![]() 教員名 : 中尾 元紀
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科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
ファーストステップセミナー(社会科学系)
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
First Step Seminar(Social Science)
授業コード Class code
9960K04
科目番号 Course number
L2IDSEMa24
教員名
中尾 元紀
Instructor
Genki NAKAO
開講年度学期
2025年度前期
Year
2025年度
Semester
①First semester
曜日時限
木曜2限
Class hours
Thursday, 2
開講学科・専攻 Department
創域理工学部(一般教養科目)
A course of liberal arts, the Faculty of Science and Technology 単位数 Course credit
2.0単位
授業の方法 Teaching method
講義
Lecture 外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
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授業の主な実施形態 Main class format
① [対面]対面授業/ [On-site] On-site class
概要 Description
公共哲学を題材として、定員30名程度のゼミ形式で文献購読を行う。公共哲学(public philosophy)とは、政治・経済・法といった社会現象を公共性という観点から統合的に検討する学問であり、さらには人々に広く共有されて行為や政策の指針となるような思想を意味する用語である。
受講生は、教員との相談の上で担当個所を選択し、単独から3名程度のグループで学期内に最低一度は報告を行う。受講生の報告後、報告内容を基礎として参加者間で質疑応答・議論を行い、全体で疑問点等を抽出・整理する。これらを通じて、下記教科書について理解を深めるとともに、文献を読み解くための技術を身につける。 本年度はマイケル・サンデル『これからの「正義」の話をしよう』(鬼澤忍〔訳〕、早川書房、2011年)の輪読を通じて、私たちの社会・文化に潜む価値判断を明らかにするとともに、当該価値判断に私たちの政策決定はどの程度依拠すべきなのか、という点について検討したい。これによって、自然科学と社会科学との関係について理解を深め、さらに社会科学の中でも当為(=規範)を扱う学問には際立った特殊性があることを明らかにしていく。 前半はテキストを読み進めながら、公共哲学的な論点、特に正義論について学んでいく。正義論とは、社会において、権利、義務、財産、機会、名誉などがどのように分配されるべきなのかを扱う議論である。 後半は、前半までの内容を踏まえて、より具体的なテーマ(臓器移植や動物の権利、受験や就職における女性枠の導入など)に関する資料を提示して報告を行ってもらい、公共哲学の現代的射程を検討していく。 目的 Objectives
社会における正義・善の問題の学びを通じて、これまでの人生で内面化してきた常識や価値観にとらわれず、それらを(必要であれば)克服する批判精神と忍耐力、およびそれを可能にする技術を身につける。
さらに、①文献の内容とそれに対する自身の考えをレジュメにまとめ、かつ他の受講生にわかりやすく伝える力、②他者の報告内容を理解・分析し、適切なコメントを通じて議論に貢献する力を養う。 到達目標 Outcomes
前記「目的」を達成するために、下記3点を目標として設定する。
(1)文献を正確に読み解き、それを文章(基本的にはレジュメ)にまとめ上げることができる。 (2)公共哲学に関する主要な争点や主張を理解し、説明できる。 (3)社会科学の特徴・意義の学びを通じて自然科学的思考法を相対化し、科学に対するより深い理解に至る。 卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます(学部対象)。
履修登録の際に参照ください。 You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments). https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/ 履修上の注意 Course notes prerequisites
1.履修者の定員を30名前後とします。履修希望者が多い場合には、履修者の選抜を行います。選抜を行う場合、初回の授業でレポートを作成・提出してもらい、そのレポートをもとに履修者を選抜します。選抜に落ちた学生の単位認定はできません。なお、選抜方法の詳細については4月中にCLASSおよび講義棟一階の掲示板にて告知する予定なので、履修希望者は必ず掲示を確認し、必要な手続きを取るようにしてください。
2.履修選抜を行わない場合であっても、初回の授業では講義で扱う研究テーマや授業の進め方について説明するので、履修希望者は必ず初回の授業に出席してください。 3.他の履修抽選科目に落選した上で、本講義の履修を希望する学生は、2回目あるいは3回目の授業に必ず出席し、教員に履修可能であるか確認するようにしてください。 4.この授業では、教科書の内容に基づいて学習、発表を行います。2回目の授業までに、必ず教科書を入手してください。 アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
ディベート・ディスカッション Debate/Discussion/グループワーク Group work/プレゼンテーション Presentation
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準備学習・復習 Preparation and review
報告担当者は報告資料の作成・配布を行う。
