シラバス情報

科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
特別活動・進路指導 (後・金3)
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Extracurricular Activities ・ CareerGuidance (後・金3)
授業コード Class code
9910F63
科目番号 Course number
T1FTMIG202

教員名
中村 豊
Instructor
Yutaka Nakamura

開講年度学期
2025年度後期
Year
2025年度
Semester
②Second semester
曜日時限
金曜3限
Class hours
Friday, 3th period

開講学科・専攻 Department
理学部第一部(教職科目)

A course of teacher education, the Faculty of Science Division Ⅰ
単位数 Course credit
2.0単位
授業の方法 Teaching method
講義

Lecture
外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
-
授業の主な実施形態 Main class format
① [対面]対面授業/ [On-site] On-site class

概要 Description
特別活動は、教科外教育であり、3つの内容から構成されている。学級活動・ホームルーム活動は、教育課程に位置付けられており、正規の授業として年間授業時数が定められている。これと生徒会活動並びに学校行事等をとおして育まれる資質・能力について明らかにする。また、「人間関係形成」、「社会参画」、「自己実現」、「チームとしての学校」の視点から、特別活動の特質を踏まえた学習を進める。
半面、特別活動における学級活動・ホームルーム活動は、進路指導の要の時間である。また、職場訪問、職場体験、インターン実習、上級学校訪問などの学校行事は、生徒が自ら、将来の進路を選択・計画し、その後の生活によりよく適応し、能力を伸長する進路指導のねらいと重なる点が多い。それゆえ進路指導・キャリア教育の視点に立った授業改善や体験活動、評価改善の推進やガイダンスとカウンセリングの充実等、特別活動との関連を踏まえ、具体的な教育実践事例を通して学習を進める。
目的 Objectives
特別活動は、1968年に誕生してから半世紀にわたり「為すことによって学ぶ」ことと「望ましい集団活動を通して」行うことを方法原理とし、教科書のない日本独自の授業及び教育活動として発展してきた。本授業では、特別活動で育まれる資質・能力が人間形成において重要な役割を果たしていることを理解する。また、キャリア教育の要の時間として、生徒のキャリア形成に資する機能について理解すること、生徒指導における積極的な意義と関連付けられることなどを目的とする。
到達目標 Outcomes
本授業のコアカリキュラムにおける到達目標およびテーマは以下のとおりである。
(1)特別活動の意義、目標及び内容。
 1)学習指導要領における特別活動の目標及び主な内容を理解している。
  2)教育課程における特別活動の位置付けと各教科等との関連を理解している。
  3)学級活動・ホームルーム活動の特質を理解している。
  4)生徒会活動、学校行事の特質を理解している。
(2)特別活動の指導の在り方。
  1)教育課程全体で取り組む特別活動の指導の在り方を理解している。
  2)特別活動における取組の評価・改善活動の重要性を理解している。
  3)合意形成に向けた話合い活動、意思決定につながる指導及び集団活動の意義や指導の在り方を例示することができる。
  4)特別活動における家庭・地域住民や関係諸機関との連携の在り方を理解している。
(3)進路指導・キャリア教育の意義や原理。
  1)教育課程における進路指導・キャリア教育の位置付けを理解している。
  2)学校の教育活動全体を通じたキャリア教育の視点と指導の在り方を例示することができる。
  3)進路指導・キャリア教育における組織的な指導体制及び家庭や関係諸機関との連携の在り方を理解している。
(4)全ての生徒を対象とした進路指導・キャリア教育の考え方と指導の在り方。
  1)職業に関する体験活動を核とし、キャリア教育の視点を持ったカリキュラム・マネジメントの意義を理解している。
  2)主に全体指導を行うガイダンスの機能を生かした進路指導・キャリア教育の意義や留意点を理解している。
(5)生徒が抱える個別の進路指導・キャリア教育上の課題に向き合う指導の考え方と在り方。
  1)生涯を通じたキャリア形成の視点に立った自己評価の意義を理解し、ポートフォリオの活用の在り方を例示することができる。
  2)キャリア・カウンセリングの基礎的な考え方と実践方法を説明することができる。
卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます(学部対象)。
履修登録の際に参照ください。
​You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments).
https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/​​​
履修上の注意 Course notes prerequisites
・本授業は、授業時間内に録画・録音機能を使用し、補講対応を行うこともあります。
・受講希望者は初回の授業から受講すること。
・指定テキストを準備し、毎回持参すること。
・やむを得ぬ事由により遅刻、欠席をする場合は下記まで連絡をすること。

  ytknkmr7@rs.tus.ac.jp

・旧教職課程から新教職課程を履修している場合、事前に「特別活動」単位取得状況についての報告を行うとともに授業者と相談をすること。
・旧教職課程「特別活動」(1単位)を履修した場合は、出席する授業の指定があるため授業者に確認をした上で学修を進めること。
アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
課題に対する作文 Essay/グループワーク Group work/反転授業 Flipped classroom
指示のあった資料等は事前に読んでから授業に参加すること。

準備学習・復習 Preparation and review
・各回の授業を参照の上、事前学習・復習をしておくこと。
・指定テキストの章末に課題があるので取り組むこと。
成績評価方法 Performance grading policy
(1) 課題提出物(Report、小テスト、リアクションペーパー、等):90%
(2) 到達度評価:10%
上記(1)(2)を評価する。
学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している
・B:到達目標を達成している
・C:到達目標を最低限達成している
・D:到達目標を達成していない
・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S:Achieved outcomes, excellent result
・A:Achieved outcomes, good result
・B:Achieved outcomes
・C:Minimally achieved outcomes
・D:Did not achieve outcomes
・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
Y
書誌情報 Bibliographic information
原清治 監修・編著、中村豊 編著
新しい教職教育講座 教職教育編 9 特別活動
出版年月日 2018年03月31日
ISBN 9784623081929
MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
​​https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/

参考書・その他資料 Reference and other materials
・文部科学省「中学校学習指導要領解説 特別活動編」(平成29年3月)
・国立教育政策研究所生徒指導・進路指導研究センター「『キャリア教育』資料集
−文部科学省・国立教育政策研究所−研究・報告書・手引編平成24年度版」、平成25年5月

授業計画 Class plan
すべての履修学生に対して、半数以上の授業回を対面で受講することを求める。

毎回の授業資料は、授業前日までにはLETUSにファイルでアップロードされるので、予習をしてから授業に臨むこと。また、授業後には、課題が出されるので期日までにLETUSに作成される課題提出BOXに提出すること。

第1回:授業ガイダンス、特別活動とは
第2回:特別活動の理論、教育的意義
第3回:特別活動の内容と指導計画
第4回:特別活動の評価と方法
第5回:学級活動の実際
第6回:自主的、実践的な活動(生徒会活動)
第7回:特別活動と生徒指導
第8回:特別活動と学習指導案
第9回:特別活動、道徳教育、総合的な学習の時間
第10回:キャリア教育
第11回:キャリアカウンセリング
第12回:職業指導の基礎理論
第13回:特別活動とインクルーシブ教育
第14回:ガイダンス機能と社会情動的スキル
第15回:授業内到達度評価

担当教員の実務経験とそれを活かした教育内容 Work experience of the instructor
教員(公立小学校・中学校)経験を活かし、理論と実践に関する講義を行う。
教育用ソフトウェア Educational software
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備考 Remarks
本科目は。教職に関する基本的な学習項目を扱っているため必修となっています。

授業でのBYOD PCの利用有無 Whether or not students may use BYOD PCs in class
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授業での仮想PCの利用有無 Whether or not students may use a virtual PC in class
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