![]() 教員名 : 小林 真美
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科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
日本語表現法 【日本語表現法1】(火・7)
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Japanese Expressions 【日本語表現法1】(火・7)
授業コード Class code
99K2301
科目番号 Course number
L1CAECMn01
教員名
小林 真美
Instructor
Masami Kobayashi
開講年度学期
2024年度前期
Year/Semester
2024 First Semester
曜日時限
火曜7限
Class hours
Tuesday 7th Period
開講学科・専攻 Department
理学部第二部(一般教養科目)
A course of liberal arts, the Faculty of Science Division Ⅱ 単位数 Course credit
2.0単位
授業の方法 Teaching method
講義
Lecture 外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
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授業の主な実施形態 Main class format
① [対面]対面授業/ [On-site] On-site class
概要 Description
「ことば」は単なる記号であり、文章はその羅列にしかすぎない。「ことば」に生命を与え、広大な表現世界を現出させるものは、表現者自身による「ことば」の選択と配列とに外ならない。「ことば」の的確な選択、統一性のある配列を実現させるためには、それ相応の知識と技術とが要求される。「書く」という行為は「話す」こととは本質的に異なるものであり、そこには独自の約束事が存在する。
「日本語表現」関連科目では、その基礎及び応用を身に付けつつ、正確で、他者にもわかりやすい日本語表現技術の修得を行う。 目的 Objectives
「基礎編」にあたる「日本語表現法(日本語表現法1)」では、日本語学習のうち、リテラシーの普及に重点を置く。
大学では、レポート・論文、或いは履歴書・エントリーシート等、文章を書く機会を多く有する。漢字・慣用句・曖昧な表現等といった「文字」「一文」レベルにおける基礎的技術の修得を通して、就職・進学いずれの進路においても不可欠である日本語表現能力を培いつつ、コミュニケーション能力のさらなる向上をも図ることを狙いとする。 なお、本科目は、本学教養教育の編成方針に定める「自然・人間・社会を幅広く俯瞰できる能力」「論理的・批判的思考力」「コミュニケーション能力」「国際性」を涵養するための科目である。 到達目標 Outcomes
1.日本語に関するリテラシーを身につけ、語彙力をさらに高めることで、わかりやすい文章表現を選択できるようになる。
2.他言語を母語とする人々の「日本語」観に触れることで、日本語を「一言語」として観られるようになる。 3.他者による話し方や文章表現に関心を持つことができる。 4.日常的に、関心を持った言葉や物事について、自ら調べ、考える習慣を身につけられるようになる。 5.日本語表現能力の習熟によって、日常生活における、コミュニケーション能力の大切さを理解し、それを発揮することができる。 卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます(学部対象)。
履修登録の際に参照ください。 You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments). https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/ 履修上の注意 Course notes prerequisites
授業の主な実施形態は、「対面授業」である。
履修者は、出欠及び提出物管理を厳密に行うことが望ましい。 許可した場合を除き、対面授業実施時におけるパソコン等の使用、及び、スマートフォン等の電子機器による撮影は、禁止する。 アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
課題に対する作文 Essay/小テストの実施 Quiz type test
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準備学習・復習 Preparation and review
授業時に出された課題に基づき、次回の授業に関する準備学習を進めるとともに、解答の誤った箇所や知り得た日本語常識に関する復習も行うこと(各回2時間程度)。
また、授業時に、「日本語検定」や「漢字検定」等、日本語に関する検定試験を紹介するので、興味を持った学生は、積極的に受験すること。 なお、日常的に、新聞・書籍等の活字を読むことや、テレビ・ラジオ等に登場する人びとの話し方に耳を傾けることによって、授業内容をより深く理解できると考える。それらを用いて、大学生らしい日本語表現能力を身につけて欲しい。 成績評価方法 Performance grading policy
到達度評価では、講義内容に基づく試験(筆記、披見不可:60%)を中心として、「毎回の受講姿勢(必要に応じて減点等を行う)・小テスト(原則、実施した授業時もしくは次回の授業時に解答・解説)」等を平常点(40%)として加味し、総合的に評価する。
