分析化学

Analytical Chemistry

994217W

42CHIAC202

国村　伸祐

Shinsuke Kunimura

2025年度前期

2025年度

①First semester

月曜3限、月曜4限

Monday 3rd and 4th Periods

工学部　工業化学科

Department of Industrial Chemistry, Faculty of Engineering

2.0単位

講義/演習

Lecture/Seminar

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① [対面]対面授業/ [On-site] On-site class

本講義では，試料中の目的成分を定量するための方法として，容量分析，重量分析，電気化学分析(電位差分析と電量分析)，分離分析法の原理を解説する．また，分析値の取り扱いについても講述する．

容量分析，重量分析，電気化学分析，および分離分析を行うために必要な化学平衡論や電気化学の基礎理論についての理解を深めることを目的とする．

本講義を通じて，正確かつ高精度な分析を行うための知識を得ることができる．

リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます（学部対象）。
履修登録の際に参照ください。
​You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments).
https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/​​​

毎回の授業において，自身で授業内容をノートにまとめてください．講義中に演習問題を解いてもらうことがあるので，関数電卓を準備すること．分析化学演習の実施日は，分析化学の授業でお知らせします．

小テストの実施　Quiz type test

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授業で配布する資料を見直し復習を行うこと．また，参考書等を読み次回講義の予習を行うこと．

授業に出席していることを前提とし，以下のように成績評価を行う。
到達度評価：70%，小テスト：20%，分析化学演習の課題：10%

・S：到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A：到達目標を十分に達成している
・B：到達目標を達成している
・C：到達目標を最低限達成している
・D：到達目標を達成していない
・-：学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S：Achieved outcomes, excellent result
・A：Achieved outcomes, good result
・B：Achieved outcomes
・C：Minimally achieved outcomes
・D：Did not achieve outcomes
・-：Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

N

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教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
​https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
​​https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/

水池 敦，河口広司著「分析化学概論」（産業図書）．
R.A.デイ，Jr.，A.L.アンダーウッド　共著/鳥居泰男，康智三　共訳　「定量分析化学　改訂版」(培風館)．
その他については適宜紹介する．

本科目を履修する学生は，全授業回のうち半数以上を対面で受講すること．なお，これは，半数未満であればオンラインで受講できるという意味ではありません．教員からの連絡がない限り，対面で受講してください．

分析化学演習の実施日は，分析化学の授業でお知らせします．

1. 分析値の取り扱い：分析化学とはどのような学問か理解し，誤差や有効数字の計算ルールなど分析データを取り扱う際に必要な知識を身につける．
2. 化学平衡：滴定分析に必要な化学平衡論についての理解を深める．
3. 中和滴定(1) ：酸塩基の中和反応を利用する滴定により，酸または塩基の量を測定する方法を理解する．
4. 中和滴定(2) ：多塩基酸の滴定や塩の滴定など複雑な滴定について理解する．　　
5. 沈殿滴定：沈殿生成反応を利用する滴定により，目的成分を定量する方法を理解する．
6. 錯滴定：錯生成反応を利用する滴定により，金属イオンを定量する方法を理解する．
7. 酸化還元滴定：酸化還元反応を利用する滴定により，目的成分を定量する方法を理解する．
8. 小テストと解説：1〜7回の授業内容に関する小テストを実施する．小テストの解答解説を行い，これまでの授業内容に関する理解を深める．
9. 電位差分析：電位差の測定により，試料溶液中のイオン濃度を調べる方法を理解する．
10. 電量分析：試料溶液を電気分解し流れた電気量を測定することで，目的成分を定量する方法を理解する．
11. 電着分離：試料溶液を電気分解し，目的成分を電極に析出させて分離する方法を理解する．
12. 沈殿分離と重量分析：沈殿生成反応による分離技術を理解する．また，試料中の目的成分を一定組成の単体や化合物として分離し，その質量を測定して目的成分を定量する方法である重量分析法について理解する．
13. 抽出：固液抽出および液液抽出による分離方法を理解する．
14. クロマトグラフィー：液体クロマトグラフィーやガスクロマトグラフィーといった各種クロマトグラフィーの原理および装置構成について理解を深める．
15. 到達度評価：試験を行い学習の到達度を確認し，試験の解説を行う．

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