![]() 教員名 : 青木 伸
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科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
基礎化学
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Fundamental Chemistry
授業コード Class code
993K025
科目番号 Course number
3aBPCHP101
教員名
青木 伸
Instructor
Shin Aoki
開講年度学期
2025年度前期
Year
2025年度
Semester
①First semester
曜日時限
木曜3限
Class hours
開講学科・専攻 Department
薬学部
Faculty of Pharmaceutical Sciences 単位数 Course credit
2.0単位
授業の方法 Teaching method
講義
Lecture 外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
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授業の主な実施形態 Main class format
① [対面]対面授業/ [On-site] On-site class
概要 Description
医薬品および生体物質の基本となる無機・有機化合物の構造、物性、反応性を理解するために、化合物の基本構造である原子の構成から分子の成り立ち、化学反応を理解するための基本的知識を学ぶ。さらに、無機化合物や錯体について、基本的な分子の構造、その生体内での利用、医薬品としての使用についても学ぶ。
目的 Objectives
医薬品および生体物質の基本となる無機・有機化合物の構造、物性、反応性を理解するために、化合物の基本構造である原子の構成から分子の成り立ちなどに関する基本的知識を習得する。さらに、無機化合物や錯体について、基本的な分子の構造、その生体内での利用、医薬品としての使用についても学ぶ。
到達目標 Outcomes
化合物の基本構造である原子の構成から分子の成り立ちなどを理解、予想するために、原子軌道、分子軌道、化学結合、化学平衡、元素化学、無機化学の基礎的知識を習得する。
卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます(学部対象)。
履修登録の際に参照ください。 You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments). https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/ 履修上の注意 Course notes prerequisites
教科書にない項目についても講義を行うため、授業をしっかりと聞くこと。
アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
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準備学習・復習 Preparation and review
高校化学の復習をしながら、新しい化学、物理へ備えてほしい。
成績評価方法 Performance grading policy
期末試験の結果(100%)で評価する
学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している ・B:到達目標を達成している ・C:到達目標を最低限達成している ・D:到達目標を達成していない ・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している ・S:Achieved outcomes, excellent result ・A:Achieved outcomes, good result ・B:Achieved outcomes ・C:Minimally achieved outcomes ・D:Did not achieve outcomes ・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation 教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
Y
書誌情報 Bibliographic information
青木伸編「ベーシック薬学教科書シリーズ第4巻・無機化学」 (化学同人)
MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/ It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store). https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/ 参考書・その他資料 Reference and other materials
マクマリー有機化学 上 第7版 (化学同人)
「はじめて学ぶ大学の無機化学」三吉克彦 著(化学同人) 薬学のための無機化学 桜井弘 編 (化学同人) 生命科学のための無機化学・錯体化学 佐治英郎 編 (廣川書店) 授業計画 Class plan
第1回 原子の構造と周期表(1)[講義]
