シラバス情報

教員名 ： 安元　加奈未
科目授業名称（和文）　Name of the subject/class (in Japanese)
スペクトル解析
科目授業名称（英文）　Name of the subject/class (in English)
Spectroscopic Analysis
授業コード　Class code
993M023
科目番号　Course number
3aBPCHP225

教員名
佐藤　一樹、安元　加奈未
Instructor
Kanami Yasumoto, Kazuki Sato

開講年度学期
2025年度後期
Year
2025年度
Semester
②Second semester
曜日時限
火曜2限
Class hours
Tuesday, 2nd Period

開講学科・専攻　Department
薬学部　生命創薬科学科

Department of Medicinal and Life Sciences, Faculty of Pharmaceutical Sciences
単位数　Course credit
2.0単位
授業の方法　Teaching method
講義

Lecture
外国語のみの科目（使用言語）　Course in only foreign languages (languages)
-
授業の主な実施形態　Main class format
⑤ [対面]ブレンド型授業/ [On-site] Blended format (must include 50%-or-more classes held on-site)

概要　Description
基本的な化学物質の構造決定ができるように，核磁気共鳴（NMR）スペクトル，赤外吸収（IR）スペクトル，マススペクトルなどの代表的な機器分析法の基礎知識と，データ解析のための基本的技能を修得する。
目的　Objectives
基本的な化学物質の構造決定ができるように，代表的な機器分析法の基礎知識と，データ解析のための基本的技能を修得することを目的とする。
到達目標　Outcomes
基本的な化学物質の核磁気共鳴（NMR）スペクトル，赤外吸収（IR）スペクトル，マススペクトルを解析し，その構造決定ができるようになる。
卒業認定・学位授与の方針との関係（学部科目のみ）
リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます（学部対象）。
履修登録の際に参照ください。
​You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments).
https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/​​​
履修上の注意　Course notes prerequisites
「有機化学１及び演習」，「有機化学２及び演習」，「有機化学３及び演習」で学習した有機化合物の基本的な性質，および「分析化学２」で学んだ分光分析の原理を理解しておくこと。
アクティブ・ラーニング科目　Teaching type（Active Learning）
課題に対する作文　Essay／小テストの実施　Quiz type test
-

準備学習・復習　Preparation and review
学修簿に記載のある学修時間を満たすように，準備学習（予習）並びに復習を行い，教科書の演習問題を解くことにより，理解度をチェックしておくこと。
成績評価方法　Performance grading policy
定期試験：85%，課題：15%
学修成果の評価　Evaluation of academic achievement
・S：到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A：到達目標を十分に達成している
・B：到達目標を達成している
・C：到達目標を最低限達成している
・D：到達目標を達成していない
・-：学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S：Achieved outcomes, excellent result
・A：Achieved outcomes, good result
・B：Achieved outcomes
・C：Minimally achieved outcomes
・D：Did not achieve outcomes
・-：Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

教科書　Textbooks/Readings
教科書の使用有無（有=Y , 無=N）　Textbook used(Y for yes, N for no)
Y
書誌情報　Bibliographic information
-
MyKiTSのURL（教科書販売サイト）　URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
​https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
​​https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/

参考書・その他資料　Reference and other materials
【さらに理解を深めたい人へ】
楠見武徳　著　「テキストブック有機スペクトル解析 １Ｄ，２ＤＮＭＲ・ＩＲ・ＵＶ・ＭＳ」（裳華房）ISBN 9784785335090

授業計画　Class plan
第1回　総論　［講義］【担当：安元加奈未】
　有機化合物の構造決定に用いられる機器分析法の特徴を説明できる。（薬改コアカリSBOs）*

第2回　1H NMR の原理１　［講義］【担当：安元加奈未】
　核磁気共鳴（NMR）スペクトル測定法の原理および応用例を説明できる。（薬改コアカリSBOs）C2(4)②1
　1H NMRスペクトルより得られる情報を概説できる。（薬改コアカリSBOs）C3(4)①1
　有機化合物中の代表的プロトンについて，おおよその化学シフト値を示すことができる。（薬改コアカリSBOs）C3(4)①2
　化学シフトに及ぼす構造的要因を説明できる。（薬改コアカリSBOs）*
　1H NMRの積分値の意味を説明できる。（薬改コアカリSBOs）C3(4)①3

第3回　1H NMR の原理２　［講義］【担当：安元加奈未】
　1H NMRシグナルが近接プロトンにより分裂（カップリング）する基本的な分裂様式を説明できる。（薬改コアカリSBOs）C3(4)①4
　1H NMRのスピン結合定数から得られる情報を列挙し，その内容を説明できる。（薬改コアカリSBOs）*
　重水添加による重水素置換の意味を説明できる。（薬改コアカリSBOs）AdvC3⑦1

第4回　1H NMR による構造解析　［講義、演習（その他）］【担当：安元加奈未】
　代表的化合物の部分構造を1H NMRから決定できる。（薬改コアカリSBOs）C3(4)①5
　（授業外学習の指示）構造解析の演習問題を解答する。
　
第5回　13C NMRの原理　［講義］【担当：安元加奈未】
　13C NMRスペクトルより得られる情報を概説できる。（薬改コアカリSBOs）C3(4)①1
　有機化合物中の代表的カーボンについて，おおよその化学シフト値を示すことができる。（薬改コアカリSBOs）AdvC3⑦2

