電磁気工学

Electromagnetism

9981875

81ELELE202

生野　孝

Takashi Ikuno

2024年度後期

2024 Second Semester

月曜1限

Monday 1st Period

先進工学部　電子システム工学科

Department of Applied Electronics, Faculty of Advanced Engineering

2.0単位

講義

Lecture

-

① [対面]対面授業/ [On-site] On-site class

電流と静磁場，電磁誘導，および電磁場とそれを記述するマクスウェルの方程式を理解する．社会に出て役に立つ．

本学科のカリキュラム・ポリシーに定める『「専門基礎科目」「専門科目」で工学の全般に関する幅広い分野の専門知識を身に付け，論理思考力・数量的スキル・情報処理能力を高めて，エレクトロニクスを中核とした深い専門知識を身に付ける』ための科目である．

(1)電磁気工学基礎で学んだ静電場に引き続き，電流と静磁場の物理的関係を理解する．
(2)時間的に変化する場における電磁誘導を理解する．
(3)電磁場に発展させて，電子工学の基礎となるマクスウェルの方程式を理解する．

リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます（学部対象）。
履修登録の際に参照ください。
​You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments).
https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/​​​

【準備学習】
各回の授業前に1時間程度，指定した授業内容に関する部分を読む．
【復習】
各回に提示する課題を解き，理解の定着を図る．

ディベート・ディスカッション　Debate/Discussion／反転授業　Flipped classroom

適宜演習を行う．

・ノートをしっかりと取ること．後で書き込みができるように，余裕をもって記述すること.
・板書を書き写すと共に，口頭で説明した内容も聞き取りメモすること．
・電磁気工学は積み重ねの学問であるため，講義で分からなかったことは，必ずその週のうちに教員に質問するなどして理解するようにし，次回の講義まで持ち越さないこと．

・試験 ： 約70％　
　中間試験，期末試験
・平常点 ： 約30％　
　電子掲示板でのディスカッション
　※特別な理由がない限り，すべて出席していることを前提とする．

・S：到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A：到達目標を十分に達成している
・B：到達目標を達成している
・C：到達目標を最低限達成している
・D：到達目標を達成していない
・-：学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S：Achieved outcomes, excellent result
・A：Achieved outcomes, good result
・B：Achieved outcomes
・C：Minimally achieved outcomes
・D：Did not achieve outcomes
・-：Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

Y

佐川弘幸，本間道雄 「電磁気学」丸善出版

教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
​https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
​​https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/

補助プリント

01　序論
本科目の概要，内容，評価方法などについて説明する．
スカラー場，ベクトル場，数学の復習を行う．
　
02　静磁場１
　　磁荷と静磁場，クーロンの法則，磁気双極子，磁性体と磁気分極について理解する．
　
03　静磁場２ 　　
磁性体のガウスの法則，磁束密度，磁気エネルギー，境界条件について理解する．

04　静磁場３　
電流に働く磁気力，電流ループと磁気モーメントについて理解する．
　
05　静磁場４
電流の作る磁場，ビオ・サバールの法則について理解する．

06　静磁場５
　　　アンペールの法則について理解する．
　
07　静磁場６
磁化電流，磁性体がある場合のアンペールの法則について理解する．

08　目標の達成度を評価する試験と解説（中間）．
前半の内容についての理解度・応用力を確認する．

09　時間的に変化する場１
電磁誘導，ローレンツ磁気力について理解する．

10　時間的に変化する場２
誘導電場，ファラデーの誘導法則，相互誘導と自己誘導について理解する．
　
11　時間的に変化する場３
電流エネルギーと磁場エネルギーについて理解する．

12　電磁場１
誘導磁場，拡張されたアンペールの法則，マクスウエルの方程式について理解する．
　
13　電磁場２
電磁波の運動，波動方程式の解（平面波）について理解する．
　
14　電磁場３
電磁波のエネルギー，境界条件，マイクロ波伝送線路の基礎について理解する．
　
15　目標の達成度を評価する試験と解説（期末）．
後半の内容についての理解度・応用力を確認する．

海外研究機関（材料物性関連）や国内自動車系企業での研究員としての実務経験を活かし講義する。

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Geogebra

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