シラバス情報

科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
微分積分学2 (旧:微分積分学2)
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Calculus 2 (旧:微分積分学2)
授業コード Class code
9983B73
科目番号 Course number
81MACAL102

教員名
板場 綾子
Instructor
ITABA Ayako

開講年度学期
2024年度後期
Year/Semester
2024/the second semester
曜日時限
金曜1限
Class hours
1st period on Friday

開講学科・専攻 Department
先進工学部 生命システム工学科

Department of Biological Science and Technology, Faculty of Advanced Engineering
単位数 Course credit
2.0単位
授業の方法 Teaching method
講義

Lecture
外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
-
授業の主な実施形態 Main class format
① [対面]対面授業/ [On-site] On-site class

概要 Description
主に2変数の微分積分学の理論の基礎を学ぶ。偏微分と2重積分の理論を理解し、その計算手法を修得する。
目的 Objectives
2変数の微分積分学の理論の基礎を理解し、その基本的な計算法を体得すると共に、数学的なものの見方、考え方を修得する。これは、本学部のディプロマポリシーに定める「2.工学の基礎となる幅広い知識とともに専門分野の問題発見・解決能力を修得している。」を実現するための科目である。
到達目標 Outcomes
2変数の微分積分学の理論と計算法を理解し、実際に偏微分と2重積分の基本的な計算ができるようになる。
卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます(学部対象)。
履修登録の際に参照ください。
​You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments).
https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/​​​
履修上の注意 Course notes prerequisites
微分積分学1を履修し、その内容をよく理解していること。
前回までの講義内容をよく復習してから次回の講義に臨むこと。
なお,線形代数学で扱う2次と3次の行列式は既知として扱う。
アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
小テストの実施 Quiz type test
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準備学習・復習 Preparation and review
[準備学習] シラバスと教科書の対応箇所に⽬を通しておくこと。
[復習] 授業ノートと教科書の対応箇所を復習すること。その際に、教科書の演習問題を解くとよい(略解が教科書にでている)。
成績評価方法 Performance grading policy
第8講目に出題する中間の1回のレポート(40点)、第15講目の到達度評価の点数(60点)および出席状況を用いて総合成績評価を行う。
※詳細は第1講ガイダンスの際に紹介する。

学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している
・B:到達目標を達成している
・C:到達目標を最低限達成している
・D:到達目標を達成していない
・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S:Achieved outcomes, excellent result
・A:Achieved outcomes, good result
・B:Achieved outcomes
・C:Minimally achieved outcomes
・D:Did not achieve outcomes
・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
Y
書誌情報 Bibliographic information
「新基礎コース 微分積分」
坂田定久・中村拓司・萬代武史・山原英男 共著、学術図書出版、2014年出版
ISBNコード 978-4-7806-0403-0
MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
​​https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/

参考書・その他資料 Reference and other materials
毎授業ごとに資料プリント等をLETUSを通じて配布予定である。
必要な時に適宜紹介する。

授業計画 Class plan
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第1講:導入:ガイダンス
・授業形態、成績評価方法、講義予定などを確認する。
・2変数関数の微分積分学ではどのようなことを扱うのかを紹介する。
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第2講:2変数関数
・2変数関数の定義、2変数関数の極限の概念、2変数の連続関数の概念、及びその諸性質を理解する。
第3講:偏導関数、偏微分
・2変数関数の偏微分係数、偏導関数の概念を理解し、その計算ができるようになる。
・2変数関数の第2次偏導関数と高次偏導関数の概念を理解し、それを求める計算ができるようになる。
第4講:2変数関数の合成関数の微分法
・2変数関数の合成関数の(偏)導関数の計算方法を理解し、その計算ができるようになる。
第5講:2変数関数のTaylor展開
・2変数関数のテイラーの定理、マクローリンの定理を理解する。
・2変数関数のn次までのテイラー展開、n次までのマクローリン展開を求めることができるようになる。
第6講:接平面と全微分
・接平面、法線ベクトル、全微分の概念を理解し、それを求める計算ができるようになる。
第7講:陰関数の微分法、2変数関数の極大、極小
・2変数陰関数の微分法の概念を理解し、それを求める計算ができるようになる。
・2変数関数の極大、極小の概念を理解し、それを求める計算ができるようになる。
第8講:条件付き極値問題、ラグランジュの未定係数法
・条件付き極値問題、ラグランジュの未定係数法の概念を理解し、それを求める計算ができるようになる。
(※第2講から第8講までの内容で中間レポート出題予定)
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第9講:2重積分の定義、2重の累次積分 (1)
・2重積分の定義を学び、その基本の考え方、基本性質をよく把握する。特に、連続な2変数関数は積分可能であることを確認する。
・2重の累次積分の計算方法を学び、その計算ができるようになる。
第10講:2重の累次積分 (2)
・もう1つの積分順序の2重累次積分の計算を学び、2重の累次積分の積分順序の交換ができるようになる。
・具体的な2変数関数の2重の累次積分、積分順序の2重累次積分に関して、その計算を確実にできるようになる。
第11講:2変数関数の変数変換とそのヤコビアン (1)
・座標変換とそのヤコビアン、2変数関数の変数変換とそのヤコビアンの概念を理解し、そのヤコビアンおよび2重積分の計算できるようになる。
第12講:2変数関数の変数変換とそのヤコビアン (2)、広義積分
・特に,前回の続きとして極座標変換ととそのヤコビアンの概念を理解し、そのヤコビアンおよび2重積分の計算できるようになる。
・2重積分の広義積分の定義を学び、その計算ができるようになる。
第13講:体積と曲面積
・2重積分の応用として、立体の体積や曲面積の求め方を学び、その計算ができるようになる。
第14講:3重積分
・3重積分の概念を学び、その計算ができるようになる。
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第15講:総括とまとめ
この講義を総括し、まとめを行う。
(※第15講に理解度を確認するため到達度評価を行う。)

授業担当者の実務経験 Work experience of the instructor of the class
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教育用ソフトウェア Educational software
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備考 Remarks
状況に応じてシラバス内容に変更の可能性があり、その際にはLETUSを通じて告知する。

授業でのBYOD PCの利用有無 Whether or not students may use BYOD PCs in class
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授業での仮想PCの利用有無 Whether or not students may use a virtual PC in class
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