シラバス情報

科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
物理学実験A イ組
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Intermediate Physics Laboratory A
授業コード Class code
9915223
科目番号 Course number
15PHEXP201

教員名
伴野 達也、楳田 洋太郎、飯島 高志、住野 豊、木下 健太郎、榎 浩利、吉井 究
Instructor
Kiwamu YOSHII, Tatsuya BANNO, Yotaro UMEDA, Takashi IIJIMA, (Yutaka SUMINO), Kentaro KINOSHITA, Hirotoshi ENOKI

開講年度学期
2025年度前期
Year
2025年度
Semester
①First semester
曜日時限
火曜1限、火曜2限
Class hours
Tuesday, 1st, 2nd periods

開講学科・専攻 Department
理学部第一部 応用物理学科

Department of Applied Physics, Faculty of Science Division Ⅰ
単位数 Course credit
1.0単位
授業の方法 Teaching method
実験

Experiment
外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
-
授業の主な実施形態 Main class format
① [対面]対面授業/ [On-site] On-site class

概要 Description
物理や電気に関連する発展的な実験や測定を行う。
目的 Objectives
実験データを論理的思考に基づいて考察する力を身に付ける。本学科のディプロマポリシー「物理学及びその応用分野を含めた科学についての十分な基礎学力と高度な専門的知識」を身に付けることに相当する科目である。
到達目標 Outcomes
・物理や電気に関連する発展的な実験について、その原理を説明できるようになる。
・実験データを論理的に考察できるようになる。
卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます(学部対象)。
履修登録の際に参照ください。
​You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments).
https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/​​​
履修上の注意 Course notes prerequisites
「基礎物理学実験A, B」修得者のみ履修できる。

授業第1回目のガイダンスは、履修申告前であっても必ず出席すること。また授業についての情報はLETUSに掲載され、日々更新されるので、常にLETUSの情報に注意すること。
アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
課題に対する作文 Essay/ディベート・ディスカッション Debate/Discussion/グループワーク Group work/プレゼンテーション Presentation/反転授業 Flipped classroom/実験 Experiments
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準備学習・復習 Preparation and review
準備学習
(1) 実験:実験日以前に、実験ノートに実験の原理をまとめる。実験日当日の予習チェックは、ノートを見るだけでなく、原理・目的・実験方法等について簡単な口頭試問を行うので、それに対しても準備をすること。
(2) プレゼンテーション:10分間の発表スライドと原稿を準備して、入念な発表練習を行うこと。

復習
(1) 実験:実験終了後、実験結果をまとめ、テキストで与えられた課題を行い、レポートを作成する。レポート提出はLETUSによる電子提出とする。
(2) プレゼンテーション:指摘あるいは他者の発表の良い点を取り入れた修正版を作成し、今後に生かす。
成績評価方法 Performance grading policy
実験レポート 60 点、プレゼンテーション 10 点、平常点(授業への取組姿勢や実験態度)30 点の100点満点で評価する。
単位取得の必要条件は、全てのレポートを提出した上で、実験レポート・プレゼンテーション・平常点の合計点が60点以上であることとする。

[出席に係わる注意点]
  • 30分以内の遅刻は3点、30分以上の遅刻ならびに欠席は6点を平常点から減点する。交通機関の乱れによる遅延証があっても、原則、遅刻扱いとする。
  • 実験態度に問題がある場合、欠席扱いとする。
  • 病気等やむを得ない事情で欠席する場合は、その証明書を提出すること。

[実験レポート・プレゼンテーションの評価に関わる注意点]
  • 過去レポートや友人のレポート、インターネット上の資料等からの大幅なコピーは、不正行為とみなし単位取得不可とする。
  • 遅刻レポートは、1週遅れまでは評点の70%、それ以上の遅れは評点の10%をレポート点とする。
  • レポートについては、剽窃チェックを行う。
学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している
・B:到達目標を達成している
・C:到達目標を最低限達成している
・D:到達目標を達成していない
・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S:Achieved outcomes, excellent result
・A:Achieved outcomes, good result
・B:Achieved outcomes
・C:Minimally achieved outcomes
・D:Did not achieve outcomes
・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
Y
書誌情報 Bibliographic information
応用物理学科/物理工学科「2025年度版 物理学実験テキスト」(電子ファイル、LETUSより各自ダウンロード)
MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
​​https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/

参考書・その他資料 Reference and other materials
実験テキストの各テーマの末尾に参考文献等を示していることがある。

授業計画 Class plan
1. ガイダンス
 実験の進め方・注意事項の説明を行った後、テキスト配布・各自の実施するテーマの割り振りを行う。
2-3. 実験(1)              
 指示された実験テーマについての実験を行う。
4-5. 実験(2)           
 指示された実験テーマについての実験を行う。
6.     レポート指導(1)          
 提出されたレポートについて、個別にレポート指導を行う。
7-8. 実験(3)
 指示された実験テーマについての実験を行う。
9.     レポート指導(2)   
 提出されたレポートについて、個別にレポート指導を行う。
10-11. 実験(4)
 指示された実験テーマについての実験を行う。
12.  プレゼン指導      
 プレゼンテーションを行う上での技法について少人数のグループごとに指導を行う
13. プレゼンテーション
 指示された実験テーマの目的・原理・実験方法・結果・考察を、パワーポイントを用いて個別に発表する
14-15. 講評
 提出されたレポートについて口頭試問を行う。また、必要に応じて再実験、再プレゼンを行う。

[実験題目一覧]
  • 電圧測定   
 電位差計と種々の電圧計を用いて、電圧を測定する。また電圧計の内部抵抗を調べ、その影響を学ぶ。
  • 複素インピーダンス測定
 交流ブリッジを用いて、種々の抵抗器・コイルおよびコンデンサーのインピーダンスを測定し、交流回路におけるインピーダンスの概念を学ぶ。
  • トランジスターの特性
 ベース接地回路・エミッタ接地回路を作製し、その特性を調べ電流増幅率を求めることで、トランジスターの原理と諸特性について学ぶ。
  • ブラウン運動
 ブラウン運動する粒子の動画像を撮影し,画像解析から平均二乗変位を得ることで粒子の拡散定数を得る.その後,粘性率と温度を既知とすることでアインシュタイン・ストークスの関係式よりボルツマン定数を求める.
  • 光電子放出   
 光電子放出の現象を確認し、種々の波長の光照射による光電子放出の測定からプランク定数を求め、光が光子であることを学ぶ。
  • 分光実験   
 回折格子やプリズムの原理について学び、プリズムの屈折率分散や白色LEDのスペクトルを明らかにする。
  • 加速度測定

     センサによる測定値をデジタルデータとして収録するシステムを自ら構築することで、データ収録の仕組みを学ぶ。また、データ解析を通して、デジタルデータの取り扱い方を習得する。
  • たわみ振動   
 金属線およびフィルムのたわみ振動の振動数およびQ値を測定し、物質の弾性について学ぶ。

担当教員の実務経験とそれを活かした教育内容 Work experience of the instructor
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教育用ソフトウェア Educational software
MATLAB/Simulink
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備考 Remarks
実験テキストの注意を熟読しておくこと。

授業でのBYOD PCの利用有無 Whether or not students may use BYOD PCs in class
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授業での仮想PCの利用有無 Whether or not students may use a virtual PC in class
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