なお、第2回目の授業より、第15回目の授業までの間に、欠席が5回以上の者や、授業態度に問題のある者(代返等の関与者も含む)については、試験を受けても、採点の対象とせず、不可とする。 学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している ・B:到達目標を達成している ・C:到達目標を最低限達成している ・D:到達目標を達成していない ・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している ・S:Achieved outcomes, excellent result ・A:Achieved outcomes, good result ・B:Achieved outcomes ・C:Minimally achieved outcomes ・D:Did not achieve outcomes ・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation 教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
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書誌情報 Bibliographic information
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MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/ It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store). https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/ 参考書・その他資料 Reference and other materials
・『新しい国語表記ハンドブック』【第九版】、三省堂編修所編(三省堂、2021)
その他の書籍に関しても、随時、指示する。 授業計画 Class plan
《項目及び内容》
1. 講義計画の説明 [内容:講義計画の概要を示すとともに、導入として、日本語表現の現状、問題点等について触れる。また、正しい表現を理解するため、誤りやすい言葉遣い・表記等に関する簡単な確認問題を課す。] 2.漢字(1) [内容:漢字に関する歴史(造字法等)、部首・訓み方(音読み・訓読み)、日本における漢字使用の歴史を理解する。] 3.漢字(2) [内容:訓み方の上で誤りやすい当て字、同字異訓語、日本における漢字使用の現状を理解する。] 4.漢字(3) [漢字表記の上で誤りやすい同音異義語、同訓異字語、対義語、難読語等について学ぶ。また、理系分野で用いられる漢語表現を身に付ける。] 5.仮名・仮名遣い [内容:かな(平仮名・片仮名)の成立と仮名遣いの歴史、四つ仮名(ジ・ヂ・ズ・ヅ)に関する使い分け、送り仮名の付け方、長音の表記法等を理解する。] 6.ローマ字・記号 [内容:ローマ字の歴史とその表記方式、及び記号の使い方に関して理解を深める。] 7.用語・コロケーション(1) [内容:慣用句・故事成語・諺・格言の意味や使い方等について練習問題を用いて考える。] 8.用語・コロケーション(2) [内容:前回に続き、慣用的な言い回し等を学びつつ、さらには、現代用語・ビジネス用語・略語に関する理解をも深める。] 9.敬語(1) [内容:待遇表現及び敬語の種類(三分類・五分類)について説明しつつ、特に尊敬語に関して、どのような言葉があるのかを確認する。] 10.敬語(2) [内容:謙譲語・丁寧語に関する確認を行う。また、不適切な敬語を用いた文例について、正しい敬語表現に直せるように訓練するとともに、敬語の学習に関する小テストを実施する。] 11.適切な語の選び方(1) [内容:正確に文意を示すにあたって、最適な語の選び方を身につける。] 12.適切な語の選び方(2) [内容:平仮名を用いて表記すべき語や、必要な文語表現、さらには不適切な差別用語等を学び、レポート・論文を書く上での、ふさわしい言葉遣いを身につける。] 13.正しい文章・適切な表現(1) [内容:読点の位置や主語・述語の関係、副詞の呼応等について正しく理解し、一文を正しく書く上での、文の基本構造について考える。] 14.正しい文章・適切な表現(2)・学習内容の総括 [内容:一文を書く上での視点の定め方、及び文章を関係づける接続語と指示語の用い方について学習し、理系分野特有の日本語表現を知る。 また、これまでの学習内容を総括するとともに、二義的に捉えられる文章等、悪文治療の実践を行い、講義についての理解を深める。] 15.到達度評価及び解説 [内容:講義に基づく到達度評価(筆記)を行い、授業に対する理解度を確かめつつ、不足点を補う。] 授業担当者の実務経験 Work experience of the instructor of the class
高等学校教員(国語)、予備校・塾講師(国語)、家庭教師(国語)、書籍執筆・編集協力に関する勤務経験を活かし、日本語・日本文学を中心とする講義を行う。
教育用ソフトウェア Educational software
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備考 Remarks
授業計画はあくまでも目安であり、諸事情により変更・圧縮がなされることもある。
授業でのBYOD PCの利用有無 Whether or not students may use BYOD PCs in class
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授業での仮想PCの利用有無 Whether or not students may use a virtual PC in class
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