分子生物学

Molecular Biology

9983302

83BIMOB201

白石　充典

Mitsunori Shiroishi

2024年度前期

1st Semester, 2024

水曜4限

Wednesday, 4th Period

先進工学部　生命システム工学科

Department of Biological Science and Technology, Faculty of Advanced Engineering

2.0単位

講義

Lecture

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① [対面]対面授業/ [On-site] On-site class

DNAやRNAおよび関連するタンパク質の構造や機能を中心に、分子生物学の基礎を学ぶ

「自然・人間・社会とこれらの調和的発展のための科学と技術の創造」という教育理念と、「豊かな人間性・創造力と国際性を兼ね備え、多面的かつ新しい視点を持って科学技術の発展に貢献できる人材の育成」という教育目標に沿って、DNAやタンパク質などの生体高分子が織りなす生命現象を分子レベルで理解し､それらがどのように制御されているかを学習する｡

遺伝物質であるDNA、RNAやタンパク質の構造、機能を理解し、その意義を説明出来る。ヌクレオソーム、クロマチン構造、DNAの複製、修復、相同組換えについて分子レベルで理解し、説明できることを目標とする。

リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます（学部対象）。
履修登録の際に参照ください。
​You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments).
https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/​​​

教科書に沿って授業を進めるので、毎回忘れずに教科書を用意し，予習をして臨むこと。

小テストの実施　Quiz type test

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各回の授業前に１時間程度、指定した教科書の該当するChapterを読んでおくこと。詳細は「授業計画」を参照のこと（変更がある場合は授業中に指示する）。本授業は記述的な科目で分量も多いため、授業後に３時間程度講義内容を復習すること。また復習のための練習問題を配布することがあるので活用すること。

中間試験、期末試験、小テスト，授業態度を総合して評価する。

・S：到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A：到達目標を十分に達成している
・B：到達目標を達成している
・C：到達目標を最低限達成している
・D：到達目標を達成していない
・-：学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S：Achieved outcomes, excellent result
・A：Achieved outcomes, good result
・B：Achieved outcomes
・C：Minimally achieved outcomes
・D：Did not achieve outcomes
・-：Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

Y

ワトソン　遺伝子の分子生物学 （第７版），James D. Watson他著，中村桂子監訳，東京電機大学出版局，2017年1月出版，ISBN 9784501630300

教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
​https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
​​https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/

講義で使用するスライドのハンドアウトをLETUSに掲載する。

第2回，第3回の講義の理解を深めたい人には以下の読み物を勧める。
鈴木 理　　「分子生物学の誕生（上）」（学研メディカル秀潤社）

授業に関する最新の情報はLETUSに掲示しますので，LETUSをこまめに確認してください。


【授業内容】
1，イントロダクション
分子生物学とはどのような学問分野かについて理解する。

2，遺伝情報を伝える核酸（Chapter 1, Chapter 2※） 　　
当時の生命科学に衝撃を与えたDNA二重らせんの発見までの歴史的な研究成果について理解する。

3，遺伝情報を伝える核酸（Chapter 2※）
DNA二重らせんの発見後の歴史的な研究成果､遺伝暗号､セントラルドグマについて理解する。

4，強弱の化学的相互作用の重要性（Chapter 3※）　
化学結合､自由エネルギーを理解する。弱い化学結合である水素結合やファンデルワールス相互作用を理解する。生合成反応における高エネルギー結合の役割を理解する。

5，DNAの構造　（Chapter 4※）　
DNAの構造とトポロジーを理解する
　 　　
6，RNAの構造1 （Chapter 5※） 　　
RNAの種類と構造について理解する

7，タンパク質　（Chapter 6※）
DNAやRNAと相互作用し、遺伝学分野で重要なタンパク質について理解する。

8，講義内容（前半部分）のまとめと確認 （中間試験） 　　

9，ゲノム構造、クロマチン、ヌクレオソーム1（Chapter 8※）　
染色体の複製と分離を理解する

10，ゲノム構造、クロマチン、ヌクレオソーム２（Chapter 8※）
ヌクレオソーム構造とクロマチンの高次構造、クロマチン構造の調節を理解する

11，DNAの複製１（Chapter 9※） 　　
DNA合成の化学反応、DNAポリメラーゼの反応機構を理解する

12，DNAの複製２（Chapter 9※） 　　
DNA複製フォーク、複製フォークでのDNA合成を理解する。DNA複製の開始と終了について理解する。

13，DNAの変異性と修復（Chapter 10※）
DNA損傷の修復機構について理解する

14，相同組換え（Chapter 11※）
相同組換えの分子機構を理解する

15，講義内容（後半部分）の復習　
※この日の講義はありません。

16， 講義内容（後半部分）のまとめと確認（期末試験）

※ワトソン　「遺伝子の分子生物学(第７版)」中のChapterを指す。

海外研究機関、国内研究機関での研究員の経験を活かして分子生物学に関する講義を行う。

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所定の期間在学し、「自然・人間・社会とこれらの調和的発展のための科学と技術の創造」という教育理念と、「豊かな人間性・創造力と国際性を兼ね備え、多面的かつ新しい視点を持って科学技術の発展に貢献できる人材の育成」という教育目標に沿って編成された授業科目を履修して、所定の単位を修得した学生に対して修了を認定し、学士(工学)の学位を授与する。

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