担当教員:青木 伸 授業内容:一般に、元素や分子の化学的性質は、その最もエネルギー準位の高い軌道に収容されている電子の反応性に依存する。この章ではその基本となる原子の構造、電子の性質、原子軌道、周期表について学ぶ。 第2回 原子の構造と周期表(2)[講義] 担当教員:青木 伸 授業内容:一般に、元素や分子の化学的性質は、その最もエネルギー準位の高い軌道に収容されている電子の反応性に依存する。この章ではその基本となる原子の構造、電子の性質、原子軌道、周期表について学ぶ。 第3回 元素の一般的性質[講義] 担当教員:青木 伸 授業内容:原子や分子の構造、性質、反応性は、それらの電子状態によって制御されていると考えられる。また、電子は粒子としての性質と波としての両方の性質をもつと考えることができる。この講義では、それらの歴史的背景とともに、電子の性質について学ぶ。 第4回 化学結合(1)[講義] 担当教員:青木 伸 授業内容:化学結合には、イオン結合、共有結合、配位結合(共有結合の一種)、金属結合などがある。これまでの講義内容を基本として、これらの結合の性質について学ぶ。特に共有結合の性質と反応性を説明する手法として、「原子価結合法」と「分子軌道法」がある。本講義では、それぞれの特徴について学ぶ。 第5回 化学結合(2)[講義] 担当教員:青木 伸 授業内容:複数の原子からなる分子は、化学結合によってできている。その化学結合、特に共有結合の性質と反応性を説明する手法として、「原子価結合法」と「分子軌道法」がある。本講義では、それぞれの特徴について学ぶ。 第6回 化学結合(3)[講義] 担当教員:青木 伸 授業内容:「原子価結合法」と「分子軌道法」を学ぶ典型的な例として、分子状酸素の化学結合を取り上げる。両者の違いを理解し、酸素分子の構造と反応性を学ぶ。 第7回 化学結合(4)[講義] 担当教員:青木 伸 授業内容:生体内分子の相互作用や、医薬品の活性発現を理解するためには、分子間の相互作用を理解する必要がある。本講義では、分子間相互作用の基本的概念と具体例について学ぶ。 第8回 化学平衡(1)[講義、実技] 担当教員:青木 伸 授業内容:化学反応、酸塩基平衡反応、酸化還元平衡反応などを理解するためには、「化学反応速度」を学ぶ必要がある。|本講義では、それらの基本的知識と反応の理解への応用を学ぶ。 第9回 化学平衡(2)[講義] 担当教員:青木 伸 授業内容:化学反応、酸塩基平衡反応、酸化還元平衡反応などを理解するためには、「化学反応速度」を学ぶ必要がある。|本講義では、それらの基本的知識と反応の理解への応用を学ぶ。 第10回 中間演習[演習(SGD)、試験] 担当教員:青木 伸 授業内容:これまでの講義の内容の理解度を確認するための演習 第11回 元素の化学および生体必須元素[講義] 担当教員:青木 伸 授業内容:自然界は様々な元素によって構成されており、人体もその例外ではない。本講義では、周期表上の元素の分類と性質について学ぶ。また、ヒトの身体は、水、アミノ酸、タンパク質、核酸、糖、脂肪などの分子によって成り立っている。これらの分子は主に炭素、水素、酸素、窒素、硫黄、リンからなり、これにCaを加えた7元素が体内の殆どを占める。本講義では、それらの種類と性質、反応性を学ぶ。さらに医薬品として使用されている無機化合物について学ぶ。 第12回 金属錯体(1)[講義] 担当教員:青木 伸 授業内容:有機化合物が金属イオンに配位結合して生成する物質を配位化合物または金属錯体と呼ぶ。本講義では、金属錯体の構造(配位構造)と性質などについて学ぶ。金属錯体が色を呈する理由や、溶液中の金属錯体の安定性についても学ぶ。 第13回 金属錯体(2)[講義] 担当教員:青木 伸 授業内容:前回に続き、金属錯体の構造(配位構造)と性質などについて学ぶ。医薬品として使われている金属錯体の構造と薬理作用、分子メカニズムについて学ぶ。 第14回 生体無機化学[講義] 担当教員:青木 伸 授業内容:生体内は無機イオンや無機化合物の宝庫であり、それらが生命活動のために果たす役割は非常に大きい。本講義では、生体内で機能する代表的な金属イオンおよび金属酵素・タンパク質の種類と構造、反応性について学ぶ。 第15回 到達度評価[試験] SBOsコード(薬学部薬学科のみ 2023年度以前カリキュラム適用者対象)
第1回
Pre-5-1-1 Pre-5-1-2 第2回 OEC1234P4x OEC1235P4x OEC1236P4x 第3回 Pre-5-1-5 第4回 Pre-5-2-1 C1-1-1-1C1-1-1-2 第5回 C1-1-1-2 第6回 第7回 C1-1-2-1 C1-1-2-2 C1-1-2-3 C1-1-2-4 C1-1-2-5 C1-1-2-6 C1-1-2-7 第8回 C1-3-1-1 C2-2-1-1 C2-2-1-2 第9回 C2-2-1-4C1-2-7-1 C1-2-7-2 第10回 第11回 C3-5-1-1 C3-5-1-1 第12回 C3-5-1-3C4-1-2-3 C6-2-7-1 第13回 C3-5-1-4C2-2-2-1 C2-2-2-3 第14回 C3-5-1-5 C4-3-6-1 第15回 C4-1-2-4 C3-5-1-2 学修事項(薬学部薬学科のみ 2024年度以降カリキュラム適用者対象)
C-3-5-1
C-3-5-2 C-3-5-3 担当教員の実務経験とそれを活かした教育内容 Work experience of the instructor
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教育用ソフトウェア Educational software
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備考 Remarks
薬学教育モデル・コアカリキュラム(平成25年度改訂版)に対応する項目(SBOs)及び薬学教育モデル・コア・カリキュラム(令和4年度改訂版)に対応する項目(学修事項)を授業計画欄下部に示す。
なお、各項目に紐づく内容については、以下URL先に示す。 URL:https://tus.box.com/s/ilc2p0ygiyz4ncj23ckp310rmaa0efdk 授業でのBYOD PCの利用有無 Whether or not students may use BYOD PCs in class
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授業での仮想PCの利用有無 Whether or not students may use a virtual PC in class
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