークの有効性を実体験するとともにチームワークの成果をアピールする能力を涵養する。
本学科のディプロマ・ポリシー「修得した専門知識や教養をもとに、自ら課題を発見し、解決する能力.」に該当する科目である。
到達目標 Outcomes
VEの実践による到達目標:
①改善対象の特有情報や一般情報の情報収集と整理により、「情報収集・整理力」を身につける。
②改善対象の機能を的確に捉え、目的-手段のロジックで体系化することで、「機能によるものの見方」と「論理的思考力」を身につける。
③改善対象の機能別現行コストの算出やコスト目標を設定することで、「コスト認識の重要性」を涵養する。
④機能本位のアイデア発想を行うことにより、「アイデア発想力」を身につける。
⑤改善案作成の方針を作りアイデアを組み合わせて丹念に改善案を作り出す過程において、「課題設定力」と「意思決定力」を涵養する。
⑥チームによる改善案の提案発表用資料の作成と提案発表を行うことで、「企画力、プレゼンテーションスキル」を身につける。
⑦チームワークによる改善活動と成果創出活動を行うことで、「コミュニケーションスキル」を身につけるとともに「チームワーク」の有効性を体得する。
⑧納期内に成果を創り出すことで、「熱意と忍耐力、完遂力」の獲得を体得する。
卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます(学部対象)。
履修登録の際に参照ください。
​You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments).
https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/​​​
履修上の注意 Course notes prerequisites
特になし
アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
小テストの実施 Quiz type test/ディベート・ディスカッション Debate/Discussion/グループワーク Group work/プレゼンテーション Presentation/実習 Practical learning
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準備学習・復習 Preparation and review
実験はステップバイステップで行う。各回の実験は一連の流れでつながっているので、教科書や配布資料で復習・予習をしておくこと。
成績評価方法 Performance grading policy
評価については、「実験結果を全て提出していること」を前提とし、
チームでのVE活動と貢献度(60%)+ 個人レポートの評価(20%)+ チームの提案発表評価(20%)で決定する。
学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している
・B:到達目標を達成している
・C:到達目標を最低限達成している
・D:到達目標を達成していない
・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S:Achieved outcomes, excellent result
・A:Achieved outcomes, good result
・B:Achieved outcomes
・C:Minimally achieved outcomes
・D:Did not achieve outcomes
・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
Y
書誌情報 Bibliographic information
新・VEの基本—価値分析の考え方と実践プロセス
産能大学VE研究グループ (著)土屋 裕(監修)

出版社 ‏ : ‎ 産能大出版部 (1998/6/10)
発売日 ‏ : ‎ 1998/6/10
単行本(ソフトカバー) ‏ : ‎ 231ページ
ISBN-10 ‏ : ‎ 4382054516
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4382054516

MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
​​https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/

参考書・その他資料 Reference and other materials
・ 補助配布資料及びワークシート
・「VE用語の手引」(日本VE協会)
・「VEリーダー認定試験問題集」(産業能率大学出版部)

授業計画 Class plan
全ての授業を対面で実施する。

第1回 ガイダンス
VEの概要と実験スケジュールについて解説する。
第2回 VEとは
 VEの必要性、VEの歴史と発展、VEの定義、VEの適用段階などを解説する。VEリーダー認定試験に関わる諸事項を解説する。
 身近なものを取り上げ,そのものの機能,および,目的-手段の関係を考えることで,VEの重要ポイントである機能分析を体感する。
第3回 VE対象の情報取集【機能定義】
 VEによる改善対象となる情報を集めるための目的、方法等を解説し、チーム演習によりその内容を体得する。
第4回 機能の定義【機能定義】
 果たすべき機能を明確化するための「機能の定義」の目的、方法等を解説し、チーム演習によりその内容を体得する。
第5回 機能の整理【機能定義】
 機能を体系化するための「機能の整理」の目的、方法等を解説し、チーム演習によりその内容を体得する。
第6回 機能別コスト分析【機能評価】
 機能の価値を評価するための「機能別コスト分析」の目的、方法等を解説し、チーム演習によりその内容を体得する。
第7回 機能の評価・対象分野の選定【機能評価】
 機能の価値を評価するための「機能の評価」及び「対象分野の選定」の目的、方法等を解説し、チーム演習によりその内容を体得する。
第8回 アイデア発想【代替案作成】
 機能本位の「アイデア発想」の方法等を解説し、チーム演習によりその内容を体得する。
第9回 アイデア発想【代替案作成】
 機能本位の「アイデア発想」の方法等を解説し、チーム演習によりその内容を体得する。
第10回 概略評価【代替案作成】
 アイデアを選択するための「概略評価」の目的、方法等を解説し、チーム演習によりその内容を体得する。
第11回 具体化【代替案作成】
 アイデアを代替案として具現化するための「具体化」の目的、方法等を解説し、チーム演習によりその内容を体得する。
第12回 具体化【代替案作成】
 アイデアを代替案として具現化するための「具体化」の目的、方法等を解説し、チーム演習によりその内容を体得する。
第13回 詳細評価【代替案作成】
 代替案の「詳細評価」の目的、方法等を解説し、チーム演習によりその内容を体得する。
第14回 実験結果発表会【VE提案】
 新製品開発発表会として、実験全体をまとめ、VEによって改善された製品を提案する。
第15回 まとめ


担当教員の実務経験とそれを活かした教育内容 Work experience of the instructor
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教育用ソフトウェア Educational software
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-Microsoft Excel, Microsoft PowerPoint

備考 Remarks
図で表した代替案をパソコンに取り込むために,MicrosoftのOffice Lens(Office365)を用いるのが望ましい。

授業でのBYOD PCの利用有無 Whether or not students may use BYOD PCs in class
Y
授業での仮想PCの利用有無 Whether or not students may use a virtual PC in class
N