シラバス情報

科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
細胞生物学2 (2018〜2022年度入学生:細胞生物学1)
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Cell Biology 2 (2018〜2022年度入学生:細胞生物学1)
授業コード Class code
9983309
科目番号 Course number
83BICEB201

教員名
十島 二朗
Instructor
Jiro Toshima

開講年度学期
2024年度前期
Year/Semester
2024/1st Semester
曜日時限
木曜2限
Class hours
Thursday, 2nd Period

開講学科・専攻 Department
先進工学部 生命システム工学科

Department of Biological Science and Technology, Faculty of Advanced Engineering
単位数 Course credit
2.0単位
授業の方法 Teaching method
講義

Lecture
外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
-
授業の主な実施形態 Main class format
① [対面]対面授業/ [On-site] On-site class

概要 Description
生命の基本単位である細胞について統合的に理解することは分子生物学の研究には必須である。本講義では、まず細胞が共有する特徴について理解し、その上でDNA、染色体、ゲノムの基本構造とその複製のしくみを学ぶ。次に、DNAからRNAへのゲノム情報の読み取り、そしてRNAからタンパク質への翻訳のしくみについて理解する。また、多細胞生物における遺伝子発現の違いとその調節機構、細胞膜の基本構造を学び、その特徴とはたらきについて理解する。さらに、輸送体(トランスポーター)、イオンチャネルなどの膜端タンパク質のはたらき、細胞内小器官(オルガネラ)の構造とはたらきについて学び、オルガネラ間の膜小胞を介したタンパク質輸送のしくみについて理解する。
目的 Objectives
細胞生物学分野についての基礎知識について学ぶとともに、国内外での最先端の研究を学び、幅広い知識を身につける。本講義により、3年次に行う学生実習、4年次の卒業研究で行う生命科学研究の基礎知識を身につける。本学科のディプロマポリシーに定める「多面的かつ新しい視野を持って科学技術の発展に貢献できる」能力を養う。
到達目標 Outcomes
細胞生物学の概要について理解する。また、基本的な遺伝のしくみについて、DNAの構造・複製方法、DNAからRNA、そしてタンパク質への発現調節のしくみについて理解する。 また、細胞の基本構造(細胞膜、核、小胞体、ミトコンドリア、ゴルジ体)、輸送体・イオンチャネルのはたらき、タンパク質の細胞内区画への輸送機構、膜小胞を介したタンパク質の輸送機構について、それらの基本的なはたらき、細胞活動における役割について理解する。
卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます(学部対象)。
履修登録の際に参照ください。
​You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments).
https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/​​​
履修上の注意 Course notes prerequisites
教科書を基に授業を進めるので、教科書を持参すること
アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
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準備学習・復習 Preparation and review
あらかじめ教科書に目を通しておくとが望ましい
成績評価方法 Performance grading policy
授業の理解度と試験等により総合的に評価
学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している
・B:到達目標を達成している
・C:到達目標を最低限達成している
・D:到達目標を達成していない
・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S:Achieved outcomes, excellent result
・A:Achieved outcomes, good result
・B:Achieved outcomes
・C:Minimally achieved outcomes
・D:Did not achieve outcomes
・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
Y
書誌情報 Bibliographic information
-細胞の分子生物学 第6版 (ALBERTS, JOHNSON他)
MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
​​https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/

参考書・その他資料 Reference and other materials
生命科学入門(池北雅彦ほか)

授業計画 Class plan
第1回:細胞生物学概論     すべての生物に共通する特徴を理解する

第2回:DNAの構造      DNA、クロマチンの構造 DNAとクロマチンの構造を理解する

第3回:DNAの複製      DNA複製機構について理解する

第4回:DNAの修復       DNA修復機構について理解する

第5回:ゲノム情報の読み取り  DNAからRNAの合成について理解する

第6回:タンパク質の合成     RNAからタンパク質の合成について理解する

第7回:タンパク質の分解    タンパク質の分解について理解する

第8回:遺伝子発現の調節     遺伝子スイッチの働くしくみについて理解する

第9回:細胞膜の構造       脂質二重層と膜タンパク質の構造について理解する

第10回:小分子の膜輸送I     輸送体と能動輸送について理解する

第11回:小分子の膜輸送II     イオンチャネルと膜の電気的性質について理解する

第12回:細胞内区画とタンパク質選別  細胞内区画と小胞体へのタンパク質の選別について理解する

第13回:細胞内における小胞の移動I   小胞輸送の基本的な分子機構について理解する

第14回:細胞内における小胞の移動II    細胞内区画間の小胞輸送経路について理解する

第15回:達成度評価    これまでの理解度を試験等により評価する

授業担当者の実務経験 Work experience of the instructor of the class
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教育用ソフトウェア Educational software
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備考 Remarks
所定の単位を修得した学生に対して修了を認定し、学士の学位を授与する

授業でのBYOD PCの利用有無 Whether or not students may use BYOD PCs in class
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授業での仮想PCの利用有無 Whether or not students may use a virtual PC in class
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