![]() 教員名 : 柳生 慶
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科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
卒業研究B (柳生)
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Undergraduate Research B
授業コード Class code
9922H12
科目番号 Course number
22UGRES402
教員名
柳生 慶
Instructor
Kei Yagyu
開講年度学期
2025年度前期、2025年度後期
Year
2025年度
Semester
③First semester, Second semester
曜日時限
集中講義
Class hours
Research
開講学科・専攻 Department
理学部第二部 物理学科
Department of Physics, Faculty of Science Division Ⅱ 単位数 Course credit
8.0単位
授業の方法 Teaching method
卒業研究(研究指導)
Graduation research(Research Guidance) 外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
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授業の主な実施形態 Main class format
① [対面]対面授業/ [On-site] On-site class
概要 Description
物理教室内で希望する研究室に所属し、そこで現在行われている研究に関連したテーマで卒業研究を行う。
各研究室の卒研内容は2月上旬の卒研ガイダンスで担当教員が詳しく説明する。 目的 Objectives
下記に挙げたテーマを各自選んで卒業研究を行うことを目的とし、実戦的な研究を行うことにより、3年まで学んだ基礎知識をさらに発展させ、卒業後の各分野で十分な活躍ができるだけのキャリアを養う。
本学科のディプロマシー「根本的な問題に対峙した時に創造的な発想を得て、物理学の領域を超えて問題を探求することができるよう、自律的に知的能力を発展させることができる理論的思考能力を習得する」に該当する科目である。 到達目標 Outcomes
研究内容を十分理解し、一年間を通じて研究を行い、卒業研究論文をまとめる。
卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます(学部対象)。
履修登録の際に参照ください。 You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments). https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/ 履修上の注意 Course notes prerequisites
【重要】 授業はすべて対面で行う。 COVID-19蔓延の時や、遠隔授業の時はオンライン(同期)を取り混ぜたブレンド授業として開講する。詳細はLETUSに載せているので、常にチェックすること。 ミーティングを通じて適宜指示するので、より結果を吟味し、論文にする能力を養ってください。 3年までに学ぶ個々の学習科目と、現実に我々の前に提示される問題とは必ずしも直接には結びつかない。研究を進めていく上で、それらの総合的な活用と、さらに様々な分野の勉強が必要になる。実際の研究に参加することによって、勉強と仕事(研究)との違いが理解できるであろう。一見簡単に見える研究成果にも、どれだけの勉強、労力、議論が必要になるかを実感してもらいたい。物理教室は卒研を最も重要な科目と位置づけており、また学生の側から見てもこの一年の過ごし方が想像以上にその後の進路に影響していることをよく考えて、2月上旬のガイダンスにおける卒研担当教員による研究内容の紹介、卒研ガイド、その後の研究室訪問時の印象等を参考に、慎重に志望研究室を選んでもらいたい。希望分野が二部物理学科内の研究室にない場合には、理学部一部物理学科担当教員が卒業研究指導にあたることも可能である。 アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
課題に対する作文 Essay/ディベート・ディスカッション Debate/Discussion/グループワーク Group work/プレゼンテーション Presentation
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準備学習・復習 Preparation and review
テーマに応じて準備する。
成績評価方法 Performance grading policy
成績評価方法 各研究室により評価の基準は異なるが、基本的には、1年間研究に取り組んだ姿勢、その成果、卒業研究論文の内容、卒業研究発表、等で評価する。
学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している ・B:到達目標を達成している ・C:到達目標を最低限達成している ・D:到達目標を達成していない ・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している ・S:Achieved outcomes, excellent result ・A:Achieved outcomes, good result ・B:Achieved outcomes ・C:Minimally achieved outcomes ・D:Did not achieve outcomes ・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation 教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
N
書誌情報 Bibliographic information
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MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/ It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store). https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/ 参考書・その他資料 Reference and other materials
所属先研究室の方針に従って、ゼミ、あるいは与えられたテーマの研究を行うのに必要な教科書、文献、実験装置等が指示される。研究室により卒業研究の形式も様々なので、下記に本研究室について記述する。参考書は適宜に指定する。
授業計画 Class plan
研究室: 理論系 柳生 研究室
指導教員: 准教授 柳生 慶 研究室場所: 1号館 6階 【研究分野】:素粒子理論、素粒子論的宇宙論 本研究室の目的は、素粒子の標準理論を超える新しい物理理論を探求し、素粒子および宇宙に関する未解決問題を解決することです。 特に、電弱対称性の自発的破れの構造やその起源を現象論的アプローチによって解明し、新物理の決定を目指しています。 【主な研究テーマ】: ・CP対称性の破れの起源の探求:宇宙のバリオン数非対称性を説明するためには、新たなCP対称性の破れ(CPV)の源が必要となります。 新物理では理論に含 まれる複素位相でCPVを起こす場合(明示的破れ)と真空構造でCPVを起こす(自発的破れ)場合があり得ますが、 この起源を実験的に検証する方法を確立します。 ・電弱相転移に関する研究:拡張されたヒッグスセクターでは、一次的な電弱相転移が実現し(標準理論ではクロスオーバー)、 それに伴い原始重力波が生じる可能性があります。重力波スペクトルとヒッグスポテンシャルの構造との関係を明らかにします。 ・加速器実験における新物理の検証:将来のハドロン加速器やレプトン加速器実験で新粒子の生成や崩壊を計算し、 直接的に新物理を検証する可能性を探ります。また、発見されたヒッグス粒子の性質を量子効果を含めて精密に計算し、 将来のヒッグス精密測定実験の結果と比較することで新物理効果を間接的に抜き出す可能性を解明します。 ・ニュートリノ振動、闇黒物質、バリオン数非対称性を説明するモデル構築:これらの未解決現象を同時に説明する模型の構築 およびその実験的検証法を明らかにします。 【卒研の内容】: 前期は、研究に必要な土台づくりとして、素粒子の標準理論を理解することを目標とします。古典力学、解析力学、電磁気学、量子力学、特殊相対性理論は素粒子論を学ぶ前提となるので、事前によく復習しておくようにして下さい。(ただし、特殊相対論については配属時点で必ずしも熟知している必要はありません。)週一回のペースで教科書を輪講形式で通読し、場の量子論、ゲージ理論、ファインマン図の計算法などの基礎を学びます。輪講の方法として、各回につき1〜2人の発表者を当番制で決めておき、主に板書を用いて担当箇所を説明してもらいます。後期は各自の興味や関心に基づいて研究テーマを決定し、より専門的な文献の精読に入ります。前期と同様に、週一回のペースでゼミを開き進捗状況を報告してもらいます。最終的に、研究テーマの背景などのレビューに加えて、自分で計算した具体的なプロットなどを卒業研究の成果としてまとめてもらいます。 担当教員の実務経験とそれを活かした教育内容 Work experience of the instructor
教育用ソフトウェア Educational software
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備考 Remarks
本科目は選択必修科目である。
授業でのBYOD PCの利用有無 Whether or not students may use BYOD PCs in class
N
授業での仮想PCの利用有無 Whether or not students may use a virtual PC in class
N
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