それ以外の受講生は、報告者が選定した文献・資料等を精読し、報告者との議論に備えておく。 また、授業内容についてより深く学びたいところや不明点等があれば、授業外で教員に質問してよい。 成績評価方法 Performance grading policy
①報告内容(40%)、②各回の議論への参加・貢献度(30%)、および③期末レポート(30%)から評価する。
②について、単に出席しているのみでは加点対象としない。質疑応答等への積極的な参加が求められる。 なお、言うまでもないが、間違った発言をすれば直ちに減点というような単純なものではなく、むしろそのような発言も講義への貢献となりうる(たとえば、他の受講生も同じ誤りに陥っている可能性が大いにある)。むしろ、授業の進行を妨害する意図が明らかであるといったよほどの場合でない限り、発言によって減点されることはない。議論への貢献度や発言の文脈を見て総体的に評価するため、この点を心配する必要はない。 学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している ・B:到達目標を達成している ・C:到達目標を最低限達成している ・D:到達目標を達成していない ・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している ・S:Achieved outcomes, excellent result ・A:Achieved outcomes, good result ・B:Achieved outcomes ・C:Minimally achieved outcomes ・D:Did not achieve outcomes ・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation 教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
Y
書誌情報 Bibliographic information
マイケル・サンデル『これからの「正義」の話をしよう』(鬼澤忍〔訳〕、早川書房、2011年)/978-4150503765
MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/ It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store). https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/ 参考書・その他資料 Reference and other materials
授業内で用いる資料等については別途指示する。
授業計画 Class plan
※本学では、対面型講義においては原則として半分以上の受講を必須としています(単位取得の必要条件であり、十分条件ではありません)。ご留意ください。
第1回 オリエンテーション[演習(その他)] 担当教員:中尾 元紀 授業内容:講義形式や配布資料の準備方法の説明を行う。その後、参加者全員で話し合い、研究・報告テーマを決定する。 第2回 報告者の報告を聞き、全体で討論する。[演習(その他)] 担当教員:中尾 元紀 授業内容:報告者の報告を聞き、全体で討論する。 第3回 報告者の報告を聞き、全体で討論する。[演習(その他)] 担当教員:中尾 元紀 授業内容:報告者の報告を聞き、全体で討論する。 第4回 報告者の報告を聞き、全体で討論する。[演習(その他)] 担当教員:中尾 元紀 授業内容:報告者の報告を聞き、全体で討論する。 第5回 報告者の報告を聞き、全体で討論する。[演習(その他)] 担当教員:中尾 元紀 授業内容:報告者の報告を聞き、全体で討論する。 第6回 報告者の報告を聞き、全体で討論する。[演習(その他)] 担当教員:中尾 元紀 授業内容:報告者の報告を聞き、全体で討論する。 第7回 報告者の報告を聞き、全体で討論する。[演習(その他)] 担当教員:中尾 元紀 授業内容:報告者の報告を聞き、全体で討論する。 第8回 報告者の報告を聞き、全体で討論する。[演習(その他)] 担当教員:中尾 元紀 授業内容:報告者の報告を聞き、全体で討論する。 第9回 報告者の報告を聞き、全体で討論する。[演習(その他)] 担当教員:中尾 元紀 授業内容:報告者の報告を聞き、全体で討論する。 第10回 報告者の報告を聞き、全体で討論する。[演習(その他)] 担当教員:中尾 元紀 授業内容:報告者の報告を聞き、全体で討論する。 第11回 報告者の報告を聞き、全体で討論する。[演習(その他)] 担当教員:中尾 元紀 授業内容:報告者の報告を聞き、全体で討論する。 第12回 報告者の報告を聞き、全体で討論する。[演習(その他)] 担当教員:中尾 元紀 授業内容:報告者の報告を聞き、全体で討論する。 第13回 報告者の報告を聞き、全体で討論する。[演習(その他)] 担当教員:中尾 元紀 授業内容:報告者の報告を聞き、全体で討論する。 第14回 報告者の報告を聞き、全体で討論する。[演習(その他)] 担当教員:中尾 元紀 授業内容:報告者の報告を聞き、全体で討論する。 第15回 報告者の報告を聞き、全体で討論する。[演習(その他)] 担当教員:中尾 元紀 授業内容:報告者の報告を聞き、全体で討論する。 担当教員の実務経験とそれを活かした教育内容 Work experience of the instructor
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教育用ソフトウェア Educational software
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備考 Remarks
授業でのBYOD PCの利用有無 Whether or not students may use BYOD PCs in class
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授業での仮想PCの利用有無 Whether or not students may use a virtual PC in class
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