機器分析化学

Instrumental Analysis

994211X

42CHIAC306

和田　将英、国村　伸祐

Shinsuke Kunimura

2025年度前期

2025年度

①First semester

火曜2限

Tuesday 2nd Period

工学部　工業化学科

Department of Industrial Chemistry, Faculty of Engineering

2.0単位

講義

Lecture

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① [対面]対面授業/ [On-site] On-site class

本講義では，さまざまな機器分析法の原理と特徴を解説するとともに，これら手法の応用についても述べる．

各種機器分析法の基礎知識を身に付けることを目的とする．

本講義を通じて，分析対象の性質や調べたい化学的情報に応じて適切な分析法を選択できるようになる．

リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます（学部対象）。
履修登録の際に参照ください。
​You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments).
https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/​​​

講義中に演習問題を出す場合があるので，関数電卓を持ってくること．

小テストの実施　Quiz type test

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授業で配布する資料を見直し復習を行うこと．また，各講義終了後に紹介する次回講義内容について予習しておくこと．

授業に出席していることを前提とし，以下のように成績評価を行う。
到達度評価：80%，小テスト：20%

・S：到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A：到達目標を十分に達成している
・B：到達目標を達成している
・C：到達目標を最低限達成している
・D：到達目標を達成していない
・-：学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S：Achieved outcomes, excellent result
・A：Achieved outcomes, good result
・B：Achieved outcomes
・C：Minimally achieved outcomes
・D：Did not achieve outcomes
・-：Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

N

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教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
​https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
​​https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/

加藤 正直 (著),　内山 一美 (著), 鈴木 秋弘 (著), 笹本 忠 (編集), 高橋 三男 (編集)「基礎からよくわかる機器分析(物質工学入門シリーズ)」(森北出版)．
水池 敦，河口広司著「分析化学概論」（産業図書）．
その他については適宜紹介する．

本科目を履修する学生は，全授業回のうち半数以上を対面で受講すること．なお，これは，半数未満であればオンラインで受講できるという意味ではありません．教員からの連絡がない限り，対面で受講してください．

1. 可視・紫外吸光光度分析：可視，または紫外光を試料に照射し吸光度を測定することで，目的成分を定量する方法について理解を深める．
2. 蛍光分光分析：可視，または紫外光を試料にあて蛍光を測定することで，目的成分を定量する方法を理解できる．
3. 赤外吸収分析：赤外線を試料に照射し赤外吸収スペクトルを測定することで，分子構造を調べる方法について理解を深める．　
4. ラマン分光分析：単色光を試料に照射しラマンスペクトルを測定することで，分子構造を調べる方法を理解できる．
5. 機器分析法の最近の動向（1）：最新の分析機器やその応用に関して理解できる．
6. 発光分光分析 ：誘導結合プラズマなどにより試料を励起し，発光スペクトルを測定することで，元素を分析する方法について理解する．
7. 原子吸光分析：炎や電気炉を用いて試料中元素を原子化し光の吸収強度を測定することで，元素を定量する方法について理解を深める．
8. 小テストと解説：これまでに実施した授業内容に関する小テストを行い，到達度を確認する．また，小テストの解答解説を行う．
9. X線分析 (1) ：X線を用いて試料に含まれる元素を分析する方法を理解できる．　
10. X線分析 (2) ：X線を利用して物質の結晶構造を分析する方法について理解を深める．
11. 機器分析法の最近の動向（2）：機器分析法の応用に関して理解できる．
12. 質量分析：質量分析計を構成するイオン化部および質量分離部について理解を深める．また，誘導結合プラズマ質量分析などについて理解を深める．　
13. 電気化学分析 ：ボルタンメトリーなど電気化学分析を理解できる．　
14. 磁気共鳴分析：核磁気共鳴(NMR)について理解を深める．
15. 到達度評価：試験により学習の到達度を確認する．また，試験の解説も行う．

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