![]() 教員名 : 梶原 幸之介
|
科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
教育課題演習
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Practice Exercises for Teaching andCounseling
授業コード Class code
9960A37
科目番号 Course number
T1OTTEP304
教員名
梶原 幸之介
Instructor
Kounosuke Kajiwara
開講年度学期
2025年度前期
Year
2025年度
Semester
①First semester
曜日時限
土曜2限
Class hours
Saturday, 3rd Period
開講学科・専攻 Department
創域理工学部(教職科目)
A course of teacher education, the Faculty of Science and Technology 単位数 Course credit
2.0単位
授業の方法 Teaching method
講義
Lecture 外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
-
授業の主な実施形態 Main class format
① [対面]対面授業/ [On-site] On-site class
概要 Description
今日の様々な教育課題及びその解決方法について、全体及びグループでの討論やロールプレイ、論述等の演習を通して理解を深めるとともに、教育の現場で役立つ実践的な指導力を養う。
目的 Objectives
今日の様々な教育課題とその背景を正しく理解するとともに、教師として当該課題を解決するための方策を考え、実践する力を身に付ける。
到達目標 Outcomes
(1) 教育の目標及び今日の教育課題を正しく理解するとともに、自分の言葉で説明できる。
(2) 求められる教師像及び教員の職務を正しく理解し、自己の理想の教師像を説明できる。 (3) 学習指導について理解し、主体的・対話的で深い学びを実現する授業を実践できる。 (4) 生徒指導について理解し、豊かな人間性を育むための方策について説明できる。 (5) 質の高い教育を提供できる教師を目指し、グループで協働して教育課題のよりよい解決方法を考え、表現できる。 卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます(学部対象)。
履修登録の際に参照ください。 You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments). https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/ 履修上の注意 Course notes prerequisites
・選択科目ではあるが、教員採用試験を受ける学生は受講することが望ましい。
・やむを得ない遅刻・欠席、公欠や忌引き等は事前に連絡することを原則とします。 アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
課題に対する作文 Essay/ディベート・ディスカッション Debate/Discussion/グループワーク Group work/プレゼンテーション Presentation/実習 Practical learning
準備学習・復習 Preparation and review
(準備学習・復習)
・授業計画に基づいて、各回の準備学習・授業内容・復習が示されているので、それに取り組んでくること。 ・日ごろから教育課題に関心をもち、要点を整理し、自分の考えをまとめ、いつでも述べられるように心がけること。 成績評価方法 Performance grading policy
授業への主体的な参加態度を重視した毎時間の授業評価とともに、ワークシート及び提出課題等を60%、論作文を40%として評価を行う。
学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している ・B:到達目標を達成している ・C:到達目標を最低限達成している ・D:到達目標を達成していない ・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している ・S:Achieved outcomes, excellent result ・A:Achieved outcomes, good result ・B:Achieved outcomes ・C:Minimally achieved outcomes ・D:Did not achieve outcomes ・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation 教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
N
書誌情報 Bibliographic information
-
MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/ It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store). https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/ 参考書・その他資料 Reference and other materials
・中学校学習指導要領、同解説教科編、同総則編(文部科学省)
・高等学校学習指導要領、同解説教科編、同総則編(文部科学省) ・「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資料(中学校教科別)(令和2年3月 国立教育政策研究所) ・「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資料(高等学校教科別)(令和3年8月 国立教育政策研究所) ・生徒指導提要(文部科学省) ・教育実習要説 ・教職課程ハンドブック ・理数系教員育成ガイド 授業計画 Class plan
・15回すべての授業に対面で出席することが前提である。
