![]() 教員名 : 井上 正之
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科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
化学2
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Chemistry 2
授業コード Class code
9914C77
科目番号 Course number
14ONCHE102
教員名
井上 正之
Instructor
Masayuki Inoue
開講年度学期
2025年度後期
Year
2025年度
Semester
②Second semester
曜日時限
水曜4限
Class hours
Wednesday 4th
開講学科・専攻 Department
理学部第一部 応用数学科
Department of Applied Mathematics, Faculty of Science Division Ⅰ 単位数 Course credit
2.0単位
授業の方法 Teaching method
講義
Lecture 外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
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授業の主な実施形態 Main class format
① [対面]対面授業/ [On-site] On-site class
概要 Description
高校化学で教わらなかった「なぜそうなるか?」を理解することを目的とする。化学1の授業内容をもとに、無機物質と有機化学および医薬品などの身近な化学物質に関する内容を扱う。
目的 Objectives
具体的な化学反応に関する理論的背景を通して,理科系の社会人となるためにに相応しい物質観と思考法を身につけることができるようにする。
到達目標 Outcomes
物質の観点から日常生活を眺め直し,自然・人間・社会を俯瞰できるようにする。
卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます(学部対象)。
履修登録の際に参照ください。 You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments). https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/ 履修上の注意 Course notes prerequisites
前期「化学1」の内容をベースに授業を行う。
各回の講義の最後に,その講義内容に関する課題(小テスト)を課す。 アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
小テストの実施 Quiz type test/反転授業 Flipped classroom
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準備学習・復習 Preparation and review
高等学校「化学基礎」および「化学」の内容が習得されていることを前提とするので,不安があるものは適宜,「化学基礎」および「化学」の教科書を読み返すこと。
授業に使う資料を予め配布するので,通読して内容を把握した後に,授業に出席すること。 予習と復習の目安は3時間とする。 成績評価方法 Performance grading policy
毎回の授業で行う小テスト(20%)および期末試験(50%)と,中間レポートの成績(30%)を総合して評価する。小テストは採点の上,次回の授業の最初に返却する。
学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している ・B:到達目標を達成している ・C:到達目標を最低限達成している ・D:到達目標を達成していない ・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している ・S:Achieved outcomes, excellent result ・A:Achieved outcomes, good result ・B:Achieved outcomes ・C:Minimally achieved outcomes ・D:Did not achieve outcomes ・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation 教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
N
書誌情報 Bibliographic information
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MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/ It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store). https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/ 参考書・その他資料 Reference and other materials
「理工系のための 化学入門」(裳華房)。「理工系の基礎 教養化学」(丸善出版)。「初歩からの有機化学」(東京化学同人)。
パワーポイントとテキスト資料を事前にLETUSで配布する。 授業計画 Class plan
1 自由エネルギー エントロピーとエンタルピーの概念を復習し,化学反応の方向を決定する因子としての自由エネルギーの概念を理解できるようにする。
2 自由エネルギーと化学平衡 自由エネルギーの観点から,化学平衡の法則を誘導できる ようにする。 3 電気陰性度 ポーリングの電気陰性度,マリケンの電気陰性度などの意味を理解できるようにする。 4 HSAB則 HSAB則の概念を理解し,高校化学で学習した金属イオンの反応を,この法則に沿って理解できるようにする。 5 有機化合物について 有機化合物の命名法,表記法について把握できるようにする。また異性体が生じる要因について理解できるようにする。 6 置換反応(1) 基本反応であるラジカル置換反応,脂肪族化合物の置換反応について述べる。電気陰性度による「求核反応」の理解ができるようにする。 7 置換反応(2) SN1反応とSN2反応の相違が理解できるようにする。また芳香族置換反応についてメカニズムを学び,配向性の理由が理解できるようにする。 8 芳香族化合物 ベンゼンなどの芳香族化合物の性質と,水素原子の置換反応が進行する理由および配向性の理由を理解できるようにする。 9 付加反応(1) 求電子付加反応のメカニズムが理解できるようにする。また,中間体の安定性の理由を理解し,マルコフニコフ則の意味が理解できるようにする。 10 付加反応(2) カルボニル基への求核付加反応について述べ,これによる炭素原子間の結合の生成の理由が理解できるようにする。 11 脱離反応 E1脱離とE2脱離について述べ,高校化学で学習したエタノールの分子間あるいは分子内脱水反応の相違が理解できるようにする。 12 転位反応 転位反応とその原因について,カルボカチオンの安定性の観点から理解できるようにする。またクメン法のメカニズムについても解説する。 13 医薬品(1) 医薬品の歴史について述べ,薬はなぜ効くのかを理解できるようにする。 14 医薬品(2) 化学療法について述べ,市民生活を送る上で重要な,薬の飲み方に関する注意の意味が理解できるようにする。 15 達成評価試験と解説 主に後期の範囲について,理解度を評価する。 *対面授業につき,出席することを求める。 担当教員の実務経験とそれを活かした教育内容 Work experience of the instructor
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教育用ソフトウェア Educational software
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備考 Remarks
前期に開講される化学1の内容を習得していることを前提とする。
各回の授業の最後に,内容に関する課題(小テスト)を課す。 授業中の私語,途中退室,携帯電話等の使用は認めない。20分以上遅刻した者は入室させない。これらのルールを守れない場合は,履修しないこと。 1回目の授業に必ず参加して,注意を聴くこと。 授業でのBYOD PCの利用有無 Whether or not students may use BYOD PCs in class
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授業での仮想PCの利用有無 Whether or not students may use a virtual PC in class
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