シラバス情報

科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
解析学1及び演習 (2組)
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Analysis1 and its Exercises
授業コード Class code
9963295
科目番号 Course number
63MAANA101

教員名
石井 晶、神保 洸貴、野口 健太
Instructor
Kenta Noguchi, Aki Ishii, Koki, Jimbo

開講年度学期
2025年度前期
Year
2025年度
Semester
①First semester
曜日時限
水曜1限、木曜3限
Class hours
Wednesday, 1st Period and Thursday, 3rd Period

開講学科・専攻 Department
創域理工学部 情報計算科学科

Department of Information Sciences, Faculty of Science and Technology
単位数 Course credit
3.0単位
授業の方法 Teaching method
講義/演習

Lecture/Seminar
外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
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授業の主な実施形態 Main class format
① [対面]対面授業/ [On-site] On-site class

概要 Description
1変数関数の微分法・積分法を学ぶ。
目的 Objectives
解析学の数学としての枠組みを理解し、将来各分野で解析学を使用するための基盤を作る。本学科におけるディプロマポリシー「情報科学分野に応じた基礎学力と、その上に立つ専門知識」を身につけるための科目である。
到達目標 Outcomes
解析学への視野を確立することが広い意味の目標であるが、成績評価としての到達目標は、基礎的な計算をマスターすることを中心とする。
卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます(学部対象)。
履修登録の際に参照ください。
​You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments).
https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/​​​
履修上の注意 Course notes prerequisites
講義で扱う内容は高度なものも含み、一年間の努力で理解できるものばかりでない。しかし演習の課題は到達可能な範囲で選ばれており、手を動かして課題を解くことは重要である。
アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
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準備学習・復習 Preparation and review
予習と復習を合わせて週5時間を目安とする。
特に各回の講義内容の復習を行い、演習時に配布される問題を繰り返し解くこと。
成績評価方法 Performance grading policy
中間試験30%、到達度評価・定期試験50%、および演習の時間20%(演習・レポート等)の割合で評価を行う。
[フィードバックの方法]
・中間試験は採点のうえ、返却する。
学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している
・B:到達目標を達成している
・C:到達目標を最低限達成している
・D:到達目標を達成していない
・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S:Achieved outcomes, excellent result
・A:Achieved outcomes, good result
・B:Achieved outcomes
・C:Minimally achieved outcomes
・D:Did not achieve outcomes
・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
Y
書誌情報 Bibliographic information
「微分積分学」 井口達雄著 森北出版、2021年発行、978-4627078710
MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
​​https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/

参考書・その他資料 Reference and other materials
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授業計画 Class plan
全ての授業を対面で実施する
※開講順序や内容は変更の可能性がある。

1 1変数解析学の概要
 情報計算科学科で学ぶ数学の中での1変数解析学の位置づけなどについて学ぶ。
2 収束の厳密な扱い
 イプシロン・デルタ論法による収束の定義について学ぶ。
3 収束についての論証
 収束の定義に基づき、高校までで学んだ結果の厳密な証明を行う。
4 連続関数とその性質
 関数の極限と連続性について結果を厳密な論証により導く。
5 微分の意味と高階微分
 線形近似としての微分と、高階微分の計算法およびその応用について学ぶ。
6 テーラー展開
 テーラー展開の手法について学ぶ。近似や無限級数としてのテーラー展開に馴染む。
7 テーラー展開の応用
 テーラー展開を微分方程式その他への応用と、複素関数論への発展の概観について学ぶ。
8 不定積分の計算
 不定積分の意味を考え、微分積分学の基本定理について学ぶ。
 また、これまでの結果の理解度を中間試験により評価する。
9 有理関数の不定積分
 部分分数展開による有理関数の不定積分と、その他いくつかの不定積分の例を学ぶ。
10 定積分の漸化式とその応用
 定積分についての漸化式を導く手法と、その応用について学ぶ。
11 広義積分とその収束
 広義積分の定義と、広義積分の収束を判定する定理、その他の手法について学ぶ。
12 広義積分の応用
 広義積分まで必要になるものを中心とした特殊関数を紹介する。
13 級数の収束
 無限級数の収束に関する条件収束・絶対収束・正項級数などの概念を紹介する。
14 収束半径の判定
 テーラー展開の収束半径を意識してのべき級数の収束性判定について学ぶ。
15 到達度評価
 これまでの理解度を到達度評価・定期試験により評価し、まとめを行う。

演習の内容は講義と完全に対応しているとは限らないため注意すること。

[ ]内は準備学習(以下「準備」)、復習に必要な時間の目安
1(準備)[1時間] 高校範囲の微分積分の内容を復習する。
 (復習)[2時間] 演習時に配布される問題(以下「演習問題」)を解き直す。
2(準備)[1時間] 教科書の該当ページに目を通しておく。
 (復習)[2時間] イプシロン・デルタ論法を覚え、演習問題を解き直す。
3(準備)[2時間] 教科書の該当ページに目を通しておく。
 (復習)[3時間] イプシロン・デルタ論法を利用して演習問題を解き直す。
4(準備)[2時間] 教科書の該当ページに目を通しておく。
 (復習)[3時間] 演習問題を解き直す。
5(準備)[2時間] 教科書の該当ページに目を通しておく。
 (復習)[3時間] 演習問題を解き直す。
6(準備)[2時間] 教科書の該当ページに目を通しておく。
 (復習)[3時間] テーラー展開の方法を覚え、演習問題を解き直す。
7(準備)[2時間] 「テーラー展開」という言葉について調べ、応用面に目を通す。
 (復習)[3時間] 演習問題を解き直す。
8(準備)[4時間] これまでの内容をおさらいし、教科書や演習の問題を解く。
 (復習)[3時間] 中間試験を解き直す。
9(準備)[2時間] 教科書の該当ページに目を通しておく。
 (復習)[3時間] 不定積分のアルゴリズムを覚え、演習問題を解き直す。
10(準備)[2時間] 教科書の該当ページに目を通しておく。
 (復習)[3時間] 演習問題を解き直す。
11(準備)[2時間] 関数の極限の内容を復習する。
 (復習)[3時間] 広義積分の定義を理解し、演習問題を解き直す。
12(準備)[2時間] 教科書の該当ページに目を通しておく。
 (復習)[3時間] 演習問題を解き直す。
13(準備)[2時間] 教科書の該当ページに目を通しておく。
 (復習)[3時間] 演習問題を解き直す。
14(準備)[2時間] 教科書の該当ページに目を通しておく。
 (復習)[3時間] 演習問題を解き直す。
15(準備)[4時間] これまでの内容をおさらいし、教科書や演習の問題を解く。
 (復習)[3時間] 到達度評価・定期試験を解き直す。

担当教員の実務経験とそれを活かした教育内容 Work experience of the instructor
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教育用ソフトウェア Educational software
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備考 Remarks
特になし

授業でのBYOD PCの利用有無 Whether or not students may use BYOD PCs in class
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授業での仮想PCの利用有無 Whether or not students may use a virtual PC in class
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