シラバス情報

科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
有機化学3
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Organic Chemistry 3
授業コード Class code
991313X
科目番号 Course number
13CHORC202

教員名
斎藤 慎一
Instructor
Shinichi Saito

開講年度学期
2025年度後期
Year
2025年度
Semester
②Second semester
曜日時限
月曜2限、金曜2限
Class hours
Monday 2nd Period, Friday 2nd Period

開講学科・専攻 Department
理学部第一部 化学科

Department of Chemistry, Faculty of Science Division Ⅰ
単位数 Course credit
4.0単位
授業の方法 Teaching method
講義

Lecture
外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
-
授業の主な実施形態 Main class format
① [対面]対面授業/ [On-site] On-site class

概要 Description
概要:本講義で対象とする化合物はカルボニル化合物およびアミンである(19−24章)。有機化学3は有機化学2と同様、“有機化合物の官能基の化学反応性”を学ぶ。
目的 Objectives
目的:それぞれの化合物の物性や反応性を、“電子の流れ”を中心として理解する。また、有機合成に必要な諸反応の中で中心的な位置を占めるカルボアニオンの反応についても学び、併せて簡単な有機化合物の合成法やその構造決定法についても理解する。
到達目標 Outcomes
到達目標:化学に携わる研究者や技術者として必要な、当該分野における知識について説明できる。
以上の目標を達成することにより、本学科のディプロマポリシーに定める「化学および関連する分野の基礎学力と幅広い専門知識を有し、その知識を実践する能力をもつこと」を実現する。
卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます(学部対象)。
履修登録の際に参照ください。
​You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments).
https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/​​​
履修上の注意 Course notes prerequisites
有機化学1Aおよび有機化学1B、もしくは、有機化学1及演習を修得済であること。有機化学2を修得済みであることが望ましい。本講義は有機化学1、有機化学2の内容を理解している学生を対象としている。
また、本講義はLETUS においてさまざまな情報、および学習ツールが利用可能である。各自十分活用してほしい。また、CLASS を利用して本講義に関する連絡を行うことがある。
アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
小テストの実施 Quiz type test/プレゼンテーション Presentation
-

準備学習・復習 Preparation and review
講義予定の範囲を予習し(2時間程度)、また講義終了後に練習問題を解き(2時間程度)、学習内容をきちんと理解すること。具体的な内容は適宜指示する。また、本科目においてはレポートの作成に際して構造式描画ソフトChemOffice を使用することがあるのでその使用方法を理解し、活用すること。
成績評価方法 Performance grading policy
到達度評価(約90%)、及び講義中で出題する問題、レポート等への解答/提出状況で評価する(約10%)。ただし、成績不振の場合、授業中に行なう小テスト(2ー3回)の結果を最大10%程度加算する。昨年度は出席率が低く、そのため成績不振者が多くなった可能性がある。そのため今年度は出席確認を行う可能性がある。詳細に関してはLETUSを参照すること。
学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している
・B:到達目標を達成している
・C:到達目標を最低限達成している
・D:到達目標を達成していない
・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S:Achieved outcomes, excellent result
・A:Achieved outcomes, good result
・B:Achieved outcomes
・C:Minimally achieved outcomes
・D:Did not achieve outcomes
・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
Y
書誌情報 Bibliographic information
マクマリー有機化学 中(第9版)
マクマリー有機化学 下(第9版)
MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
​​https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/

参考書・その他資料 Reference and other materials
教科書として有機化学2ですでに指定されているマクマリー有機化学 中(第9版)も使用する。
参考書は以下の通り。 
マクマリー有機化学問題の解き方(第9版) 英語版
ボルハルト・ショアー 現代有機化学(化学同人)
スミス 基礎有機化学(化学同人)

授業計画 Class plan
ほぼ全ての講義を対面で実施する。

1   ガイダンスと序論 講義の進め方について理解する。 構造式・化学結合・化学反応について復習する。

2   カルボニル化合物の化学:  カルボニル化合物の種類・性質・代表的反応について理解する。
  総論   

3   アルデヒドとケトン(1)  アルデヒドとケトンの命名法と物理化学的性質について理解する。

4   アルデヒドとケトン(2)  アルデヒドとケトンの製法について理解する。

5   アルデヒドとケトン(3)  アルデヒドとケトンの反応について理解する。(1)

6   アルデヒドとケトン(4)  アルデヒドとケトンの反応について理解する。(2)

7   アルデヒドとケトン(5)  アルデヒドとケトンの反応について理解する。(3)

8   カルボン酸とニトリル(1)  カルボン酸とニトリルの命名法と物理化学的性質について理解する。   
9   カルボン酸とニトリル(2)  カルボン酸とニトリルの製法について理解する。   

10  カルボン酸とニトリル(3)  カルボン酸とニトリルの反応について理解する。   

11  カルボン酸誘導体(1)   カルボン酸誘導体の一般的性質について理解する。

12  カルボン酸誘導体(2)   カルボン酸誘導体の製法について理解する。

13  カルボン酸誘導体(3)   酸塩化物の化学について理解する。

14  カルボン酸誘導体(4)   酸無水物・エステルの化学について理解する。

15  カルボン酸誘導体(5)   エステル・アミドの化学について理解する。

16  前半の総括   アルデヒド・ケトン・カルボン酸・ニトリル・カルボン酸誘
     導体についての理解度を深める。

17  α置換反応(1)   エノールとエノラートイオンについて理解する。

18  α置換反応(2)   αハロゲン化反応について理解する。

19  α置換反応(3)   エノラートイオンのアルキル化について理解する。(1)

20  α置換反応(4)   エノラートイオンのアルキル化について理解する。(2)

21  カルボニル縮合反応(1)  アルドール縮合反応について理解する。

22  カルボニル縮合反応(2)  クライゼン縮合反応について理解する。

23  カルボニル縮合反応(3)  その他のカルボニル縮合反応について理解する。(1)

24  カルボニル縮合反応(4)  その他のカルボニル縮合反応について理解する。(2)

25  アミン(1)   アミンの命名法と物理化学的性質について理解する。

26  アミン(2)   アミンの製法について理解する。

27  アミン(3)   脂肪族アミンの反応について理解する。

28  アミン(4)   アリールアミンの反応について理解する。(1)

29  アミン(5)   アリールアミンの反応について理解する。(2)

30  達成度の確認と解説 講義内容についての習得度の確認を行い、内容に関する解説を行って全体の理解を深める。


担当教員の実務経験とそれを活かした教育内容 Work experience of the instructor
国内研究機関の研究員(化学系)としての勤務経験を活かし、有機化学について講義する。
教育用ソフトウェア Educational software
Signals ChemDraw(旧ChemOffice Professional)
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備考 Remarks

授業でのBYOD PCの利用有無 Whether or not students may use BYOD PCs in class
N
授業での仮想PCの利用有無 Whether or not students may use a virtual PC in class
N