人間情報工学

Human Information Engineering

9981615

81ICINP402

柴　建次

Kenji Shiba

2024年度前期

Semester

月曜4限

Monday, 4th Period

先進工学部　電子システム工学科

Department of Applied Electronics, Faculty of Advanced Engineering

2.0単位

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① [対面]対面授業/ [On-site] On-site class

概要
医療機器や福祉機器を設計するためには，まず，人間の構造や電気的・機械的特性を知ることが必要となる．次に，人間から情報を取得し，その情報を適切に処理する方法や，人間に何らかの形で戻す方法について学ぶ必要がある．本講義では，前半に，人間の構造について講義し，後半では，従来までに知られている測定・処理方法とその応用技術,さらには最新の応用技術（例：人工心臓，カプセル内視鏡, AED, 神経刺激装置など）についても講義する．
また，本講義では，修士課程で医用生体工学，ヒューマンセンシングを学びたい場合に，基礎となる内容を説明する．

就職に対して：
近年は，自動車や家電機器の開発においても，人体から情報をセンシングする技術が必要になっており，就職し最先端の研究開発部門に進む場合に，必要となるであろう知識や考え方を説明する．

本学科のディプロマポリシーに定める，

「基礎学力を基盤とした発展性を有する専門知識」
に該当する科目である。

また、工学の全般に関する幅広い分野の専門知識を身に付け、論理思考力・数量的スキル・情報処理能力を高めて、エレクトロニクスを中核とした深い専門知識を身につけることも目的のひとつとする。　

・人間の構造を知ることでき，従来までに開発されてきたセンサなどの知識を身につけることができる．
・現在までに開発されてきた電子電気・磁気を使った医療技術がわかるようになる．
・電気電子工学的な基礎理論を改めて身につけることができる．
・世界の医療機器研究の現状の知識を身につけることができる．．

リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます（学部対象）。
履修登録の際に参照ください。
​You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments).
https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/​​​

本分野は，大変分野が広いため，授業中に触れられないことも多い．本講義は，広く浅く講義する．授業外の内容は，参考書を用いて調べるとよい．さらに，深く学びたい学生は，大学院に進み大学院の授業を受けること．

課題に対する作文　Essay／-

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準備学習
・教科書等に目を通し，概略を知っておく．

復習
・授業で習った内容について，他の参考書などを使ってしらべ，他の種類や海外の製品なども調査する．

授業中の課題・レポート，授業中の質問など（5〜10%程度）
達成度評価試験(85〜90%程度)
授業ノートの提出（5%）
(ノート持ち込み可であるが，授業の内容をきちんと聞いていないひとには難しい．ノートは紙のノートに書くこと．タブレットに書いたものは印刷しても持ち込めません．）

・S：到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A：到達目標を十分に達成している
・B：到達目標を達成している
・C：到達目標を最低限達成している
・D：到達目標を達成していない
・-：学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S：Achieved outcomes, excellent result
・A：Achieved outcomes, good result
・B：Achieved outcomes
・C：Minimally achieved outcomes
・D：Did not achieve outcomes
・-：Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

Y

一部で下記を使います．（強制ではありませんが，勉強になる本です）
最新　臨床工学講座　医用治療機器学　医歯薬出版（株）

教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
​https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
​​https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/

”MEの基礎知識と安全管理 改訂第5版　南江堂” が授業中では時間の関係で説明できなかったより深い知識を身につけることができる．医用工学，医療に興味がある人は，辞書的に使うことができ大変参考になります．

１．本講義の概要

２．センサ・トランデューサ（生体電気・磁気信号）

３．センサ・トランデューサ２（運動計測）

４．生理機能計測１（温度計測）

５．生理機能計測２（心電計測）

６．生理機能計測３（脳波計測）

７．生理機能計測４（血圧，脈圧計測，プレチスモグラフ）

８．生理機能計測５（超音波を使った生体計測）

９．手術治療機器１（光，レーザー）

１０．手術治療機器（AED，ペースメーカ，除細動器）

１１．手術治療機器（電磁エネルギーと生体，ハイパーサーミア，ラジオ波焼灼，ナノナイフ等）

１２．画像診断機器（放射線治療，MRI，PET）

１３．人工臓器（人工心臓，再生臓器，人工網膜など）

１４．人間情報工学と医療の現状

１５．到達度評価と解説により理解を深める。

2019〜2022 AMED　医療機器等に関する開発ガイドライン（手引き）策定の委員

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