物理学実験Ａ

Experiments in Physics A

9964305

64ONPHY104

色川　勝己、酒井　謙一、佐藤　光幸、國分　淳

2025年度後期

2025年度

②Second semester

月曜4限、月曜5限

創域理工学部　生命生物科学科

Department of Applied Biological Science, Faculty of Science and Technology

1.0単位

実験

Experiment

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① [対面]対面授業/ [On-site] On-site class

実験を通して物理学の基本現象及び法則を学ぶとともに，基本的な実験の作法，測定法，解析法，報告書作成法などを修得する。

理想化された原理と測定結果を比較し，実際の実験において生じる様々な問題について理解する。

基本的測定器具の取り扱いに慣れ，得られた測定データの取り扱い及びその解析法について理解する。また，実験報告書の書き方を修得する。

リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます（学部対象）。
履修登録の際に参照ください。
​You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments).
https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/​​​

第1回目および第2回目の授業は，講義形式の授業を行う（使用教室はLETUS等の掲示で知らせる）。これらの出席状況をもとに班編成を行い，実験実施日程を決定する。このため履修する学生はこれらの授業に必ず出席すること。第3回目以降の連絡事項は，実験室前の掲示板，LETUS等で知らせるので，毎週チェックすること。

課題に対する作文　Essay／グループワーク　Group work

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実験題目ごとに，教科書の指定された範囲を１時間程度予習し，その概要を実験ノートにまとめておくこと。各回の授業後は，２時間程度実験データの解析，グラフの作成など，教科書の課題に取り組み，それらを実験ノートにまとめること。

平常点40％（実験の予習・課題・実験ノート），提出物60％（課題・レポート）

・S：到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A：到達目標を十分に達成している
・B：到達目標を達成している
・C：到達目標を最低限達成している
・D：到達目標を達成していない
・-：学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S：Achieved outcomes, excellent result
・A：Achieved outcomes, good result
・B：Achieved outcomes
・C：Minimally achieved outcomes
・D：Did not achieve outcomes
・-：Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

Y

教科書：「基礎物理学実験」（最初の対面授業で直接配布するので購入不要）

教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
​https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
​​https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/

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すべての授業を対面で実施する。 

[第1回]　講義（使用教室，授業形態等は，LETUSで知らせる）
授業の進め方，実験の目的と心構え，実験上の諸注意について説明を受け理解する。

[第2回]　講義（詳細については，初回の授業やLETUS等で連絡する。）
測定値の不確かさ（誤差）とその伝播，有効数字の取り扱いが理解できる。

[第3回〜第15回]　実験
　班編成に従い，下記の17題目のうち7〜8題目について実験を行う。また，指定された題目についてレポートを作成し，提出する。データ解析，レポートの作成および指導の時間も設ける。（1回のみの実験題目と，2回行う実験題目がある。その詳細は掲示等で知らせる。）

1　長さ，体積の測定
ノギス，マイクロメータの使用法，測定値の不確かさとその伝播が理解できる。

2　変形円板の形状解析
変形円板の形状を測定することで，フーリエ級数の意味を理解できる。

3　金属線の伸びによるヤング率の測定（サールの方法）
金属線の伸びを測定することで，ヤング率が理解できる。

4　ばね秤による表面張力の測定
液体の表面張力の大きさについて理解できる。

5　二本吊りによる慣性モーメントの測定
2本の針金で吊るされた剛体の回転振動の周期を測定することで，慣性モーメントが理解できる。

6　重力加速度の測定
ボルダ振り子を用いて，重力加速度を決定できる。

7　減衰振動の測定
液体中の円筒の回転運動を測定することで，減衰振動等が理解できる。

8　熱の仕事当量の測定
ヒーターによる水温の上昇を測定することで，電子がする仕事 (J) と熱量 (cal) の関係が理解できる。

9　レンズの焦点距離と主点の測定
薄いレンズ，組合せレンズの焦点距離を測定することで，レンズの原理等が理解できる。

10　光の回折と干渉
レーザー光の回折と干渉現象が理解できる。

11　ニュートン・リングの測定
光の干渉現象を観察し，平凸レンズの曲率半径を決定できる。

12　等電位線の測定
等電位線を実際に測定し，電気力線のようすや電場について理解できる。

13　抵抗測定
サーミスタ(半導体)の電気抵抗の温度依存性が理解できる。

14　電流と磁界および電磁誘導
電流と磁場の関係，ローレンツ力，誘導起電力などについて理解ができる。

15　オシロスコープの使用法
オシロスコープの原理とその活用法が理解できる。

16　ダイオードの整流特性
ダイオードの特性と整流回路が理解できる。

17　トランジスターの静特性と増幅作用
トランジスターの基本特性が理解できる。

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実験に支障のない服装で出席すること（半ズボン・ミニスカート・ハイヒール等は危険なので不可）。手荷物は実験室内のロッカーに入れ，貴重品は身に付けておくこと。

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