第6回　13C NMRによる構造解析　［講義、演習（その他）］【担当：安元加奈未】
　代表的な化合物の部分構造を13C NMRから決定できる。（薬改コアカリSBOs）AdvC3⑦3
　（授業外学習の指示）構造解析の演習問題を解答する。

第7回　その他の機器分析法　［講義］【担当：安元加奈未】
　二次元NMRによる構造解析の概略を説明できる。（薬改コアカリSBOs）*
　紫外可視吸光度測定法の原理および応用例を説明できる。（薬改コアカリSBOs）C2(4)①1
　旋光度測定法（旋光分散）の原理および応用例を説明できる。（薬改コアカリSBOs）C2(4)①5
　円偏光二色性測定法の原理および応用例を説明できる。（薬改コアカリSBOs）AdvC2④3
　X線結晶解析の原理および応用例を説明できる。（薬改コアカリSBOs）C2(4)④1

第8回　IRスペクトル　［講義］【担当：佐藤一樹】
　赤外吸収（IR）スペクトル測定法の原理および応用例を説明できる。（薬改コアカリSBOs）C3(4)①3
　IRスペクトルより得られる情報を概説できる。（薬改コアカリSBOs）C3(4)②1
　IRスペクトル上の基本的な官能基の特性吸収を列挙し，帰属することができる。（薬改コアカリSBOs）C3(4)②2

第9回　マススペクトル１　［講義］【担当：佐藤一樹】
　質量分析法の原理および応用例を説明できる。（薬改コアカリSBOs）C2(4)③1
　マススペクトルより得られる情報を概説できる。（薬改コアカリSBOs）C3(4)③1
　測定化合物に適したイオン化法を選択できる。（薬改コアカリSBOs）C3(4)③2

第10回　マススペクトル２　［講義］【担当：佐藤一樹】
　ピークの種類（基準ピーク，分子イオンピーク，同位体ピーク，フラグメントピーク）を説明できる。（薬改コアカリSBOs）C3(4)③3
　高分解能マススペクトルによる分子式の決定法を説明できる。（薬改コアカリSBOs）AdvC3⑧2
　代表的なフラグメンテーションを説明できる。（薬改コアカリSBOs）AdvC3⑧1
　代表的な化合物のマススペクトルを解析できる。（薬改コアカリSBOs）C3(4)③4

第11回　スペクトル解析による構造決定１　［講義、演習（その他）］【担当：佐藤一樹】
　代表的な機器分析法を用いて，代表的な化合物の構造決定ができる。（薬改コアカリSBOs）C3(4)④1
　代表的な化合物の部分構造を1H NMRと併せて13C NMRから決定できる。（薬改コアカリSBOs）AdvC3⑦3
　（授業外学習の指示）構造解析の演習問題を解答する。

第12回　スペクトル解析による構造決定２　［講義、演習（その他）］【担当：佐藤一樹】
　代表的な機器分析法を用いて，代表的な化合物の構造決定ができる。（薬改コアカリSBOs）C3(4)④1
　代表的な化合物の部分構造を1H NMRと併せて13C NMRから決定できる。（薬改コアカリSBOs）AdvC3⑦3
　（授業外学習の指示）構造解析の演習問題を解答する。

第13回　スペクトル解析による構造決定３　［講義、演習（その他）］【担当：佐藤一樹】
　代表的な機器分析法を用いて，代表的な化合物の構造決定ができる。（薬改コアカリSBOs）C3(4)④1
　代表的な化合物の部分構造を1H NMRと併せて13C NMRから決定できる。（薬改コアカリSBOs）AdvC3⑦3
　（授業外学習の指示）構造解析の演習問題を解答する。

第14回　スペクトル解析による構造決定４　［講義、演習（その他）］【担当：佐藤一樹】
　代表的な機器分析法を用いて，代表的な化合物の構造決定ができる。（薬改コアカリSBOs）C3(4)④1
　代表的な化合物の部分構造を1H NMRと併せて13C NMRから決定できる。（薬改コアカリSBOs）AdvC3⑦3
　（授業外学習の指示）構造解析の演習問題を解答する。

第15回　スペクトル解析 到達度評価　［試験］【担当：安元加奈未、佐藤一樹】
SBOsコード（薬学部薬学科のみ　2023年度以前カリキュラム適用者対象）
学修事項（薬学部薬学科のみ　2024年度以降カリキュラム適用者対象）

担当教員の実務経験とそれを活かした教育内容　Work experience of the instructor
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教育用ソフトウェア　Educational software
Signals ChemDraw（旧ChemOffice Professional）／-
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備考　Remarks
薬学教育モデル・コアカリキュラム（平成25年度改訂版）に対応する項目（SBOs）及び薬学教育モデル・コア・カリキュラム（令和4年度改訂版）に対応する項目（学修事項）を授業計画欄下部に示す。
なお、各項目に紐づく内容については、以下URL先に示す。
URL：https://tus.box.com/s/ilc2p0ygiyz4ncj23ckp310rmaa0efdk

授業でのBYOD PCの利用有無　Whether or not students may use BYOD PCs in class
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授業での仮想PCの利用有無　Whether or not students may use a virtual PC in class
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