現代化学教育B （月５）旧：現代化学教育（二）

Modern Chemistry Education B （月５）旧：現代化学教育（二）

9917D05

17SECHE502

井上　正之

Masayuki Inoue

2025年度後期

2025年度

②Second semester

月曜5限

Monday 5th Period

理学研究科　科学教育専攻

Department of Mathematics and Science Education, Graduate School of Science

2.0単位

講義

Lecture

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① [対面]対面授業/ [On-site] On-site class

中等化学教育の指導現場で留意すべき諸問題について，学部で学習した内容とリンクさせながら解説・考察し，体系化された知識を身に付ける。現代化学教育Bでは，主に無機化学，有機化学分野の内容を扱う。
Problems to be warned in classes of chemistry at highschool will be explained. Especially about inorganic chemistry and organic chemistry.

中等化学教育における無機化学および有機化学分野の内容を体系的に理解する。
Understand systematically the contents in the class of inorganic chemistry and organic chemistry, in secondary chemical education.

中学校理科，高等学校「化学」における無機化学分野，有機化学分野の授業を，体系的・実践的に行えるようにする。
It's possible to construct classes of higschool chemistry, systematically and practically.

リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます（学部対象）。
履修登録の際に参照ください。
​You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments).
https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/​​​

対面授業を行うので，原則として出席を求める。
Attendance is required for face-to-face classes.

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３時間を目安とする適切な予習と復習を行うこと。
Appropriate preparations and review, forabout 3hours.

毎回の授業で書かせるエッセイ（50％）とレポート（50％）による
Essay at every class (50%) and report at the end of the cemester (50%).

・S：到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A：到達目標を十分に達成している
・B：到達目標を達成している
・C：到達目標を最低限達成している
・D：到達目標を達成していない
・-：学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S：Achieved outcomes, excellent result
・A：Achieved outcomes, good result
・B：Achieved outcomes
・C：Minimally achieved outcomes
・D：Did not achieve outcomes
・-：Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

N

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教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
​https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
​​https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/

講義中に随時，紹介する。またパワーポイントおよびテキストの資料をLETUSにて事前に配布する。
To be introduced at any time. PowerPoint and text materials will be distributed in advance at LETUS.

1 　「非金属元素とその化合物」の指導（１）　周期表第17族元素の指導について述べる。なぜそ の反応おこるかを，理論的に説明できるようにする。
About the class of group 17 elements in the periodic table　　

　　　　　　　
2 　「非金属元素とその化合物」の指導（２）　周期表第16族元素の指導について述べる。単なる知識の伝達にならない授業を行うためのヒントが得られるようにする。
About the class of 16 group elements in the periodic table.　　



3 　　「非金属元素とその化合物」の指導（３）周期表第14，15族元素の指導について述べる。環境の問題に触れながら展開する授業ができるようにする。
About the class of 14 and 15 group elements in the periodic table.　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
4 　　「金属元素とその化合物」の指導（１）  アルカリ金属単体とその化合物の指導について述べる。周期表を活用した授業ができるようにする。
About the class of alkali metals 　　　
　　　　

５．「金属元素とその化合物」の指導（２）    アルカリ土類金属単体とその化合物の指導について述べる。アルカリ金属カリ金属との類似性を活用した授業展開ができるようにする。
About the class of alkali earthmetals　　　
　　　

　　
6　「両性金属とその化合物」の指導　  いわゆる”両性元素”の単体と化合物の指導について述 べる。”両性”という用語の本質が理解できるようにする。
 About the class of amphoteric metals　　
　

7 　「遷移元素とその化合物」の指導（１）　典型元素と異なる遷移元素の特異的な性質について述 べる。電子配置を拠り所とした授業展開ができるようにする。
About the class of transition metals.


8 「遷移元素とその化合物」の指導（２）　  遷移元素の学習において特に重要な錯イオンの形成につ いて， 原子軌道と関連づけながら述べる。よりきめの細かい遷移元素の指導ができるようにする。
About the class of transition metals, focused on complexes.　　


9 　HSAB則に基づく無機化学　　                HSAB則について解説し，これを利用した，水溶液から金属イオンが沈殿する現象の解説を行う。沈殿生成反応を体系的に理解できるようにする。
About the class of generation of precipitates with HSAB rule.　　


10　有機化学の指導（１）　                         有機化合物の構造と異性体について，その指導法を理系できるようにする。
About the structures and isomers of organic compounds
　　

11　有機化学の指導（２） 　                       身近な物質である医薬品の指導展開例について述べる。日常 生活と密接に関わる化合物についての授業が体系的に行えるようにする。

　　　　　　　　　　　　　 　　 　　
12　有機化学の指導（３）　　　　　　　　身近な物質である繊維やプラスチックの指導展開例について述べる。日常 生活と密接に関わる化合物についての授業が体系的に行えるようにする。
About the class of fibers and plastics　　　　　　　


13　油脂の化学　　　　　　　　　　　 　　油脂の酸化を題材とする実験授業について述べる。家庭科との教科横断授業を考えられるようにする。
About the aerobic oxidation of lipids

　　　　　　　　　　　　　　　　　
14   日本列島の成り立ちと元素の分布　　　元素の分布を手掛かりに，日本列島が 形成された過程について述べる。地理との教科横断授業を考えられるようにする。　
About distribution of elements and the formation process of Japan


15　全体のまとめ 　　現代化学教育（二）で扱った諸問題の総括を行う。
Summary of this semester.

＊対面授業につき，出席することを求める。

中学校，高等学校理科教員（20年勤務）の経験を活かして，中等理科（化学）教育の内容に関する講義を行う。
Lectures on the content of secondary science (chemistry) education, drawing on experience as a junior high and high school science teacher (20 years of service).

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