第1回 学習指導要領と教育課題・教育目標(討論①) [準備学習] 教育基本法及び学習指導要領解説総則編の中で、教育の目標、生きる力及び確かな学力を育む教育に関する内容を読んでおく。 [授業内容] PISA調査から日本の生徒の課題を把握するとともに、教育基本法に示された教育の目標、学校教育法に規定された学習指導の目標を確認する。平成29年の学習指導要領改訂の基本方針及び確かな学力を身に付けさせる方策を説明できるようにする。 [復習] 生きる力と確かな学力を自分の言葉で説明できるようにする。 第2回 学習指導上の課題と対応① 授業内容と授業構成(討論②) [準備学習] 各自が決めた中学校または高等学校の一単元の単元指導計画及び模擬授業の学習指導案を作成する。(教育実習要説参照) [授業内容] 学習指導案の作成方法を学び、各自が作成してきた単元指導計画及び学習指導案の相互評価を行う。 [復習] 本授業を踏まえて学習指導案を改善する。 第3回 学習指導上の課題と対応② 教材作成、模擬授業等(授業実践①) [準備学習] 中学校の単元について模擬授業の学習指導案及び教材を作成する。 [授業内容] 中学校の単元について模擬授業を行い、相互評価をして改善点を明らかにし、改善策を考える。 [復習] 模擬授業を振り返り、改善点を整理する。 第4回 学習指導上の課題と対応③ 教材作成、模擬授業等(授業実践②) [準備学習] 高等学校の単元について模擬授業の学習指導案及び教材を作成する。 [授業内容] 高等学校の単元について模擬授業を行い、相互評価をして改善点を明らかにし、改善策を考える。 [復習] 模擬授業を振り返り、改善点を整理する。 第5回 学校の教育課題(討論③) [準備学習] 出身学校の恩師を訪ねるなどして、当該学校の生徒の実態及び教育課題を把握しておく。 [授業内容] 当該学校の生徒の実態及び教育課題を整理し、課題解決の視点及び方向性について自分の考えをもつとともに他者との意見交換を行う。 [復習] 教育課題の解決に向けた視点及び方向性を整理する。 第6回 総合演習① 学習指導・学力向上(論作文①) [準備学習] 学力向上のための方策を考えておく。 [授業内容] 主体的・対話的で深い学びを実現するための方策について自分の考えをもち、論述する。 [復習] 学力向上の意義と方策を整理する。 第7回 総合演習② 学習指導・授業改善(集団討論①) [準備学習] 授業改善のための方策を考えておく。 [授業内容] 校内の若手教員研修会の場を想定し、主体的・対話的で深い学びを実現するための授業改善の方策について、自分の考えをもち、説明するとともに、校内で若手教員が中心となって取り組む方向性を定める。 [復習] 授業改善の意義と方策を整理する。 第8回 学級経営上の課題と対応① 集団の育成(討論④) [準備学習] 自分の所属した学級の特色と学級担任の役割についてまとめておく。 [授業内容] 集団指導の教育的意義を確認し、学級のあるべき姿及び集団を育成するために学級担任として取り組むべきことを協議する。 [復習] 学級担任の役割を整理し、学級づくりの基礎を確認する。 第9回 学級経営上の課題と対応② 豊かな人間関係づくり(論作文②) [準備学習] 豊かな人間関係づくりの意義と方策を考えておく。 [授業内容] 豊かな人間関係づくりの意義と方策について教師としての考えをもち、論述する。 [復習] 豊かな人間関係づくりの意義と方策について整理する。 第10回 生徒指導上の課題と対応① 生徒指導全般(討論⑤) [準備学習] 生徒指導提要第1章第1節及び第5章第1節〜第3節を読んでおく。 [授業内容] 生徒指導と教育相談の意義を理解し、生徒個々の状況を正しく把握・理解する方法、生徒・保護者との信頼関係を構築する方法、個別の課題への適切な対応方法等について考える。 [復習] 生徒指導上の課題とその対応方法について整理する。 第11回 生徒指導上の課題と対応② 問題行動、いじめ(模擬面接・ロールプレイ①) [準備学習] いじめのない学級づくりのための方策について考えておく。 [授業内容] 問題行動の種類、いじめの定義等を確認し、起きた場合の個への対応及び学級への指導、組織的な対応について考える。 [復習] 問題行動等への適切な対応について整理する。 第12回 総合演習③ 生徒指導(論作文③) [準備学習] 生徒指導に関する実践的指導力を身に付けるための方策について考えておく。 [授業内容] 生徒指導に関する実践的指導力を身に付けるための方策について教師としての考えをもち、論述する。 [復習] 生徒指導に関する実践的指導力を身に付けるための方策について整理する。 第13回 キャリア教育に関する課題と対応(討論⑥) [準備学習] 高等学校・中学校キャリア教育の手引きに目を通しておく。 [授業内容] キャリア教育及びキャリア教育で育成すべき基礎的・汎用的能力について理解し、学級担任としてその力を身に付けるための方策を考える。 [復習] キャリア教育の意義を整理する。 第14回 総合演習④ 教師として取り組むこと(論作文④) [準備学習] キャリア教育の意義を確認しておく。 [授業内容] すべての生徒が自分の将来に自信を持つことができるようにするために教師として取り組むべきことについて、自分の考えをもち、論述する。 [復習] 自分の将来に自信を持たせる教師としての働きかけについて整理する。 第15回 教育課題への対応(プレゼンテーション①) [準備学習] これまでの講義を踏まえて、調査した学校の教育課題を解決する方策をまとめておく。 [授業内容] 調査した学校の教育課題を解決する方策についてプレゼンテーションを行い、グループ討議の中で教師として身に付けておくべき実践的指導力とは何かを確認する。 [復習] 教師として身に付けておくべき実践的指導力を整理する。 担当教員の実務経験とそれを活かした教育内容 Work experience of the instructor
梶原幸之介: 千葉県公立中学校教諭(理科)、教頭、公立高等学校教頭、公立小学校校長、千葉県教育委員会研究指導主事
学校現場で教諭として、生徒に理科の魅力を伝えたり、部活動で生徒に寄り添ったり、学校行事を企画運営した経験、また、管理職として小中高と全ての校種を経験し、教職員集団や児童生徒・保護者と関わった経験を踏まえ、学習指導や生活指導の実践的なノウハウを学生に伝える。将来の予測が困難なVUCA時代を生き抜く生徒と共に学ぶ教職の魅力を発進する。学生に寄り添い、教職に対する興味・関心を喚起させる。 教育実習では、教師としての役割を実感しつつ、教育現場の実態を体験する。教育実習をより実践的に経験するため、教育理論を教育現場に必要とさせる主体的な実践能力の修得を目指す。更に、教師に必要な役割や守るべき義務等を自覚させ、教師としての基本的態度や指導・支援に必要な専門的技術を身に付けさせる。 教育用ソフトウェア Educational software
-
-
備考 Remarks
初回の授業時に資料を配付し、授業計画を説明する。
授業でのBYOD PCの利用有無 Whether or not students may use BYOD PCs in class
Y
授業での仮想PCの利用有無 Whether or not students may use a virtual PC in class
N
|